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Gridge編集部

プロギアのサイエンス・フィット「スイングスキャン」は絶好調の時ほど受けておくべき!?

こんにちは、じゅんやあくです。毎年、健康診断の結果にドキドキしています。

ところで、スイングの健康診断と言えば、PRGR(プロギア)さんの「サイエンス・フィット」ですね(やや強引)。

前回“受診”した時は、ウソのようにチーピンが治り、その後のラウンドで70台を連発するという効能が現れました。

さて、そのサイエンス・フィットには「スイングスキャン」という、モーションキャプチャによるスイング解析メニューがあります。

何やらそれも進化しているとのことなので、緊急事態宣言も解除され、営業を再開したPRGR銀座EXさんに早速お邪魔してきました。

↓前回の「サイエンス・フィット」体験記事はこちら!

“捕まり指数”って何だ?

全身にモーションキャプチャ用のセンサーを取り付け、全身9ヶ所のスイング中のポジションをチェックし、それぞれの場所がどのように動いているかを可視化するシステムがスイングスキャンです。

全身の9ヶ所とは、『腕』の手首コック、手首ヒンジ、腕のローテーション、『胸』の前傾、左右傾き、回転、『腰』の前傾、左右傾き、回転です。

この9ヶ所の動きをスイング中の6ポジション(アドレス、ハーフバック、トップ、3/4ダウン、ハーフダウン、インパクト)で測定するのです。

スイングスキャンの詳細は、上のリンク先記事やこの記事末のリンク「サイエンス・フィット公式サイト」でご確認ください。

さて今回、新たな指標として取り入れられたのが、「捕まり指数」というもの。

これは、前述の9ヶ所の内、腕の3ヶ所の動きからどれだけ球をつかまえる動きができているかを数値化したものだそう。

この数値、ちょっと考えるとスライサーなら数値が小さく、フッカーなら数値が大きくなると思いがちですが、実はそうではないそうで、ほぼ例外なくプロや上級者ほど数値が大きく、初心者やアベレージゴルファーほど数値が小さくなるそうです。

つまり、プロや上級者ほど『腕』で球をしっかりつかまえる動きができているということのようです。

ちなみに、捕まり指数の目安は、レベル2(100切り)で“-18”、レベル3(90切り)で“-4”、レベル4(80切り)で“18”、レベル5(70切り)で“23”となっており、プロの平均は26とのこと。

ちなみに私は“12”でした。これは、「捕まり指数が小さくなりがちなEタイプにしては優秀」(今回も診断を担当してくれたサイエンスフィット直営統括部の宮川部長・談)とのことで、私もホクホク顔です。

スイング軌道に思わずニンマリ

サイエンス・フィットではスイングを「インサイドアウト⇔アウトサイドイン」、「アッパーブロー⇔ダウンブロー」の4象限に分類しています。

上の写真を見ていただければわかると思うのですが、男女問わずプロは右上の「インアッパー」の象限に分類されます。

私が前回受診した時は、Aゾーンに入っていたものの、極端なインサイドアウト、極端なアッパーブローとなるAゾーンの中でも右上のほうでした(写真でいう女子プロゾーン2)。

この場所は、少しでもフェース面が狂うとすぐにチーピン or プッシュアウトが出てしまう非常に危険なゾーンで、実際以前の私は、ラウンド中にいつ出るかわからないチーピンにおびえていました。

しかし今回、インアッパーの度合いがかなりマイルドになっており、男子プロゾーンにも近い女子プロゾーン1にプロットされました。

「なるほど、この場所ならそうそう曲がらないよね」と宮川部長にもお墨付きをもらい、思わずニンマリです。

また、手首コックのアドレスとインパクトの差が“0”だったのも、今回の診断でうれしかった点。

これは「インパクトでまったく手が浮いていませんね」(宮川部長)ということらしく、これも自分が最近課題として取り組んでいたものでした。

実は最近、Gridgeの動画「MSD(マジ試打)42」でもお世話になっているスタジオCGAの山崎さんに、撮影後などにちょくちょくアドバイスをもらって、スイングが改善されているという実感があったのです。

そういった自身の練習の成果がしっかり可視化されて確認できるのもうれしいですよね。

課題も明確に!

しかし当然、私も一介のアマチュア。悪い点がないはずがありません。

今回明確になったその欠点とは、「アンコック角」と「胸の左右傾き」。

アンコック角とは、いわゆる“タメ”。男子プロ平均が139.1度、アマチュア平均でも90.3度なのが、私のそれは84.4度。

典型的なアーリーリリースです!

「胸の左右傾き」は、いかに“インパクトまで胸を右に向けていられるか”ということ。

上の写真のグラフを見てもらえればわかりますが、ハーフダウンまでは女子プロとほぼ同じ、理想的な動きをしています。

これがインパクトでは大きく差がついてしまっていました。

実は山崎さんにも「もっとボールを見続けて!」「もっと胸を右に向けたまま振って!」と口酸っぱく言われていて、現在の課題の取り組みが間違っていないことがここでも証明されました。

宮川部長にも「このふたつの数字が良くなればもっと飛ぶようになりますよ」と言われました。

よーし、がんばるぞー!

受診のタイミングはいつがベスト?

今回は、自分でもスイングが良くなっているという自覚もあり、実際に調子がいいタイミングでの受診でした。

ところで、こういった診断やレッスンは、調子が悪い時に「どこが悪いんだろう?」と思って受けに来ることのほうが普通だと思います。

もちろんそれも悪くないのですが、今回の私のように調子がいいタイミングで自分のスイングの数値を取っておけば、調子が悪くなった時にどこが悪くなったのか一目瞭然になります。

また、調子がいい時こそ、欠点や弱点も浮き彫りになります。

健康診断も、普段健康な時に受けておくから、悪くなっても早いタイミングで病気が見つかるわけです。

なので、「今調子が悪いんだよなー」という人はもちろん、「今が絶好調!」という人も、ぜひそのタイミングでスイングスキャンを受けて、調子がいい時の記録を残しておきましょう!


「サイエンス・フィット日記」でも今回の取材の様子が紹介されています! こちらの記事と合わせてご覧ください!