ゴルフスイング
ゴルフ侍
マン振りが全ゴルファーを救う|第10回「ドライバーが苦手」→「マン振り」
拙者、ゴルフ侍と申す。
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「ドライバーが苦手」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。
ドライバーの重要度を知っているか?
ゴルフでは、14本を上限に好きなクラブを使うことができる。
メーカーやブランド、見た目や材質なども異なり、道具にこれだけ自由度があるスポーツも珍しい。
クラブ選択にも戦略が生まれ、ゴルフの醍醐味の一つともなっている。
さて諸君、その14本というゴルフクラブの内、どのクラブの使用頻度が多いかをご存知だろうか。
感覚的に分かると思うが、改めて拙者と確認してみよう。
ゴルフクラブの使用頻度について
スコア90のゴルファーを例とすると、ゴルフクラブの統計的な使用率は以下のようになる。
①パター:36回(※全体の40%)
②ウェッジ:18回(※全体の20%)
③ドライバー:14回(※パー3を除いた全ホール=約15%)
④その他:22回(※フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンなど=約25%)
うむ。
「パター(40%)>ウェッジ(20%)>ドライバー(15%)>その他(25%)」という順番は感覚とも合致するであろう。
「その他」のクラブについては、その時々によって使用頻度は変わってくるだろうが、前段の「パター・ウェッジ・ドライバー」については、必ず使うものと考えていたほうが絶対良い。
「ドライバーが苦手」とする諸君、ドライバーに苦手意識を持つということは、それだけでハンデを背負うことになる。
しかし心配する必要はない。
これを機にドライバーの苦手意識を振り払おうぞ。
「マン振り」でドライバーを打てれば、 すべてのクラブが打てる!
まずドライバーの打ち方は、間違いなく「マン振り」だ。
ドライバーは、アプローチみたいな小さいスイングでは飛ばないし、球も上がらない。
ドライバーが苦手という人に限って、スイングの随所に恐れが現れており、結果的にまったく振り切れてない。
諸君が思っているよりもこの傾向は顕著だ。
ドライバーは「マン振り」してこそ、その機能を発揮すると心得よ。
次にドライバーをマン振りしてくれる人には朗報だ。
「マン振り」でドライバーを打てるようになれば、すべてのクラブが打てるようになる。
「マン振り」の練習の過程で、体全体で飛ばす方法も体得しているし、スイングの微調整もできているだろう。
その感覚を別のクラブで応用するだけだ。
ドライバーがゴルフクラブで一番難しいクラブなのだから、短いクラブなど楽勝である。
つまりドライバーを練習することは、他のクラブを打てるようになることにつながる。
「ドライバーが苦手」という諸君は、短いクラブを練習し過ぎなのだ。
それでは一生上手くなれん。
初級者こそ、一番難しいドライバーの練習をしなければならない。
ゴルフは「積上思考」ではなく「逆算思考」で練習せよ。
マン振りせよ。さらば道は開かれん。
これにて一件落着。
(ゴルフ侍)