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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

70歳になって飛距離が落ちたので入門します。(その2~禁断のヒンジ打法)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、「70歳になって飛距離が落ちたので入門します。(その2)」です。

ホースを使用した素振り

z様は、70歳ですが体はガッシリしていて、身長も175センチありますので、見た目はとても飛びそうに見えます。

しかし、飛ばしに必要なヘッドスピードを出すためのスナップを否定して来たために、お仲間の中でも少し飛ばない状態で以前から不満に思っていたのだそうです。

ゴルフを長く続けるために、70歳になったのを機にゴルフスイングを習ってみる気になったそうです。

2回目のレッスンでは、まず、ゴムホースを首に巻き付ける素振りをしてもらいました。ブンブンと鋭い音がするように振ります。

スナップの使い方

次に、私がz様の前に座り低くティーアップしたボールを打っていただくのですが、ヘッドの軌道とスイング中のフェースの向きを知っていただくため、ユックリと素振りをしていただきます。

振り幅はハーフスイングくらいまでです。

この練習の主体は、スナップ、特にヒンジという使い方を覚えていただくことです。

ヒンジとは、蝶番(ちょうつがい)のように動くことです。

テークバックの時に手首を手の甲側に折り、ダウンスイングではそれを元に戻すように手のひら側に折ります。

野球のピッチャーがストレートボールを投げる時の手首の使い方です。

このヒンジの動きが、ピッチャーの場合、剛速球を生み出します。

ピッチャーがこのヒンジを使わずに投げているのを想像してみてください。

スナップを使わないと剛速球は投げられない

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私がスナップを使わずに投げたら、キャッチャーまで届かないと思います。

私「z様は、普通に投げてキャッチャーにボールが届きますか?」

z様「私も、草野球くらいはやりましたから届くと思います」

私「スナップを使わずに投げて届きますか?」

z様「届きませんね……」

私「z様は、45年間そのキャッチャーにも届かない打ち方をして来たことになりますね」

z様「もっと早く習えば良かった」

私「でも、このヒンジを使うというのは、ゴルフスイングではタブーの部類ですので、私以外でこれを教えるレッスンプロは稀です」

z様「なぜタブーなのですか?」

私「強力な武器ですが、使い方が難しく、スイング理論もタブーになるくらいですから確立していませんので、教えるほうも避けて通っているのです」

z様「わかりました。ぜひそれを教えてください」

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。