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ゴルフクラブ

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マン振りが全ゴルファーを救う|第9回「クラブ選びが分からない」→「マン振り」

拙者、ゴルフ侍と申す。

諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。

「クラブ選びが分からない」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。

ゴルフクラブは己の分身である

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ゴルフ侍にとって、クラブはただの道具にあらず。

「ゴルファーの魂」である。

クラブを見れば、その者の性格や実力を垣間見ることができる。

拙者はラウンドのスタート前、その日に手合わせをする同伴競技者のクラブセットを必ず拝見する。

すると、飛ばし屋、ショットメーカー、アプローチ巧者、その猛者がどんなプレースタイルかは容易に想像付く。

こうすることで、例え初対面であっても、心が騒ぐのを抑えられる。

「クラブ選び」に迷う諸君、クラブは「己の分身」でもある。

適当に決めることは許されない。

己を知り、己に合ったクラブを選ぶのだ。

クラブ選びの第一段:「見栄」

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武士の刀を思い浮かべて欲しい。

武士は、刀に切れ味などの実用性だけでなく、その美しい姿や古き血統にも重きを置いた。

大名であれば、伝説の刀工が彫ったとされる名刀・正宗を欲したという。

自己を高め、自己を満足させる物が何より良い。

この感覚が、ゴルフ侍としてのクラブ選びと直結する。

実用性・外観・ブランド・ストーリーなど、クラブに詰まった全ての要素を考慮し、そこから胸が高鳴るクラブを手にすることから始まるのだ。

恋愛にも似ている。

クラブ選びの第二段:「フィーリング」

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己の「見栄」で選び抜かれたクラブは、さぞや頼もしい限りだ。

ネガティブ要素が全くない状況である。

その中で「試打」をしてみるのだ。

すると第一印象が抜群であったにもかかわらず、欠点も見えてくる。

諸君と合わない要素もあるはずだ。

ここは言わば、お見合い。

「試打」の中でお互いの相性をよく確認すべし。

もしそこで打てないクラブがあり、やはり「高嶺の花」だったかと諦める必要はない。

玉砕を覚悟の上であれば、チャレンジしてみてもいい。

その思いの強さが、“名刀”を扱える実力まで必ずや諸君を引き上げてくれる。

クラブ選びの第三段:「マン振り」

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最後には、必ずや「マン振り」を試してほしい。

マン振りができる時は元気な証拠。

全力のスイングで、当たって砕けて見せろ。

マン振りができない時はクラブを変えるようなタイミングではない。

更にもう一言。

調子が悪くなってクラブを頻繁に変える人がいる。

拙者に言わせれば愚の骨頂。

調子が悪いということはスイングが乱れている証だ。

その時に合うクラブは、調子が戻った時に合わなくなる可能性が高い。

今後のために知っておいたほうがいいぞ。

調子がいい時が、クラブ選びのベストタイミングだ

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以上、クラブ選びの三段階を説いた。

①見栄

②フィーリング

③マン振り

思った通りの「マン振り」ができる時こそが、実は「クラブ選び」のベストなタイミングだ。

調子がいい時にこそ、新たな成長を求めてクラブ選びをすると良い。

クラブを愛し、クラブに愛されよ。

マン振りせよ。さらば道は開かれん。

これにて一件落着。

(ゴルフ侍)