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ゴルフスイング

ゴルフ侍

マン振りが全ゴルファーを救う|第12回「アプローチが苦手」→「マン振り」

拙者、ゴルフ侍と申す。

諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。

「アプローチが苦手」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。

アプローチが苦手な人の傾向

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「ピンまで50ヤード」

さあ、諸君はどのように打つだろうか?











アプローチが苦手な者は、その中途半端な距離ゆえに、スイングまでもが中途半端になる傾向がある。

そのような芯のないスイングでは、スイングの大きさ、スイングスピードなど、すべてにおいて再現性を保てる要素がない。

毎回変わる付け焼刃のアプローチで目標に寄るわけがないだろう。

アプローチでは「3ウェッジシステム」を活用せよ

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諸君は「3ウェッジシステム」を知っているか?

知らなかった者、この記事を見つけたからには安心しろ。

このシステムを導入すれば、アプローチが驚くほど簡単になる。

それほどまでに有用な情報だ。

「3ウェッジシステム」とは、3本のウェッジ(サンドウェッジ=SW・アプローチウェッジ=AW・ピッチングウウェッジ=PW)で、3種類の打ち方をすることにより、9通りの距離を打ち分けるというアプローチの考え方だ。

一般的には、時計の針をイメージして振り幅をコントロールする。

①(トップ)8:00 ⇒(フィニッシュ)4:00
②(トップ)9:00 ⇒(フィニッシュ)3:00
③(トップ)10:00 ⇒(フィニッシュ)2:00

ポイントは、トップとフィニッシュの振り幅を同じにすることである。

「3ウェッジシステム」の具体例

それでは「3ウェッジシステム」の完成形を見ていただきたい。

上の表は、3本のウェッジで3種類の打ち方をした場合の距離表の一例だ。

40~100ヤードまで、5ヤード刻みで100ヤード以内がほぼ射程に入っているのがお分かりだろうか。

このシステムの精度を高めていけば、100ヤード以内は確実にワンオン、そしてベタピンも夢ではない。

表の数値を自分の飛距離で置き換えることで、すぐにでも実践可能だ。

「3ウェッジシステム」でもマン振りしろ!

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「3ウェッジシステム」の有用性をご理解いただけただろうか?

自分専用のシステムが完成すれば、アプローチなど恐れるに足りない。

「3ウェッジシステム」を作り上げて、コースを攻略して参ろうぞ。

その際に注意点がある。

振り幅が小さくなるからといって、力加減で調整するな。

決してスイングを緩めるな。

(9:00⇒3:00)のハーフショットであろうが、本気かつ全力で打て。

すなわち、アプローチショットでの「マン振り」だ。

「マン振り」はフルショットだけの専売特許ではない。

そんな偏見や常識はもう捨てるが良い。

アプローチの振り幅で「マン振り」ができるようになれば、いつも力感100%となりスイングの再現性は必然と高まる。
 
賢明な諸君であれば、この真理を理解できるはずだ。

アプローチなんぞ「マン振り」の前では雑魚に過ぎない。

おいしく料理してやれ。

(ゴルフ侍)