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Gridge編集部

【MSD42外伝】芯に当たりやすい!?重心センター設計のミズノ S23ウエッジで距離感が安定!

こんにちは、じゅんやあくです。得意な距離(ゴールデンディスタンス)は60ヤードです。

さて、ヘッドスピード42メートル/秒(m/s)の人間がいろいろ試打したりするこのコーナーですが、このくらいのヘッドスピードの人って、アイアンはだいたいキャビティバックですよね?

でも、なぜかほとんどの人がウェッジはマッスルバック形状の単品ウェッジを使っていたりします。

これってどうなんでしょうか?

(この記事では、商品名は「S23 ウエッジ」、一般名詞は「ウェッジ」と表記しています)

多くのゴルファーがセンターからトウ側で打つ傾向がある

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マッスルバック形状のウェッジは、その形状からもわかる通り、重心距離は短くなっています。

一方、キャビティバックのアイアンは、重心距離が長くなっているものが多いです。

つまり、普段キャビティバックアイアンを使っている人がウェッジを打つと、重心よりもトウ側に当たりやすくなるのでは? というギモンが浮かび上がります。

で、実際にミズノが調べてみると、多くのゴルファーがアプローチ時にはウェッジのセンターからトウ側で打つ傾向があることがわかったそうです。

するとどうなるかというと、芯に当たっていないのでフェースが当たり負けして距離感が不安定になります。

そんな問題を解消したのが、今回私が試打してきたS23 ウエッジです。

重心距離が従来のウェッジよりも長く、フェースセンターにあることで、芯の近くで当てやすくなります。すると、フェースが当たり負けしないので、飛距離がロスせず、意図した距離を安定して打つことができるのです。

実際に60ヤードを打ってみると驚きの結果が!

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そこで、本当にそんなことが起こるのか、従来の重心距離の短いウェッジとS23 ウエッジで、私の得意な60ヤードを3球ずつ打ってトラックマンで計測してもらいました。

使用したのは、私が普段使っているのと同じ56度(バウンス10度)のもの。

(従来ウェッジ)
1球目……58.6ヤード
2球目……47.8
3球目……62.2
(平均……56.2ヤード)

(S23 ウエッジ)
1球目……58.3ヤード
2球目……59.8
3球目……54.4
(平均……57.5ヤード)

一目瞭然ですね。従来ウェッジの2球目は、先っぽに当たって飛距離がロスしたものです。距離のバラつきも、明らかにS23 ウエッジのほうが小さくなっています。

キャビティアイアンユーザーに最適です!

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というわけで、重心距離が長めのキャビティアイアンを使っている人にぜひともおすすめしたいS23 ウエッジ。

ロフト展開はなんと、44度から62度まで1度刻みで用意。ソールグラインドもスイングタイプやプレースタイルで選べる4タイプ。

フィニッシュは、使用中のアイアンとの違和感も小さいホワイトサテンブラッシュ仕上げと、日差しの強い日でも反射が気にならないカッパーコバルト仕上げの2種類。

ヘッドスピード42m/s前後でウェッジに悩んでいる人にはぜひ試していただきたいウェッジでした。

M.CRAFTパターの新作も出ました

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1025スチールのミルドフォージド仕上げで打感が高く評価され、所有感をくすぐるデザインでも人気だったM.CRAFTパターの新作、M.CRAFT OMOIも登場しました。

コンセプトとなっている“OMOI”は、“重い”と“想い”を掛けています。

クラフトマンシップの“想い”で削り出した“重い”ヘッドが、ソリッドな打感と安定感を生み出します。

タイプは、ブレード型でショートスラントネックの#01、クランクネックの#02、マレット型の#03の3タイプ。ヘッド重量は初代に比べ、#01、#02は約15グラム、#03は23グラム重く設定しています。

仕上げは、ガンメタルIP、ダブルニッケル、ブルーIPの3種類。

最近増えてきた、手入れの行き届いた高速グリーンと相性の良い重ヘッドのパター、こちらもぜひ試してみてください。