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ゴルフ初心者何から始める?コースデビューまでの準備と練習を完全解説
友達がゴルフをしている、先輩に誘われた、などなどキッカケは数ありますが、ゴルフを一切やったことがない初心者がゴルフを始めようと思い立った時、一体何から始めれば良いのでしょう?
ゴルフには、ルールやマナーが存在し、ゴルフクラブの準備や、それを使ってボールを打つためのスイング練習など、コースに出る前に身に付けておかなければならないことがたくさんあります。
「早くコースに行きたい!」という気持ちがあるかもしれませんが、ゴルフ初心者がコースに出るために、何をどれくらいの期間練習すれば、コースデビューができるのでしょう?
ここではゴルフ初心者に向けて、コースデビューまでの準備と練習、やることについて完全解説します。
目次
-
- ゴルフ場でプレーしたい! コースデビューとは?
- ゴルフ初心者がコースデビューするまでの期間の目安は?
- ゴルフは運動神経に自信がなくても大丈夫!?
- ゴルフ初心者の必須知識! ゴルフクラブの種類を勉強しよう
- 一番飛距離が出るティーショットで使うドライバー
- 地面から打てるクラブの中で一番飛距離が出るフェアウェイウッド
- 打ちやすくてミスに強いため人気のユーティリティ(ハイブリッド)
- あらゆる場面で活躍するクラブ、アイアン
- グリーン周りやバンカーで使われるクラブのウェッジ
- 初心者におすすめ! アプローチ専用クラブのチッパー
- 上手くなればスコアが一気に縮まる! パター
- ゴルフクラブと用具の選び方
- ゴルフクラブの選び方とラウンドに必要なクラブの本数
- ゴルフ初心者が購入するべきクラブセットは? 何本?
- ゴルフ初心者の疑問! 左利きの人は右打ち? 左打ち?
- ゴルフ初心者の疑問! 初心者用クラブでスライス防止!?
- ゴルフ初心者の疑問! シャフトの硬さの目安
- ゴルフ初心者の疑問! ゴルフボールの選び方とおすすめ
- ゴルフ初心者の疑問! ゴルフシューズの選び方
- ゴルフ初心者の疑問! グローブの選び方
- 初心者でもドレスコードは大切! コースで着るゴルフウェアの選び方
- ドレスコードはコースだけじゃない!? クラブハウス内での服装マナー
- ゴルフラウンドに必要なものを揃えよう
- ゴルフラウンドにあったら役立つ持ち物
- 初心者がコースデビューする前に知っておきたいゴルフのルール
- 初心者がコースデビューする前に知っておきたいゴルフのマナー
- ゴルフはスピーディに! プレーファストを心掛けよう
- ゴルフにはキャディ付きとセルフプレーがある
- ゴルフ場に着いてからプレーまでの流れ
- ゴルフ初心者が覚えておくとスムーズ! コースデビュー前の豆知識
- ゴルフ初心者がスイングを練習するポイント
- ゴルフ初心者におすすめ! ビジネスゾーンを理解する
- 初心者からベテランまでおすすめの練習方法! ハーフショット
- 自宅でもできるゴルフ初心者にこそおすすめしたいパター練習
- スイングの練習では動画や鏡を活用しよう
- ゴルフ初心者はレッスンを受けることでスイングの不安がなくなる
- ゴルフ初心者がコースデビューした時の平均スコア
- ゴルフ初心者だってこれでコースデビューは安心!
ゴルフ場でプレーしたい! コースデビューとは?
「コースデビュー」とはその名の通り、初めてゴルフコースでプレーをすることです。
ゴルフ初心者がいきなりコースに出てしまってはいけないのか? そう疑問を持つ人もいると思います。
ゴルフの初心者である場合、「初心者だから……」と温かい目で見てもらえる場面はたくさんあります。
けれど、空振りばかりでまったく前に進めないとか、グリーンでなぜかアイアンを持っているとか、マナーをまったく知らないなど、そういったことが多くあると、進行に支障をきたし、一緒にプレーしている組の人だけでなく、ゴルフ場全体に大きな迷惑をかけてしまう可能性も出てきます。
もちろんゴルフは経験してみなければわからないこともたくさんありますが、初心者だって事前に知識として持っておけることもたくさんあります。
ゴルフ初心者でも、コースを回るために必要なことは最低限準備しておきましょう。コースデビューとは、自分にできる限りの準備をし終えてから初めてゴルフコースに出るものなのです。
ゴルフ初心者がコースデビューするまでの期間の目安は?
ゴルフ初心者が打ちっ放し練習場などで練習をし始めてから、コースデビューまでの期間は「人それぞれ」と言わざるを得ません。
ゴルフのプレー中にはドライバーショットやアプローチ、パターなど、ボールをカップインさせるため、いろいろなクラブを打つ必要があります。
少々ダフったりトップしたりというのは仕方ないことかもしれませんが、デビューできるレベルの目安は「ある程度狙った方向へボールが飛ぶ」くらいまで練習したほうがいいでしょう。
ボールを打っても少しずつしか進めないような初心者の場合は、カートに乗ることも許されず、ひたすらクラブを持って走り回るだけとなってしまって本人も楽しくありません。
打ちっ放し練習場での練習を週に1、2回程度、満遍なくショットの練習をする期間を設けていけば、近いうちになんとかコースには出られるようになるでしょう。
若いうちからスポーツに打ち込んでいた方は比較的飲み込みが早い傾向がありますが、目安の期間としては、コースデビューまでに3ヶ月程度かかると思っていいでしょう。
ゴルフは運動神経に自信がなくても大丈夫!?
さてそれではこの「3ヶ月」という期間。運動神経に自信がない方でも大丈夫なのでしょうか。
個人差はあるにしろ運動が苦手な人であれ、得意な人であれ、結局ゴルフ上達に大切なのは正しい動きの習得と繰り返しの練習です。
ゴルフ初心者でも毎日少しずつ家でクラブを握ったり、スイングの確認をしたりと練習を積むことで、驚くほどのレベルアップが期待できます。
ゴルフほど、日々の練習が大切なスポーツはありません。
コースデビューを急ぐ必要はありませんが、ちゃんと少しずつでも練習をして、各クラブがある程度扱えるようになればコースデビューはより早くなります。
ゴルフ初心者が気付けば数年でベテランゴルファーのスコアを追い抜いていた、なんてことも珍しくありません。
ゴルフ初心者の必須知識! ゴルフクラブの種類を勉強しよう
それではここからはコースデビューに際して、ゴルフクラブの種類を勉強していきましょう。
ゴルフクラブの種類についてわからないままコースデビューしても、ショットを打つ時に何を打てばいいのかわからなくなってしまいます。
ゴルフクラブにはそれぞれの名称と役割が存在します。どこで何を使うべきなのか、特徴をチェックしていきましょう。
一番飛距離が出るティーショットで使うドライバー
別名1番ウッド、とも呼ばれるドライバー。
ドライバーは、丸くて大きなヘッドが特徴です。使う用途はティーショット(一番最初にティーアップして打つこと)です。
クラブの中でも一番飛距離が出るのがドライバーで、なるべく飛ばしたい最初のショットで使っていきます。
セカンドショット以降に、地面の上にあるボールをドライバーで打つことを「直ドラ(じかどら)」と呼びますが、地面から打つのはプロでも難しく、使う場面もかなり限られます。
ドライバーはティーショット専用のクラブと覚えておきましょう。使うホールはパー4(ミドルホール)とパー5(ロングホール)で使用されます。
地面から打てるクラブの中で一番飛距離が出るフェアウェイウッド
フェアウェイウッドはドライバーと同じような形状をしていますが、少し小ぶりなのが特徴です。3番、5番、7番と数字が大きくなるにつれ飛距離が出ない構造になっています。
弾道が高く、ボールを飛ばしやすいクラブです。しっかり当たれば飛距離が出ますので、セカンドショットで距離が欲しい時などに使われます。
シャフトが長い分扱いにくく、3番ウッド、5番ウッドあたりは使いこなすのがなかなか難しいものです。
地面から直接打てて、距離も出るフェアウェイウッドですが、ラフの中では芝の抵抗により、難易度が一気に上がります。
ドライバーよりも短くて少しだけ扱いやすいので、方向性を確実に出したいティーショットで使う場面もあります。
ちなみにこれらのクラブには、ドライバーのように別名があります。よく使われるのは3番ウッドの「スプーン」、5番ウッドの「クリーク」です。合わせて覚えておきましょう。
打ちやすくてミスに強いため人気のユーティリティ(ハイブリッド)
メーカーによってはユーティリティやハイブリッドと名称が変わるクラブです(テーラーメイドというゴルフブランドでは「レスキュー」と呼んでいます)。
形状はフェアウェイウッドと近いのですが、少しヘッドの幅が狭くなっています。
フェアウェイウッドとアイアンのイイトコ取りをしたクラブで、打ちやすい、コントロールもしやすい、飛距離も出るとメリットがたくさんです。
飛距離的にはフェアウェイウッドとアイアンの間を埋めるようなクラブです。飛距離の出ないフェアウェイウッドや難しいロングアイアンなどを抜いて、ユーティリティで代わりとしているゴルファーもたくさんいます。
あらゆる場面で活躍するクラブ、アイアン
アイアンはセットになっており、男性用の場合は5番から9番、ピッチングウェッジまでの6本が主流です。女性用アイアンは7番、8番、9番、ピッチングウェッジのセットになっているものが多いです。
決まった距離を打つためのクラブで、5番が一番飛距離が出て、数字が大きくなるにつれて、飛ぶ距離は短くなっていきます。数字が小さいクラブほどよく飛距離が出ますが、打つのが難しくなるという特徴があります。
形状は、金属製の薄い三角のような形。ヘッドの底面には数字が記載してあり、それぞれの番手を示しています。
グリーン周りやバンカーで使われるクラブのウェッジ
バンカー(コース内にある砂が敷き詰められた場所)からの脱出や、短い距離をグリーンに乗せる時に使うクラブがウェッジです。
形状はアイアンに近く、ボールを打つ面(フェースと言います)がアイアンよりも上を向いているためボールが高く上がるのが特徴です。
アイアンでは数字が書いてある底面に、ピッチングウェッジの場合「P」や「PW」、アプローウェッジの場合「A」「AW」、サンドウェッジなら「S」や「SW」と記載されています。
その他にも52度や58度など、ロフト角で表記されているものも多く使われています。
サンドウェッジは、砂にヘッドが潜りにくくするためクラブの底(ソール)が出っ張った部分(バウンスと言います)があり、バンカーからボールを脱出させやすくなっています。
初心者におすすめ! アプローチ専用クラブのチッパー
アプローチはフルショットでなくコントロールショットであることが多いのですが、ゴルフ初心者の場合、フルショットは打ててもアプローチの力加減が苦手で、トップやダフリを繰り返してしまうという人も多いです。
そんな時にチッパーが強い味方になるでしょう。
パターのような形状をしていて、非常に打ちやすく大きなミスをしにくいため、大体の距離が狙いやすくなっています。
インパクトで少し上に飛び出したボールが、着弾から転がっていくようなボールが打てるのが特徴です。
両面が打てるようになっているものは競技で使うことができません。片面のみのものならば使用可能です。
上手くなればスコアが一気に縮まる! パター
パターは、グリーンに乗ったボールをカップに向けて転がすクラブになります。
細長いブレード型(ピン型、アンサー型とも呼ばれます)、かまぼこのような形をしたマレット型、四角い形状やツノが生えたような形状をしたネオマレット型などがあります。
また長さも様々で、32インチから34インチが主流です。それよりも長いロングタイプのパター(中尺パター、長尺パターなどと呼ばれます)もあります。
グリーンの近くまでボールが飛んだ時は、アプローチで使うクラブとともにこのパターも一緒に持っていくようにしましょう。
ゴルフクラブと用具の選び方
ゴルフクラブの種類を理解した後は、実際に使うゴルフクラブやラウンドに必要な用具を選んでいきます。
ゴルフクラブや用具は販売しているメーカーの数も多く、どのアイテムにおいても、何を選んで良いのか悩んでしまう人も多いです。
基本的な用品選びについて、以下で見ていきましょう。
ゴルフクラブの選び方とラウンドに必要なクラブの本数
ゴルフのラウンドでは、ゴルフクラブの最大本数は14本と決められています。ですが最低本数は決まっていません。
1本1本選んでいくのもゴルフ初心者の内はチョイスが大変ですので、最初はゴルフショップで販売されている、「クラブセット」を購入するのもおすすめです。
クラブセットはゴルフクラブだけでなく、キャディバッグやヘッドカバーも付いているものも多いので、手間なく揃えることができますよ。
初心者向けに本数の少ないハーフセットもあり、とりあえずゴルフができるだけのクラブセットを揃えたいという場合にはこちらもおすすめです。
最初はハーフセットを使い、上達するにつれて足りない番手を足していってもいいでしょう。
14本上限までクラブを詰め込んだとしても、初心者のうちは細かい距離の打ち分けができないので、最初から14本持つ必要もありません。
ラウンドを終えてみて「このクラブ1回も使わなかった……」なんてことは初心者に限らずよくある話です。
ゴルフ初心者が購入するべきクラブセットは? 何本?
ゴルフクラブを14本きっちり揃えても、初心者にはなかなか使いこなせません。購入時の金額も高くなってしまうため、まずはゴルフ初心者が「これだけクラブが揃っていれば大丈夫」というクラブセットの一例を紹介していきたいと思います。
まずはパターとドライバーは必須でその間を考えてみましょう。
地面から打てて飛距離が出せるクラブのフェアウェイウッド。その中でも扱いの難しい3番ではなく、少し打ちやすい5番ウッドをチョイスします。
続いてウッド型のユーティリティ。ロフト角が19度~23度くらいのものを選ぶと5番ウッドよりも少し短い距離が狙えます。また初心者の場合は、フェアウェイウッドよりユーティリティのほうが使いやすいと感じる場面も多いので、1本は入れておくといいでしょう。
そしてアイアン。7番アイアン、9番アイアン、ピッチングウェッジの3本が揃っていればとりあえず大丈夫です。
そして最後にウェッジはサンドウェッジと呼ばれるロフトの大きなクラブを揃えましょう。
飛距離順に見ていくと
・ドライバー
・5番ウッド
・ユーティリティ
・7、9番アイアン
・ピッチングウェッジ
・サンドウェッジ
・パター
の合計8本となります。
これは一般的に販売されている「ハーフセット」と呼ばれるクラブセットに近い構成になっています。ハーフセットの場合はユーティリティが7番ウッドに変更されているケースもあります。
ゴルフ初心者がラウンドをする場合、おそらくまずはこれだけのクラブがあれば大丈夫です。
クラブのハーフセットを入門用として購入するのも選択肢としてはアリです!
ゴルフ初心者の疑問! 左利きの人は右打ち? 左打ち?
日常生活では左利きという人もいますよね。
実はゴルフは右打ちの人が非常に多いのですが、左利きの人はどっちで打てばいいのでしょうか。
ゴルフはどちらで打っても大丈夫なのですが、もし抵抗がなければゴルフでは右打ちをおすすめします。
ゴルフの打ちっ放し練習場での打席が非常に少ないのが理由の1つ。
右打ちに比べて左打席は圧倒的に少ないのです。もし左打ちの方が先に練習していれば、空くのを待つしかありません。
もう1つはクラブ選びに差が出やすい点。右打ちのゴルファーが多いため、左打ちのクラブはラインアップが少ないのです。左打ち人口が少ないため、中古市場にもクラブがあまり出回っていません。
野球のように左打ちのメリットがあれば左打ちの有効性を活かしたいところですが、ゴルフでは残念ながら左打ちによるメリットはほとんどありません。右打ちも左打ちも変わらないのです。
ゴルフをする環境が整っているのは圧倒的に右打ちなので、左利きの人でも右打ちでゴルフライフをスタートさせることをおすすめします。
女子プロゴルファーの青木瀬令奈(画像)プロも左利きの右打ちゴルファーです。
ゴルフ初心者の疑問! 初心者用クラブでスライス防止!?
ゴルフクラブには、初心者用から上級者向けまで様々なアイテムがあります。
ゴルフ初心者の場合はスライスと言って、右に曲がっていくボールが多く出ます。
理由は様々ですが、ボールを打つ時にヘッドが外から入って打ったり、フェースが開いてインパクトをしていたりするとスライスボールが出ます。
初心者ゴルファーでスライスが止まらないという方は、真っすぐ打てるように設計されている初心者用クラブをチョイスすると、スライスを抑え込みやすくなります。
スイングを矯正して上手に打てるようにするという方法もありますが、スイング矯正はなかなか時間がかかる作業です。そんな時には、道具が自分の欠点をカバーしてくれるものを選ぶといいでしょう。
ゴルフ初心者の疑問! シャフトの硬さの目安
シャフトとは、グリップとクラブヘッドをつないでいる棒のことです。
このシャフトには硬さがあって、どの硬さを選ぶのが良いのかは、ヘッドスピードが基準となります。
一番柔らかいものからL、A、R、SR、S、Xの順番に硬くなっていきます。LとAはレディース用のモデルで、R以上は男性用モデルとなっています。
力のない女性はL、力のある女性はAか男性用のR、力のない男性はRからSR、力のある男性はSまたはXを選ぶのが大体の目安です。
ゴルフ初心者の疑問! ゴルフボールの選び方とおすすめ
ゴルフボールにはたくさん種類があり、どれを選んだらいいのか混乱する人もいます。
飛距離は出るけれどスピンがあまりかからないディスタンス系。スピンはかかるけれど飛距離は少し劣るスピン系。真ん中の性能を持ったハイブリッド系の3種類のゴルフボールがあります。
ゴルフ初心者には、新品でもお値打ちに購入できるディスタンス系のボールがおすすめです。
ロストボールと呼ばれる中古のゴルフボールもお値打ちに購入ができますが、ロストボールは銘柄がバラバラの場合もあり、ボールごとに飛距離や打った感覚が大きく変わってしまうというデメリットがあります。
銘柄が同じものでも、長く池に沈んでいたボールや、日光にさらされていたボールも含まれており、品質が大きく違う場合も考えられます。そのような感覚のズレは、ゴルファーにダイレクトに伝わります。
そのため、初心者ゴルファーであっても、ロストボールではなく、一定の品質で、さらに値段も1球100円前後で購入できる新品のディスタンス系のボールをおすすめします。
ゴルフ初心者の疑問! ゴルフシューズの選び方
ゴルフをする上でゴルフシューズは必需品です。たかが靴、されど靴。足元のグリップ力や履き心地はプレーに影響を大きく与えます。
ゴルフシューズには、ダイヤルをくるくる回して締め込むダイヤル式と、運動靴と同じような紐式のものがあります。
どちらが良いとは一概には言えず、好みも分かれるところです。ただシューズを脱いだり履いたりするにはダイヤル式がお手軽。細かな調整は紐式が得意です。
また、ゴルフシューズの底面、ソールにも種類があります。
ソフトスパイクという樹脂性の鋲が付いているタイプとスパイクレスという、運動靴の底に凹凸がついているようなタイプに分かれています。
ソフトスパイクのほうがグリップがしっかり効きますが、ちょっとだけ足が疲れやすい欠点があります。逆にスパイクレスは普通の運動靴のような感覚で使えますので足も楽ですが、グリップ力が少し弱く滑りやすくなります。
靴は個人によって合う合わないが変わってきますので、しっかりと両足とも試着して選ぶようにしましょう。
ゴルフ初心者の疑問! グローブの選び方
グローブは合成皮革や天然皮革など素材の違いはありますが、値段だけで言うなら最初は1000円以下のお値打ちなグローブで十分です。
消耗品ですし、グローブが変わったとしても初心者のうちはそこまで敏感にはならないはずです。強いて言うなら、お気に入りのカラーやデザインなどで選んでもいいかもしれませんね。
もう1つグローブ選びで悩むのが、片手と両手です。
多くの人は片手グローブを使用しており、基本的には右打ちの場合は左手に、左打ちの場合には右手にグローブをします。製品によっては両方の手袋があるものもありますが、ここは好みで選んでいきましょう。
男性は片手グローブ、女性は両手グローブを選ぶ方が多いようです。
サイズは、店頭で試してみて少しキツいと感じるものを選ぶことがおすすめです。大きめのサイズを選んでしまうと、グローブの中で手が滑ってしまいますので、しっかりとグリップしづらくなってしまいます。
初心者でもドレスコードは大切! コースで着るゴルフウェアの選び方
ラウンドで着る服と言えば、襟付きのシャツと、ズボン(女性であればスカートも可)が一般的です。
ゴルフ初心者の内は細かく規定されたドレスコードに迷いやすいものですが、服装選びに困った時のポイントがあります。
ゴルフメーカーのゴルフウェアとして販売されているものの中から、襟が付いているもの、ズボンやスカートはジーンズやジャージ素材以外のものを選びましょう。
稀にゴルフウェアでも襟なしやジーンズのような風合いのものもありますが、これはゴルフ場によってドレスコードで禁止されている場合も多く、最初は避けておいたほうが無難でしょう。
ドレスコードはコースだけじゃない!? クラブハウス内での服装マナー
クラブハウスでの服装はスラックス、襟付きのシャツにジャケットを羽織るのが一般的です。
ゴルフ初心者でクラブハウスでのドレスコードを知らない方が、たまにジーンズやサンダルでクラブハウス内を歩いている姿を見かけることもありますが、ゴルフ場スタッフや他のお客さんから注意を受ける可能性があります。
「郷に入っては郷に従え」の格言の通り、ゴルフ場のクラブハウスではジャケット・パンツスタイルが男女ともに無難です。女性の場合はスカートも可など、もう少し服の選択肢が増えます。
クラブハウス内に入場する時は、靴にも気を配りましょう。
男性は革靴、女性の場合はヒールの低めなパンプスを選ぶと間違いありません。
ゴルフラウンドに必要なものを揃えよう
ラウンドでは必要なものがたくさんあります。
ちょっとした物はゴルフ場の売店でも購入できますが、あらかじめ用意しておき、ポケットなどすぐに取り出せるところに入れておくと安心です。
・グローブ
・ボール(1ダースくらいあれば安心)
・ティー(ショートとロングの2タイプ)
・マーカー
・グリーンフォーク
ゴルフ初心者でもまずはこれだけ揃えておくといいでしょう。
マーカーやグリーンフォークはゴルフ場で無料で配布している場合もありますので、そちらを利用しても構いません。
ゴルフラウンドにあったら役立つ持ち物
ゴルフラウンドには必ずしも必要じゃないけれど、あったら便利というものがありますのでチェックしていきましょう。
まずは、ゴルフボールやティー、携帯電話、スコアカードなどをまとめて入れておくカートバッグ(ラウンドバッグ、ラウンドポーチ)があると便利です。4人で回る時はカートの中が、4人分の荷物でごちゃごちゃになってしまうこともあります。
続いてこのカートバッグを引っ掛けておくためのS字フック(Sカン)。ゴルフ場によって荷物置きが小さなカートもありますので、カートの手持ち部分にS字フックを引っ掛けておけば、それだけ荷物を置くスペースが広く取れます。
飴やガム、チョコレートなどのおやつも意外と重要です。ゴルフのプレーはお昼休憩を挟むとは言え、なかなかの長丁場。
お昼休憩前にお腹が空いて集中力が切れてしまう場合や、気分転換をしたくなる場面も訪れます。そんな時、すぐに食べられる飴やガム、チョコレートなどを用意しておくといいですよ。
カイロや日焼け止めなどの、季節限定のアイテムも必需品です。ゴルフ場は山間部や河川敷など、風が強く吹く場所にあることも多いです。
冬場は雪が降っていなくても、極寒の環境でのプレーとなるのでカイロは必須。また夏も日陰ばかりではありませんから、女性だけでなく男性も日焼け対策はしておきたいものですね。
初心者がコースデビューする前に知っておきたいゴルフのルール
ゴルフはティーショットからカップインまで、何回打ったのかを数えていきます。この打数の合計をスコアとしてカウントしていますよね。
このスコアは、空振りも1打加算ですし、OB(アウト・オブ・バウンズ。ボールが区域外に出ていってしまうこと)をしたら1罰打が付きます。
そしてよくあるのが、カップインまであと10センチというような場合。「OK」と言われてボールを拾っている光景を見かけますが、このときも1打を加算しましょう。
入れたことになるわけではなく、次の1打でカップインするとみなすよ、という意味の「OK」なので足し忘れないようにしましょう。
細かなOBやアンプレヤブル、ドロップなどのルールはひとまず覚えなくても大丈夫。周りの人に聞きながらスコアをカウントしていきましょう。
初心者がコースデビューする前に知っておきたいゴルフのマナー
ゴルフは定められたルールだけではなく、守るべきマナーが存在します。
まず1つ目は、人が打つ時には静かにしなければならないというものです。おしゃべりに夢中になって、他人のショットの邪魔をしないようにしましょう。
また、人が打つ時にはその人よりも前に出てはいけません。あらぬ方向に飛んでいった打球が当たって、失明したり、救急車で搬送されたりする事故が起きています。
グリーン上ではカップと他人のボールを結んだライン上を踏まないように注意します。
グリーンの芝は非常にデリケートなので、それだけでボールの転がりが変わってしまう場合があります。必ずカップとボールを結んだ線のボールの後ろを歩いていきましょう。
なお、グリーンの上は走ってはいけません。グリーンの根は非常に浅く、スパイクで足に力を入れるとグリーンが傷んでしまうためです。
みんなが使うグリーンを大切に使うよう意識しましょう。
ゴルフはスピーディに! プレーファストを心掛けよう
ゴルフ初心者の人が組に混じると、なかなか練習通りに打てないためどうしてもプレーが遅くなってしまいます。
ゴルフ初心者の場合は仕方がない部分もありますが、上手に打てないからと言って、遅くプレーをしてもいいわけではありません。ゴルフではプレーファストが原則で、後続の組を待たせるのはマナー違反となります。
そのため次に打つクラブを持って、とにかく走るように心掛けましょう。
例え上手に打てなくてスコアが散々でも、後続のことを考えてプレーが速い人は非常に好感が持てます。逆にベテランでもプレーが遅いゴルファーは、直接口に出して言われなくても敬遠されてしまいます。
実力だけがグッドゴルファーとは言えないのです。
ゴルフにはキャディ付きとセルフプレーがある
ラウンドには、キャディ付きのプレーと、キャディのいないセルフプレーがあります。
コースデビューにあたって、いろいろアドバイスをしてもらえたりするのはキャディ付きのプレーでしょう。しかしそのアドバイスも聞く余裕がなかったり、思う通りにプレーができないこともしばしば。
そのため最初は仲間内だけで楽しめるようにキャディの付かないセルフプレーのほうが気楽と感じる人もいるようです。
しかしキャディ付きプレーの場合、クラブ選びやカートの操作、ボールの行方を見てくれるなど細やかなプレーの補助をしてもらえます。ゴルフの初心者でもプレーに集中しやすい環境を整えてくれるんですね。
その点、すべて自分でやらなければいけないセルフプレーは、他のことまで気を配らなければいけないのでキャディ付きのプレーを好む人もいます。
キャディ付きプレーの場合、キャディ料金が加算されますので、同伴のプレーヤーと相談して決めるようにしましょう。
コースによってはキャディ付きしか選べなかったり、セルフプレーしか選べない場合もあるので予約の段階で確認しておきましょう。
ゴルフ場に着いてからプレーまでの流れ
ゴルフ初心者が一番不安を感じる時って、「ゴルフ場へ到着した後の流れがわからない」という時ではないでしょうか。
ゴルフ場に着いたら、その後の流れをある程度把握していると、気持ちに余裕ができます。どんな流れで、どこに行けば良いのかをまず確認しておきましょう。
コースへはスタートの1時間前くらいを目安に到着しましょう。
ゴルフ場に着いたらまずは玄関前に車を止めてゴルフバッグを下ろします。ゴルフ場スタッフがバッグを受け取ってくれるので、そのまま渡して駐車場へ(自分で下ろす場合もあります)。
車を置いたらクラブハウスへ入場して受付をします。受付では記入用紙に氏名や住所、生年月日などを記入して提出するとロッカーキーと引き換えてもらえます。
それからロッカールームへ行き、ゴルフウェアに着替え、ゴルフシューズに履き替えます。
準備が整ったらパター練習場や打球練習場でスタートまで体をほぐして、スタート15分くらい前には出発するカートのところまで行きましょう。
カートが見つからない時は、スタッフにスタートするコースの名前(インやアウト、ゴルフ場によって固有の名前が付けられているところも)とスタート時間を告げると教えてくれます。
そして前半のプレーがスタート。前半終了後にはレストランで食事をします。食事の時間は40分〜1時間程度の場合が多いです。
食事後には後半のプレーがスタートし、18ホールすべてを回り終えたらその日のゴルフは終了です。ホールアウト後には、お風呂に入って汗を流してから支払いを行います。
プレーの内容やゴルフ場によって若干変わるところもありますが、およその流れはこのような感じになります。
ゴルフ初心者が覚えておくとスムーズ! コースデビュー前の豆知識
ゴルフには細かなルールがありますが、完璧に覚えてから行く必要はありません。ただ、覚えておくと進行がスムーズになるポイントがありますので、頭に入れておきましょう。
まず、打つ順番です。一番に打つ人をオナーと言って、スタート前にくじ引きをして決めます。くじ引きをする棒がコースに備え付けられているのでそれを使いましょう。2ホール目以降は、前のホールでスコアが良かった人から順に打っていくのが基本です(同じスコアだった場合は前のホールの打順に準じます)。
ホールの第1打目、ティーショットでは、ティーペグ(木製やプラスチック製の、地面に刺してその上の皿にボールを乗せる道具)でティーアップして地面から少し浮かせた状態のボールを打ちます。
最初のショット(もしくは特設ティー)以外ではティーペグを使ってボールを打つことはできません。
もしホールの途中、バンカー(砂場のようなところ)に入れてしまいそこから打つ場合、その後は設置されているレーキでショット痕と自分の足跡を必ず均(なら)すようにしましょう。
すべてを覚えておくのは難しいですが、なんとなく頭の中でイメージしておくだけでずいぶん気が楽になりますよ。
ゴルフ初心者がスイングを練習するポイント
ルールやマナーをある程度頭に入れたら、あとはゴルフの実力を上げてスムーズなプレーができるようにしておくだけです。
そのためにはまずゴルフスイングを練習しておくことが不可欠。
ゴルフの打ちっ放し練習場へ通って、ある程度すべてのクラブを扱えるように練習してみましょう。
ゴルフのスイングは学んですぐにできるものではありませんが、正しいスイングやグリップの握り方を身に付ければプレーファストやスコアアップにもつながります。
ゴルフ初心者におすすめ! ビジネスゾーンを理解する
ボールを打つ瞬間をインパクトと言います。このインパクト周辺の動きをビジネスゾーンと呼びます。
ビジネスゾーンの練習は、ボールを小さなスイングで打つ非常に地味な練習でありますが、ここにはゴルフスイングの大切な要素がすべて詰まっています。
ゴルフではなんとなく思いっ切りスイングをして、ボールを遠くへ飛ばすようなイメージですが、小さなスイングからボールの打ち方と打つ感覚を養っていったほうがゴルフ初心者はスイングを覚えやすいでしょう。
バックスイングではクラブのシャフトと地面が平行になるまで、ボールを打ってからの逆側(フォロー)でもシャフトと地面が平行になるまでが、このビジネスゾーンを理解するための振り幅になります。
初心者からベテランまでおすすめの練習方法! ハーフショット
ビジネスゾーンのスイングがある程度身に付いたら、続いてハーフショットです。ビジネスゾーンの練習よりも少しだけスイングの幅が大きくなります。
ビジネスゾーンではシャフトと地面が平行になるまででしたが、ハーフショットはバックスイングでは左腕、フォローでは右腕が地面と平行になるまでの振り幅で行います。
力を入れる必要はありませんし、遠くにボールを飛ばす必要もありません。
フルスイングでなかなかボールに当たらないという人でも、ビジネスゾーンまたはハーフショットの練習を繰り返していくとスイングが安定してくるメリットがあります。
ゴルフスイングの基本とも言える大切な練習方法ですので、正しい形でハーフショットをじっくり行いましょう。
自宅でもできるゴルフ初心者にこそおすすめしたいパター練習
パターはホールの一番最後に使うゴルフクラブですが、実にスコアの約40%の打数を占めるとても重要なクラブです。
パター練習の器具としてパターマットがありますが、それがなくても、パターとボールさえあれば自宅のカーペットの上でも練習ができますので、積極的に練習して慣れていきましょう。
方法は簡単で、何か目標になるものを置いたら、その目標に向けてボールをパッティングするだけです。
距離は1メートルもあれば十分です。真っすぐに打てるようにフェースの面を意識しながら打っていきましょう。
スイングの練習では動画や鏡を活用しよう
スイングの形はなかなか自分でイメージした動きがそのままできるとも限りません。イメージと実際の動きには必ずズレが出てきます。
このズレを少しでも近づけていくために、動画を撮影したり、練習場に備え付けられている鏡を活用したりしましょう。
手持ちのスマートフォンでも、手軽に外からの視点で自分のスイングを見られますのでフォームチェックができます。
友人に撮影してもらったり、三脚やスマホスタンドなどを活用して撮影してもいいでしょう。
ゴルフ初心者はレッスンを受けることでスイングの不安がなくなる
自分のスイングが正解なのか、本当にこの練習を続けていていいのか、自己流で練習を続けていると、不安になることがあります。
そのような方は、プロゴルファーによるレッスンや、打ちっ放し練習場で開催されているスクールを受講してみるのも1つの手です。
レッスンにも種類があって「○ヶ月でコースデビューを目指す!」としているところもあれば、そうした目標は設定せず、和気藹々(あいあい)とゴルフの練習を楽しむところも。
レッスンの温度が自分と違ってしまうと、なかなか通い続けるのは難しいです。
温度差が生まれないように、レッスンを行っているところの多くでは体験レッスンを行っています。
一度レッスンを受けてみて、自分の目的に沿ったところかどうか、見極めることが大切です。
いざレッスンを受けてスイング理論や考え方などが自分の中で固まれば、打ちっ放し練習場で調子が悪い時でも、どんな練習をしていくべきか迷いにくくなります。
あれこれ考え過ぎてスイングがわからなくなってしまう、という弊害を抑え込むことができますよ。
ゴルフ初心者がコースデビューした時の平均スコア
コースデビューをした時の平均スコアは、それまでの練習量によって大きく変わります。かなり一生懸命練習した人で110くらい。まったく練習をせずいきなりコースへ連れていかれてしまった人で150くらい、というのが大体のイメージです。
ただ中には例外もいます。
テニスや野球経験者の中にはものすごくスイングがパワフルな人もいます。そんな男性が練習もせず力任せにスイングすると、当たりますし飛距離も出るんですが、ボールがバラバラな方向へ飛んでいってしまいます。
そういう方だと、デビュー戦で180を超えてしまうスコアの方もいます。
コースデビューをした時の大体の平均を考えると120くらいが多いでしょうか。
ただ個人の力やデビューコースにもよりますので、大幅にバラつきがあることは確かです。
始めはスコアは気にせずゴルフを楽しみ、ホールアウトすることを考えていきましょう。
ゴルフ初心者だってこれでコースデビューは安心!
道具や練習方法、マナーなど、まずゴルフのコースデビュー前の初心者が抑えておくべきポイントをお話してみました。いかがでしたか?
道具や知識、ウェアなど準備するものは比較的多いですが、普段使いのものと併用できるものは併用していくと良いですね。
ゴルフの練習は、日々続けていないとなかなかコースデビューできるようにはならないかもしれません。
日々コツコツと練習を続けて、同伴の経験者をびっくりさせてみるのも楽しいかもしれませんよ。
まずはレッスンのひとつの目安、3ヶ月を目標にあなたもコースデビューを目指してみてはいかがでしょうか。