【理想的】フレッド・カプルスに見るリラックススイング。

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ゴルフスイング

【理想的】フレッド・カプルスに見るリラックススイング。

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こんにちは、飛太郎です。

2018年のマスターズも熱かったですね。

優勝したパトリック・リード選手も、奮闘わずかに及ばなかったリッキー・ファウラー選手も、すべての選手が今回も素晴らしいゴルフで感動を与えてくれました。

その中でも、特に飛太郎の目に強く印象に残った選手が、'92年のマスターズチャンピオン、主題のフレッド・カプルス選手。

彼のスイングにこそ、すべてのゴルファーに通ずる「一つの理想」が存在すると考えます。

ご紹介していきましょう。

彼が見せる、本当の意味での「リラックススイング」

彼のスイングからは、ある一つの特徴が見て取れます。

それは、表題の「本当の意味でのリラックス」が成されているという点です。

幼い頃、周囲の大人に飛距離で負けないために編み出したと言われている彼の「ゆっくりとしたテイクバック」を含め、そのスイングには一切の無理・無駄がありません。

そこには、飛距離と方向性を高い次元で両立させながらも、さらには年齢による肉体的影響を最小限に抑え得る大きなメリットが存在します。

そして何よりも恐るべきことは、彼のスイングは若かりし頃と一切の遜色がないという点。

それは、無理をして若い頃と同じスイングを維持しているという意味ではなく、むしろ逆。

若い頃に、すでに今の年齢でも無理なく行えるスイングを編み出し、30年以上もそれを実行し続けてきたという事です。

正に歴戦の強者と呼ぶに相応しいですね。

「無理して飛ばす」のではなく、「無理なく飛ばす」を体現する選手。

彼のスイングの中で、最も特徴的なポイントは何でしょう?

多くの方が、アップライトに設けられたトップポジションを挙げるかも知れません。

もちろん、それも一つあるとは思いますが、僕が見るのは「上体の捻転角度」です。

彼のそれは、決して深くありません。むしろ、他の選手に比べると浅いと言っても過言ではないでしょう。

人間は、年齢を重ねるにつれて身体の可動域が狭くなります。

ゴルフスイングにおける腰椎・胸椎の可動域も例外ではありませんから、上体の捻転が浅くなるのも仕方のないことだと言えます。

ただ、彼の場合はそうではないんですね。

どういうことか、つまり「昔から」捻転角度が変わっていないのです。

先の段落でお話しした、「年齢による肉体的影響を最小限に抑える」というメリットは、そこにあります。

若い頃に可動域を十分に活用したスイングを完成させ、それを日常としてしまえば、年齢を重ねるごとにスイングも変化させていかねばなりません。

しかしながら彼の場合は、上述した特徴からそういった弊害が少ない。

なぜなら、若い頃から無理のない捻転角度で、変わる必要に迫られる事のないスイングを身に付けて戦い続けてきたからです。

アップライトに構えたトップポジションは、その浅くゆっくりとした上体の捻転を補って余りある働きを、そこでこそ発揮する訳です。

ゆっくりだからこそ、筋力ではなく重力に任せやすく、また捻転に無理がない故に、「正しい意味で」腕を上手く使うことができるからです。

筋力や若さに任せて勢いよく振り上げたトップオブスイングだと、残念ながら彼のように「無理なく」振ることは叶わないでしょう。

全てのゴルファーに通ずる、大切なファクター。

58歳を迎えた今もなお、第一線で現役を張るカプルス選手。

今回は、長年悩まされている背中の痛みに加え、さらに腰痛も抱えていたとのこと。

それでもコルセットのような補助具を装着して、誰もが夢見る大舞台で堂々と戦い抜きました。

数々の故障個所を抱え、世間一般で言われる「肉体的ピーク」というものを超える年齢でありながら、あの舞台で38位タイという結果はスゴイの一言に尽きます。

要所要所で魅せてくれる技の鮮やかさは、色褪せるどころかさらに輝きを増しているようにさえ見えました。

彼のスイングを「一つの理想」と冒頭で申しましたが、それは彼が今回見せてくれた姿、そのものに答えがあると考えています。

それはつまり、ゴルフは年齢によるさまざまな肉体的変化とさえも上手く付き合い、生涯を通して楽しむことができるスポーツであるという事。

そしてまた、決して「今」だけにとらわれ過ぎずに身体の声を聞き、無理・無茶のない自分だけのスイングを作り上げることも含めて、ゴルフの妙味なのだという事。

彼が僕らに見せてくれる姿は、そういったゴルフにおいて最も大切なファクターを教えてくれます。

年齢を重ねるのは、この世に生きている限りは仕方のないことです。

そこに寂しさや悲しさを覚えるだけでなく、またはあきらめの理由にするだけでなく、僕は彼のような素晴らしい選手を見ることも大切なのでは、と考えます。


それではまた。すでに四十肩でヒーヒー言ってる、飛太郎でした。

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