ライフスタイル
もーりー
シングルさんとのラウンド(1)【絶対に左に曲げない!フェアウェイウッドの達人】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
最近のラウンドで立て続けにシングルプレーヤーの方とラウンドさせていただく機会がありました。
1人予約やコンペに参加すると、日頃ご一緒できないような方とラウンドできるのがありがたいですね。
1人は60代のテクニシャン、もう1人は30代のパワーヒッター。
好対象なお2人でしたが、どちらも素晴しいプレーだけでなく、努力も積み重ねていらっしゃる素敵なプレーヤーでした。
徹底的にフェードボール
まず1人目は、1人予約でご一緒したTさん。
年齢は60代半ばといったところでしょうか。
飛距離はドライバーで200~220ヤードくらいですので、平均的なアベレージゴルファーの飛距離です(年齢を考えると素晴らしいですね)。
そのTさん、スイングはやや変則ですが、コンパクトなスイングからのフェードボールが持ち球です。
というより徹底的にフェードボールしか打たないのです。
本人がおっしゃるには、チーピンに悩まされた時期があって、60歳を過ぎてから数年かけてフェード系にスイング改造をしたそうです(何歳になっても衰えないゴルフへの情熱がさすがシングルさんです)。
ティーショットも左サイド狙いで、そこからフェード回転でフェアウェイ真ん中に運ぶ、悪くてもフェアウェイ左サイドかセミラフというマネジメントです。
我々アベレージゴルファーと違って、とにかく逆球(Tさんの場合はフック)が出ません。
この日もショートホール(パー3)以外はすべてドライバーでティーショットを打たれていましたが、左方向への逆球は皆無。
これだけ球筋が一定でしたら出球をかなり左に向けられますから、フェアウェイを広く使っていけますし、まずOBを打つことはありません。
フェアウェイウッドの達人
Tさんのプレーで光ったのがフェアウェイウッドの技術。
特に3番ウッドは秀逸で、パー5の2打目は多少のラフからでも3番ウッドでフェアウェイを的確にとらえます。
飛距離的にはグリーンに届かないので、レイアップが目的なのでしょうが、ドライバーと同様に徹底したフェードボールで攻めていきます。
上級者はパー5でスコアメイクをしていくと聞きますが、あのフェアウェイウッドの精度があれば、パーオンの確率はグッと上がるでしょうし、パーチャンスどころかバーディーチャンスのほうが多いかもしれません。
アプローチの難しいエリアを避ける
シングルさんになるとグリーン周りからの寄せワン率が高いです。
ただTさんのプレーを見ていると、ラフからのザックリミスなんかもしていました。
そう、シングルさんでも難しいライだとミスはするのです。
ではどうして我々アベレージゴルファーより寄せワンを量産できるのか。
それはアプローチの技術よりも、グリーンを狙うショットのマネジメントにありました。
よく見ていると、アイアンでグリーンを狙うのはもちろんですが、たとえグリーンを外しても難しいエリア(やっかいなラフや深いバンカー)に行かないように打っています。
ですからグリーンを外したとしても比較的やさしいアプローチが残るので、自ずと寄せワンでパーが拾えるわけなんですね。
あとから本人にうかがったら、「グリーンに近づくにつれ、とにかくボギーはOKだがダボ(ダブルボギー)にならないようにマネジメントを考えている」とのことでした。
安定して80台のスコアで回りたい私からすると敷居が高いですが、ボギーをダボに置き換えれば、非常に参考になるお言葉でした。
プレーももちろん、最後まで笑顔を絶やさない素敵なゴルファーTさん。
ラウンド後に『またご一緒させていただきたいなー!』と思いつつ帰路についたのでした。