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ライフスタイル

レッスンプロ・クラフトマン 河野

まるで穴を掘っているかのようなスイング(1)~記憶に残る生徒様

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回は、ゴルフは趣味ではないとおっしゃるky様のお話です。

年に4回のOB会に出る目的のためにゴルフの練習をしているのだそうです。

一年に4回のレッスン。

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私の生徒様に、毎年6月か7月にワンクール(4回)だけレッスンを受けてくれる方がおられます。

もう、5年程続いています。

ゴルフは、趣味ではなく定年まで勤め上げた会社 (一流企業) のOB会のゴルフの集まりに参加するために練習をしているので、趣味という訳ではないのだそうです。

ky様は、OB会一の変則スイングで、「ゴルフ場を穴だらけにする奴」とからかわれているだけならまだ良かったのですが、とうとうボールに当たらなくなってしまいゴルフにならなくなってしまいました。

変則過ぎてお仲間もお手上げ、人格も頑固そうで、他人の言葉をスンナリ受け入れるタイプには見えません。

見兼ねた元同僚がレッスンを受けた方が良いよと勧めてくれて、それも大人数のスクールではなく、君の場合個人レッスンを受けないと無理だと思うよと、当店(ビッグキャリーゴルフショップ)を紹介してくれたそうです。

ゴルフ以外の趣味が本命。

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ky様が初めてお見えになってスイングを拝見した時に内心「また、すごいスイングの人が来たな」と思いました。

歴代5本指クラスの変則スイングです。

●手は、胸までしか上げません。
●トップでシャフトは立っています。
●左足を思いきりヒールアップさせ、ダウンは全身で一気に上から下にヘッドを叩きつけます。

そのため練習場では、マットの下がコンクリートですから、マットより下にヘッドが刺さることはありませんが、コースではヘッドが刺さりボールに当たりません。

まるで穴掘りで使うツルハシを上から叩き付けているようで、遠くから見たら穴を掘っているようにしか見えません。

私「何が一番お困りですか?」(悩みは明らかですが、一応)

ky様「ダフリが多くボールに当たりません」

私「ご自分のスイングフォームを見た事はありますか?」

ky様「何度か見ています」

私「かなりスイングに対して思い違いをしておられるようなので、時間が掛かると思います」

ky様「他にやることがあり、この1ヶ月しかゴルフに割ける時間がありません」

私「どんな趣味をお持ちなのですか?」

ky様の趣味はここには書けませんが、とても体力のいる趣味で、体はとても鍛えていました。

ky様は、当時69歳でした。

練習方法。

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私「わかりました、理論をわかりやすく説明するレッスンを行っていきますから、疑問や不明なところがあったら質問をしてください」

それから、必要な理論を説明しました。

●ヘッドをボールに叩き付ける“V字軌道”では、インパクトが点になるため、効率の良いショットにならないこと。

●五円玉の穴に紐を通して、その紐の端を持ちグルグル回します。正確ではありませんが、それがヘッド軌道のイメージです。ヘッドを上から叩き付けるV字軌道ではありません。

●右腕が首に巻き付くようにフォローを取ること(遠心力を感じるように首に巻き付けます)。

●ボールはフォローで飛ばすようにすること。

それぞれの練習方法を説明して、時間の空いた時に、素振りで良いので繰り返し行ってくださいとお願いしました。

次回に続きます。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。

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