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Gridge編集部

PRGRサイエンス・フィットの新システム「スイングスキャン」がすごい!

こんにちは、じゅんやあくです。ダスティン・ジョンソンのスイングに憧れています。

さて、先日PRGR(プロギア)のサイエンス・フィットに、「Swing Scan(スイングスキャン)」という新しいシステムが導入されましたという発表があり、真っ先に予約しました!

……のですが、なんとそのタイミングで私がギックリ腰になってしまい、取材できなかったのです。ごめんなさい……。

そんなわけで、日を改め、先日じっくりと取材をして来ました。

Swing Scanとは?


“ゴルフスイング解析に重要な『腕・胸・腰』の回転や角度を
瞬時に計測し、3次元アニメーション化・数値化することが
できるPRGRオリジナルモーションキャプチャ。“

https://www.prgr-school.com/sciencefit/ginza-ex/

もう少し詳しく説明すると、全身にモーションキャプチャ用のセンサーを取り付けて、全身の9ヶ所のスイング中の各ポジションの角度を測定するシステムです。

9ヶ所とは、『腕』の手首コック、手首ヒンジ、腕のローテーション、『胸』の前傾、左右傾き、回転、『腰』の前傾、左右傾き、回転になります。

これらの9ヵ所の角度を、アドレス、ハーフバック、トップ、3/4ダウン、ハーフダウン、インパクトというスイングの各ポジションで測定します。

つまり9ヵ所×6ポジションで54ヶ所の角度を測定するわけです。

……あれ? なんかすごそうだけど、それだけだといままでのサイエンス・フィットとあまり変わらないんじゃ? と思ったあなた! さすがです。

実は、サイエンス・フィットエリアに7台のカメラを取り付け、上記9ヵ所の角度がリアルタイムでわかるのです。

「あれ? 何がすごいの?」って思いました? 実は、これがすごいんです!

というわけで、早速体験!

まず、スイングするときのように軽く前傾し、両腕をダランと垂らします。

よく「腕をダランと垂らした場所でグリップしなさい」と習いましたよね? これがものすごく重要だったのです!

今回私のフィッティングをしてくれたPRGRサイエンス・フィット担当の宮川まもるプロによると、「骨格は、自然な状態に戻ろうとする」とのこと。

どういうことかというと、腕をダランと垂らした状態で左手の甲が正面を向くような人は、インパクトのときにそのポジションに戻りたがるというのです。

私の場合は、ほぼ手の甲が外側を向いていました(角度にして約20度)。

ところが、アドレス時のグリップでは、手の甲がやや正面を向いていたのです(約40度)。

つまり、この状態でスイングすると、インパクト時に手の甲が外側を向きたがるので、約20度フェースが閉じて戻ってきてしまうそうなのです!

積年の悩み“チーピン”の原因が、診断開始5分で判明してしまいました!

目指すべきスイングタイプがある!?

getty

ちなみに、この腕を垂らした状態で手の甲が正面を向く人と、外側を向く人では、目指すべきスイングタイプが異なるそうです。

手の甲が正面を向く人は、Fタイプ(Flection=フレクション、屈曲、湾曲、たわみの意)といい、手の甲が外側を向くタイプはEタイプ(Extension=エクステンション、伸張、拡張の意)というそうです。

そして、それぞれのスイングの特徴を簡単に説明すると、Fタイプは正面から見て小文字の“y”のようにアドレスして、ヒンジが大きく、腕のローテーションをあまり使わないタイプで、Eタイプは正面から見て大文字の“Y”のようにアドレスをして、ヒンジは小さめ、腕のローテーションを使っていくタイプとなります。

……!!

そろそろ勘のいい人はお気づきになったことでしょう。

私はダスティン・ジョンソンを目指してはいけないタイプだったのです!(泣)

宮川さん「これからはリッキー・ファウラーを目指してください」とのことでした……。

さようなら、ダスティン……。

リアルタイムに角度がわかる!

さて、スイング中の各ポジションの角度がリアルタイムでわかることがなぜすごいのか。

私の場合は、たまたまグリップのポジションにエラーがあったわけですが、理想の角度が「このくらいかな? このくらいかな?」というのを目の前のモニターを見ながら確認できるわけなのです。

もちろん、アドレス時の前傾角度が悪かったり、骨盤の回転が少なかったりなどという欠点がデータ取得時に判明すれば、「このくらい前傾する」とか「このくらい骨盤を回転させる」というのが、実際の角度を確認しながら体感できるわけです。

ちなみに、「どこが良くてどこが悪い」というのは、PRGRが持つ膨大な女子プロゴルファーのデータの平均的な数字と比べて見ます。

グラフになっているので、どこが悪いのかが一発でわかるのです。

私のデータですが、下の写真の左が直す前、右が直した後です(腕の3ヵ所角度の推移)。灰色の実線が私のデータ、赤の実線が女子プロのデータです。左手のグリップの角度を直しただけで、女子プロのスイングに近づいていることが一目でわかります。

こうかはばつぐんだ!

getty

宮川さんに教わったことを身体が忘れないうちに身につけようと、取材に行った翌日、会社を早退して(おい)打ちっ放しに行ってきました。

もう、びっくりです。

どんなに思い切って振っていっても、チーピンになる気配がありません。どの球もまっすぐから薄いフェードで飛んでいくようになりました。

また、グリップの角度を変えた違和感で、テークバックやその他のスイングにも違和感があり、ヘッドスピードが落ちると思ったのですが、骨格は嘘をつかないのでしょうか、スイングを重ねていくうちに、いつもと同じくらいかいつもよりやや速いくらいまでのヘッドスピードを記録しました。

ここ数ラウンド、ドライバーを左に外すミスが多く、フェアウェイキープ率も20%台と低迷していましたが、これで改善するに違いありません。

あー、早くラウンドで試したい!

というわけで、みなさんもぜひ、「スイングスキャン」で自身の欠点を見つけて、改善してもらいましょう!

現在はPRGR GINZA EX一店舗にのみ導入されている本システムですが、順次全国のPRGR直営店に導入されていく予定です。

(おまけ)今年の猛暑はAIR COMPOで乗り切れ!

PRGRから、夏の暑さの中でのプレーを快適にする画期的なウェア「AIR COMPO(エアコンポ)」が新発売されました(直営店・PRGR GINZAオンラインショップ限定)。

このウェア、なんとファンが付いています!

もともと工場や倉庫内など暑さの厳しい環境で作業をする人たちのために開発された「空調服」を、ゴルフ用に動きやすく開発し直したものです。

実際に着てみると、風が涼しく、スイング時の動きにくさもありません。

吸汗速乾のウェアを下に着てプレーしたら、効果が倍増しそうです。

猛暑下でのプレーで、試してみたいと思います!