ゴルフスイング
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“ルーティン”を取り入れるとゴルフが変わる!4つの効果的なポイントとは?
ラウンド中、スイングの前にルーティンを行うことには、大きなメリットがあります。
ゴルフに限らず、ルーティンを日常の生活に取り入れることで、潤いをもたらしてくれることも。
一体、ルーティンとはどんなもののことでしょう?
今回は、ルーティン自体の効果や、ゴルフにルーティンを取り入れる効果、おすすめのルーティンや注意点までをご紹介します。
自分に合ったルーティンを見つけ、取り入れていきましょう!
目次
ルーティンとは
ルーティンとは、決まり切った手続きや手順、お決まりの所作・動作、日課のことです。
ほかにも、ルーティーンやルーチンと表記されることもありますが、すべて同じ意味で用いられます。
たとえば、朝仕事に取り掛かる前にストレッチをする、コーヒーを飲むなど、一定の行動を取るという人もいることでしょう。
本人は無意識に行っていることかもしれませんが、これらもルーティンの一環で、その後の仕事に集中する精神環境を作り上げている行動となります。
いつもと違う出来事がありルーティンが行えないと、なぜかいつもよりも集中できなかったり、簡単なミスをしてしまったりなど、リズムが崩れてしまうという人もいるのです。
ルーティンの効果
多くの人は、何かをし続けることが苦手です。たとえば仕事や勉強などに関しても、「3時間通しで取り組む」よりも、「50分して10分休む」を3回繰り返したほうが、集中を保つことができ、効率が良くなります。
脳は「決まった行動」を好みます。そのため、すでに日常に溶け込んでいるルーティンをすることに対してストレスを感じません。よって、リラックス状態で、それを行うことが可能となるのです。
ルーティンを行うことは、リラックス状態を作り出し、それにより集中力を回復させ、さらに高めた集中力で目の前のことに取り組めるという好循環を作り出してくれます。
成功者はルーティンを大切にしている
アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏や、ゴルフウェアでもお馴染み、ユニクロの創業者柳井正氏、ソフトバンクグループ株式会社代表取締役社長の孫正義氏など、知らない人はいないというほどの成功者も、実は1日のルーティンを大切に過ごしています。
早起きであったり、夜に読書の時間を取る、運動や瞑想など、時間帯やすること自体は人それぞれ。
けれど、彼らはそのルーティンを継続しているからこそ、頭をクリアに保ち、日々の仕事をこなし、成功者と言われるまでになりました。
ルーティンという動きに対して、“何かをしなければならない”と、構える必要はありません。
むしろ、頭で考えない、自然な動きこそがリラックスにつながります。
ゴルフにルーティンを取り入れることで得られるもの
実は、ルーティンをゴルフに取り入れることで、いままでの自分のゴルフが変わり、目標の達成につながっていくかもしれません。
ショットの前にするルーティンのことを、「プレショットルーティン」と呼びます。
このプレショットルーティン、どんな効果があるか? 主なものを2つ見ていきましょう。
スイングへの効果
ゴルフにおけるルーティンの主な効果の1つ目は、スイングに対しての効果です。
後ほどご紹介しますが、おすすめのルーティンは、目標をしっかりと定め、グリップの握りを丁寧に行うもの。
こうすることで、ボールをより正確に、目標方向へ運ぶことができるという効果があります。
心理的な効果
ルーティンの主な効果の2つ目は、心理的な効果です。
本番のスイングで大切なことは、「再現性を高める」という点。
ラウンドをしていてわかることですが、ゴルフは、一度として、同じライから同じ番手で同じ距離を打つことがないと言えるほど、それぞれのショットの状況が違います。
ここで言う再現性とは、トップの位置やフィニッシュなどスイングの形ではなく、スイングのリズムやタイミングです。
けれど、リズムを再現しようと意識し過ぎると、逆に身体に力が入って思うように振ることができません。
スイング前にルーティンを取り入れ、リラックス状態を作り出し、一定のリズムで振ってタイミングを取るという効果を狙います。
おすすめルーティン1.後方から目標確認
ここからは、おすすめのルーティンのご紹介です。
まずは、目標確認です。
ボールの横に立ち、チラチラと目標位置を目で見るだけという人もいますが、おすすめは、ボールの後方に立って、ボールが飛んでいく弾道、球筋、着弾地点から転がりまでを、しっかりと意識する方法です。
飛ばしたいボールのイメージをより具体的に持つことで、どのような身体の動きをすると良いのかが自然とわかってきます。
おすすめルーティン2.素振りを1回
ボールを後方から見て弾道のイメージを作り上げたら、素振りをします。
先ほど作り上げたボールの弾道を頭に描きながら、「このショットを打つには、このように打つと良い」と、確信を持ちましょう。
素振りは、ゆっくり振る人もいれば、実際のスイングと同じくしっかりと振る人もいます。
スイング中に確認したい点があれば、ゆっくりと素振りをすることも効果的ですし、頭の中の弾道を打つためのリズム確認の素振りであれば、ショットと同じスピードでしっかりと振る素振りが効果的です。
どちらの素振りを取り入れても良いですが、必ずどちらかを同じように、1回するようにしましょう。
ルーティンとは、「決められた動作を行う」ことです。
この場面ではこの素振り、と違うことを考えてしまうと、ルーティンと呼べなくなってしまいます。
おすすめルーティン3.ワッグルをする
ワッグルとは、スイングをするようにグリップを握り、ヘッドを小さく動かす動作のことです。
細かな動きですが、このワッグルを取り入れている人は多く、同時に両足を足踏みしながら、スタンスにちょうど良い場所とバランスを調整する人もいます。
ワッグルのメリットは、手首や腕、肩の力みを取るというものと、フェースの向きを確認するというものの、2つです。
身体に力が入っていると思い通りのスイングができず、トップやダフリの原因となります。
グリップがいつもと違うと、フェースの動きもいつもと違うことに気付きますので、ミスを防ぐことが可能です。
おすすめルーティン4.フェースを合わせ、スタンスは右から入る
ワッグルにより余分な力を抜いた後は、ボールの後方からフェースを目標方向に合わせます。
この時、クラブは右手で持つと良いでしょう。右利きのゴルファーの場合、スイングは左手を主にと聞いたことがある人はこの点に疑問を持つかもしれませんが、あくまでスイングは、左手主導で行います。
右手でクラブを持つことは、ボールの横に立った時、後方にある手を使うことで、フェースの向きを合わせやすくなるという効果があるからです。
フェースを合わせたら、右からスタンスに入ります。
これは、グリップをすると、右手が上になるため、右肩が前に出やすく、それを嫌がって右を向いてしまいがちだという負のループの解消につなげるためです。
右からスタンスに入り、先に右肩を目標方向に合わせることで、自然と真っすぐ構えることができるようになります。
ルーティンはゴルフ場に着く前から始まっている
プレショットルーティンについて、おすすめのものをご紹介しました。
けれど、ゴルフにおけるルーティンは、これだけではありません。
実は、ルーティンは、ゴルフ場に着く前から始まっているのです。
成功者が朝のルーティン、夜のルーティンを大切にしているように、朝起きた時から、ゴルフを上手く導くルーティンは始まっています。
●ゴルフ場に着く時間
●ゴルフの前の朝ごはん
●ゴルフの前の練習メニュー
これらにもルーティンを組むことで、さらに全体の流れが良くなるはず。
ここまでできれば、いざティーイングエリアに立った時に緊張するという人も、いつの間にか緊張を感じず、不思議とやる気に満ち溢れていることでしょう。
ルーティンを行う上での注意点
ルーティンはとても大切ですが、行う上での注意点があります。
それは、時間をかけ過ぎない、ということです。
ボールの後方から横、また後方に下がったり、あれもこれもと動きを詰め込んだりしてしまうと、待っている人にとって、とても長いものになってしまう可能性も。
ゴルフは、プレーファーストが基本です。
1人の遅れが1組の遅れにつながり、後方の組の遅れ、ひいてはゴルフ場全体の遅れになってしまいます。
そうなるとゴルフ場にいるすべての人に迷惑をかけることになりかねませんので、ルーティンには、必要最低限の動きだけを組み込むようにしてください。
効果的な自分のルーティンを見つけよう!
ルーティンは、リラックス状態を作り出し、集中力を高めてくれる、素晴らしい動きです。
ゴルフに限らず、世界の成功者も、朝や夜など、ルーティンを組み、仕事への集中を高めていると言われています。
おすすめしたルーティンは、あくまで参考。これを元に、自分のやりやすい動き、取り入れたい動きを組み込み、ルーティンを作り出していくことで、効果を得やすいです。
ルーティンを取り入れ、ひとつひとつのショットに集中することで、いつのまにか、自分のゴルフが変わっていくことがわかります。
自分のゴルフを自分で変えていきましょう。