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ゴルフスイング

Nick Jagger

ボールはロフトが上げてくれる!ピッチショットでサンドウェッジを使う理由

グリーン周りからのアプローチショットは、状況によってランニング、ピッチ&ラン、ピッチショットの大きく3種類の寄せ方があります。

一番ミスをしやすい寄せ方は、なんといってもフワリと上げてピタリと止まるピッチショットですよね。

ボールを手先で上げてはいけない

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バンカー越え、砲台グリーン、あるいはピンがグリーン手前のエッジに近く、その手前はラフが迫っているという特殊な状況ではピッチショットが有効な寄せ方となります。

ショットの目的から、ここで使用するクラブは、バッグにあるクラブの中で一番ロフトのあるサンドウェッジ、またはロブウェッジになります。

ボールを上げる、実はここに問題があるわけです。

ボールを上げるという意識がビギナーほど、どうしても働いてしまうのです。

つまり、スイングでボールが上がるようにクラブを振るのです。いわゆるすくい打ちです。

手でクラブを振り上げて、ヒョイとボールをしゃくり上げようとするのです。

クラブは短いですから、余計簡単に手で操作してしまうのです。

ボールを上げてくれるのはロフトであることを忘れない

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都合よくボールが芝の上に浮いていればまだしも、少し沈んでいたりするとザックリしたり、トップしたりとミスの続出です。

それに距離が近いだけに、すぐ結果を知りたがり頭が左に向くヘッドアップも多いのです。

ミスの多い理由は、このように心理的なことから起こってくるわけです。

どうして60度近いロフトのサンドウェッジやロブウェッジというクラブを選ぶのか、まずそれを考えるべきです。

手先ですくい上げなくても、クラブが簡単にボールを上げてくれる、ボールを上げてくれるのはロフトであることを忘れてはいけません。

スタンスはオープンの度合いを強める

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スイングはその距離に合ったコントロールショットでいいのです。

ハーフスイング、あるいはクォータースイングで十分に下半身と体を使うという基本を実行するだけです。

ただ、スタンスはフルスイングよりももっとオープンになり、またボールの位置もスタンスの中央にして、ややハンドファーストに構え、上からボールをとらえるようにします。

パッティングやアプローチなどの小さいスイングやショットほど、手先ではなく腹筋や背筋などの体幹を意識してスイングしてみましょう。

そうすることで、手先を使ったがために起こるミスを防ぐことができるでしょう。