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ゴルフスイング

ドラコンプロ兼パーソナルトレーナー 平野 孝知

A、Bどちらが飛ばすスイング軸かわかりますか?

「頭が上がっている」「身体が伸び上がっている」そんなアドバイスを受けたことはありませんか?

ほとんどのゴルファーがこのアドバイスを受けたことがあるはずです。

頭が上がる。身体が伸び上がる。

この原因は、軸がぶれているせいです。

では、そのスイングの軸について考えていきましょう。

スイング軸とは何か?

(写真はhttp://healthdocbox.com/より)

ゴルフを経験したことがある方なら、必ず軸という言葉を耳にしたことがあると思います。

では、ゴルフスイングに重要な軸とは一体なんでしょうか?

身体の中心には背骨があり、この背骨を中心にゴルフのスイングは回転していきます。

この背骨の軸が傾くことでスイング軸もずれてきます。

つまり、背骨を軸にスイングを行うので、グッドスイングの際には、背骨はほとんど動かないことになります。

スイングの流れから軸を考える

一連のスイングの流れの中から軸を考えていきます。

まずはアドレス時。

ゴルフは地面の上にあるボールを打つため、必ず胸を地面に向けます。

ただしこの際に軸が背骨にあるので、必ず股関節から曲げ胸を地面に向けることが大事になります。

A、Bともにアドレス時の軸はしっかりしています。

この時点では、A、B共に飛距離の差はスイング軸からはわかりません。

トップでのスイング軸

トップでのスイング軸を見比べてみると、A、Bでは大きな差が見受けられます。

Bのトップでは、アドレス時の背骨の位置とトップでの背骨の位置がずれているのがわかると思います。

アマチュアの大半がアドレスからテークバックにかけてスイング軸がぶれやすく、テークバック時にずれた軸がその後もスイングに悪影響を及ぼします。

つまりテークバックで軸がぶれてしまっては、決してグッドスイングはできないのです。

インパクトでのスイング軸

インパクトでのスイング軸は、特にゴルフスイングの中で重要です。

インパクトでの軸ブレは、フェースの向きを狂わせミート率を下げ、飛距離、方向性ともに低下させる原因となります。

Bの写真では、身体が起き上がりスイング軸がぶれているのがわかると思います。

その結果、インパクトでハンドアップしミート率が下がり、飛ばない、曲がるの悪循環を起こしてしまいます。

スイング軸のまとめ

ここまで読んでいただければわかると思いますが、A、Bどちらのスイング軸が飛ばせるかと言うと、皆さんの思う通り、Aのスイング軸が飛ばしに重要になります。

ゴルフスイングは背骨を軸にした回旋運動ですので、アドレスからインパクト、フォローにかけて、背骨の角度が変わらないことが理想です。

背骨の角度が変わり、軸がぶれてしまう原因の1つとして、ハムストリングの硬さが考えられます。

今回はそのハムストリングの柔軟性を上げるための簡単なエクササイズをご紹介します。

伸び上がりでお悩みの方はぜひご参考にしてください。

1.足を腰幅に開きます
2.足の裏を手で握ります
3.なるべく背筋を伸ばしながら、深くしゃがみます。
4.お尻を高く上げながら膝を伸ばします

10回ほど行ってください。