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ゴルフクラブ

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

ツアープロを支える、クラフトマンのクラブ組み立て工程を紹介!!

Akiraツアーバスイベントに参加し、限定のノーメッキウェッジを作成しました!

さらにイベント特権ということで、ツアーバスの中に立ち入り、クラブを組み立てる工程を見ることができました!!

自分でクラブ調整をしちゃうような超マニアな人を除いて、ほとんどの方がどのようにしてクラブを組み立てているのか、見たことがないと思います!!

たくさん写真も撮らせてもらえたので、各工程を細かくご説明していきます!

まずは刻印を入れる!!

アイアンをカスタムする際、「刻印」を入れることが可能なメーカーも多くあると思います。

この場合、クラブの組み立て工程の前に「刻印」を入れていきます(当然と言えば当然ですが……)。

まさに自分専用のクラブという感じでテンションが上がります!!

刻印は長くても5文字程度がオススメ!

刻印を入れる場所はそれほど大きくないので、どのようなアイアンでも5文字程度にするのがオススメと言われました!

名前をフルネームで入れるより、頭文字を入れたり、略語を入れたという方が多いですよね!!

ちなみに私は「D4D」と入れてもらいました!!

ゴルフには“DRIVE FOR SHOW,PUTT FOR DOUGH”という格言があります。

※PUTT FOR DOUGH:パット イズ マネーという意味

でも私は、「DRIVE FOR DOUGH」を頑なに主張していますので、刻印もこれを略語にして入れました!!

ウェッジは狙うクラブなので飛距離は必要ないんですけどね(笑)。

アイアンマニュキュアで色を入れます!

アイアンの番手表示部分に自分でアイアンマニュキュアを塗ってカスタマイズしている人も多いと思いますが、刻印カスタムする場合もそこは同じです!

好きな色を選んで塗る→乾かす→はみ出た部分をふき取る

という感じです。

ちょっとアイアンに飽きてきたなーという方は、お手軽なドレスアップとしておすすめですよ!

グリップを選ぶ!!

グリップを自分で交換している人は多いと思いますが、クラブセッティングにシビアな人は、グリップを大量買いします。

なぜなら、グリップ製造工程の中のばらつきで、どうしても2~3グラム程度の重量バラツキが発生してしまうためです。

そのため、運悪く重いグリップ、軽いグリップをバラバラに購入してしまった場合、クラブのバランスが1ポイント程度ズレてしまうこともあるからです。

ツアーバスの中には、同じグリップでも大量に在庫を用意しています。その中から、今使っているグリップとなるべく重量差がないものを探したり、新たに組み上げるクラブのグリップ重量差が少なくなるように気を使っています。

もちろん、鉛を入れてバランス調整すれば振り心地は同じになりますが、やっぱり調整が少ないに越したことはないですよね!

10本くらいのグリップの重量チェック

電子天秤を使って、グリップ重量をチェックします。

今回は52度と58度の2本を組んでもらいますので、この中から重量が近い2本を選んでいきます。

なるべく鉛が少なくなるように、前工程で調整してくれるのは地クラブならではの待遇かもしれませんね!

ネックの中は結構汚れてる!

実は新品のヘッドでもネックの中は少し汚れています。

ここは、接着剤を使ってシャフトと連結する大切な部分なので、しっかり掃除しましょう!!

ドリルの先にブラシをつけてネックの中を磨く!

電動ドリルの先に鉄のブラシをつけて、ネックの中を磨いていきます。この細かい気配りが、クラブの寿命を左右します!!

結構汚れてるでしょ?

ネックの中を磨いた後は、パーツクリーナーを吹きかけて汚れをぬぐい取ります!

結構汚れていてびっくり!

これは保管状況が悪いから! とかではなく、どの新品ヘッドでも同じです。

新品ではない場合、必ず接着剤のカスが残っています。リシャフトする時は必ずネックの中をクリーニングしてくださいね!!

シャフトの長さを決める!

シャフトはあらかじめ長めに作られていますので、必要な長さに合わせてカットします。

まずはスケールでカットする部分に目印をつけます!

シャフト切断!!

専用の工具を使ってシャフトを切断します! クラフトマンは慣れたものですから、サッと切断して完了!!

バランス調整の前準備

シャフトの長さを調整した後は、バランス調整に入ります。

そしてその前準備として、今回装着するグリップ重量に近いグリップサンプルを探します。

※グリップ交換したグリップを重量サンプルとして保管しています。

バランス調整開始!!

精度のいいアイアンであれば、それほど鉛を入れる必要はありませんが、無調整で狙ったバランスになることはありません。

グリップサンプルと下巻きの両面テープサンプルを載せて、バランスを調整していきます。

今回も最小限の鉛調整で完了です!!

いよいよ接着剤の登場!!

いよいよヘッドとシャフトを連結する段階まできました! もちろん接着剤は2液の強力なもの!!

クラブセッティングをDIYする人には、「メタルロック」(市販の接着剤)が有名ですね!!

ネックとシャフトに接着剤を塗って……

ここからはスピード勝負です!! ネックとシャフトに接着剤を塗って、一気に仕上げていきます!!

シャフトのロゴとクラブフェースを合わせて完了!

ヘッドとシャフトを連結させたら、シャフトのロゴとクラブフェースの向きを合わせて完了です!

この後は、ソケットのバリ部分を削り、グリップを挿して乾けば完成!! 全部で2時間くらいの工程でした!!

プロの組み立て作業を目の前で見せてもらえることなんてないので、とっても楽しいあっという間の時間でしたよ!!


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