ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
グリーン周りのアプローチ その2「安全な打ち方」
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
前回に続き、グリーン周りでのアプローチについてです。
今回は、安全な打ち方をレクチャーさせていただきます。
アウトサイドインでソールを滑らせる。
グリーン周りのアプローチについての考え方や打ち方などをレクチャーさせていただきます。
グリーン周りでいつも良いライという事はありません。どちらかと言うと少し問題のある状況のほうが多いでしょう。
そんな時、ボールに真っすぐにヘッドを入れますと、リーディングエッジの大部分が一度に着地しますので、ヘッドスピードの割には大きな衝撃を受け、ヘッドスピードとパワーを減速させてしまいます。
リーディングエッジがボールの少し手前に着地すると(いわゆるダフリ)、リーディングエッジの角の大部分に地面や芝がカミ、ヘッドスピードとパワーを減速させて、ザックリのミスを生んでしまいます。
ライが余り良くなく、そのような恐れのある時には、ヘッド軌道を少しアウトサイドインのカット軌道で打ちます。
するとヘッドは、ヒール側のソールから着地するので(ソールの面の部分)、多少手前からヘッドがダフリ気味に入っても、ヘッドが滑ってカバーしてくれるので、成功確率が上がります。
オープンに構えて、アウトサイドインのカット軌道にします。
打ち方は、以下の通りです。
●目標に対してオープンに構えます。
●フェースは目標に向けます。
●ヘッド軌道は、ボールに対してアウトサイドインのカット軌道にします。
●体の向いた方向にヘッドを抜いていきますが、フェースは開閉しないでアドレスでできた手首の角度を変えずに、ややヒールが上になるように振り抜きます。
カット軌道で打ちますと、ボールも上がりやすくスピンも掛かりますので、とても実用性の高いテクニックになります。
ややヒールが上になるように振り抜きます。
練習をして、カットアプローチができるようになると、アプローチの成功確率が良くなり、スコアが一段と良くなります。
初級者の方も、怖がらずに挑戦してみてください。
ヘッドをコントロールして思うようにボールを操る楽しみを得る事ができ、新しい発見があると思います。
私の書いた本の中に「シャンクとアプローチ下手にさよならをする」という本がありますので、もっと詳しくアプローチの事やテクニックを知りたいと思う方は、ぜひお読みください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。