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ゴルフスイング

Taddy Bear

上半身のスウェーは首から上だけを意識して改善!

前回、腰のスウェーは膝にバレーボールを挟む感覚で改善できることを書きました。

今回はその続き、上半身のスウェー改善方法です。

下半身のスウェーばっかりに気を取られると上半身の回転軸がブレていることに気が付きにくくなります。

上半身も腰同様、回転軸をしっかりと保てばスウェーがなくなり、いわゆる「左の壁」を自然に作れるようになります。

上半身のスウェーは左右だけでなく上下にも注意!

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スウェーを直すためには、樽の中とかドラム缶の中に入っていることをイメージする、と聞いたことがある人もいるでしょう。

確かに体のサイズにフィットした円筒の中であれば、絶対に左右にブレることはありません。

ただし、樽とかドラム缶とか、イメージするにもあまりきれいではありませんよね。

せめてワインボトルの中、ぐらいにしてくれたらいいのに。

それに、困ったことに上半身のスウェーは左右だけでなく前後にも発生するのです。

初心者やアベレージゴルファーでとくに多いのが、トップ位置を作る際に力が入り過ぎて上半身が起きてしまうこと。

そのままスイングすると肩が回らず右手に力が入ってチーピンが出たり、スライスが出たり、あるいは体が起きた反動で上体が突っ込み過ぎて「左の壁」を壊したり、と安定した球筋が打てなくなるわけですね。

ループスイング(テークバックまでとダウンスイングまでのクラブの軌道が異なること。8の字スイングとも呼ばれる)にはいろいろな要因がありますが、上半身の動きもそのひとつなのです。

したがって上半身のスウェーを直すためには左右だけでなく前後も考えることが大切です。

ただし、ループスイングのように見えても、しっかりと球をとらえているプレーヤーもいます。

プロゴルファーでは、ジム・フューリックが代表的な例ですね。

そんな人は誰かに指摘されても直す必要なんてありません。

無視しましょう。

スイングの時に首から上がゆらゆら動いていませんか?

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上半身のスウェーは客観的に見ないと判断できません。

前回同様、自分のスイングを鏡でもスマホアプリでも構わないので正面と後方から確認しましょう。

左側に鏡やスマホを置いても構いませんが、クラブを握ってスイングしているうちに必ず当たって損傷するので止めたほうが無難です。

ここで基準となるのが首から上、顔と頭です。

首から上が、トップ位置からフォローまでユラユラ動いていたらスウェーしている証拠です。

また1日プレーして、首回りの筋肉が痛い場合もその証拠。

首から上が左右や上下にブレるため、必要以上に支えたことから痛くなるわけですね。

上半身のスウェーを改善させる答えはとても簡単です。

首から上の重心部分をトップ位置までとインパクト後のフォローまで、アドレスの状態から極力、動かさないように矯正すればいいだけです。


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首から上の重心位置が動かなければ体幹も安定する!

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「首から上をできるだけ動かさないようにする」と書くと、どうしても初心者は正面を見据えたままスイングしようと試みます。

それ、無理ですから。

首回りには頭部を支えるための筋肉が複雑にあり、鍛えてない状態で強引に伸ばしたり捻ったりすると、大きな負担がかかってスウェー同様、痛めることになります。

顔はトップ位置を作れば右を向くし、フォローを取れば左を向くものです。

でも、顔を左右に動かしたところで重心位置まで変わるわけではありませんよね。

頭の重心位置が確定していれば、背骨や腰といった体幹も定まってスウェーが収まります。

練習方法としては、とにかく最初はゆっくり振って首から上の重心位置を動かさないように心がけることです。

肩を回す深度は体の柔らかさや筋肉量に関わるので、自分の可能な範囲で構いません。

深度が浅くても重心位置のブレが少なければスウェーを最小限に留めることができ、安定したスイング軌道を描けるようになります。

なお、どうしても首から上の重心位置を定められない人は前傾を保つ筋肉をもうちょっと鍛えましょう。

筋肉の部位とトレーニング方法は長くなるので次回に。