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スペインのニューヒーロー!ジョン・ラームがメジャー初制覇を狙う!【The Open-全英オープンゴルフ2018】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
いよいよ7月19~22日に『The Open-全英オープンゴルフ2018』が開催されます。
私もーりーが勝手に選ぶ注目選手、今回ご紹介するのはヨーロッパのゴルフ王国スペインのニューヒーロー、ジョン・ラーム選手です。
デビュー2年足らずで世界ランクトップ5に!
ラーム選手はスペイン出身の弱冠23歳。
2016年、大学在学中の21歳で全米オープンのローアマチュアを獲得後にプロデビューすると、2017年はアメリカPGAツアーで1勝を挙げ、その後は欧州ツアーを主戦場として2勝を挙げました(その2勝のうちの1勝は欧州ツアー最終戦のDPワールド・ツアー選手権というビッグタイトルでした)。
そして主戦場をアメリカPGAツアーに変更した今シーズンも、シーズン序盤のキャリアビルダー・チャレンジで勝利を飾ると、母国のナショナルオープンであるスペインオープンでも優勝する大活躍を見せています。
世界ランクも最高2位までランクアップ、その後もトップ5をキープしています。
デビューから2年足らずでの大躍進で、セルヒオ・ガルシア選手をはじめトッププロを数多く輩出するスペインのエース級の存在となりました。
全米オープンは残念ながら予選落ちでしたが、マスターズでは最後まで優勝争いを繰り広げての4位となりました。
このマスターズのテレビ中継でラーム選手を知ったという日本のゴルフファンも多かったのではないでしょうか。
コンパクトトップが特徴
ラーム選手はスペイン出身ながら、 アメリカのアリゾナ州立大学に進学してゴルフの腕を磨きました。
そのままアメリカPGAツアーを主戦場にしましたから、彼のことをアメリカ人だと勘違いしている人も多いかもしれません。
それに188センチ、100キロという規格外の体格から繰り出される豪快なショットは、どちらかというとアメリカ人選手っぽいですよね。
そんなラーム選手の特徴はコンパクトトップ。
バックスイング:フォローが1:3と言われるくらいのコンパクトぶり。
しかし手の動きがコンパクトなだけで体はしっかり捻転されています。
手の動きは最小限で体幹をうまく使ってスイング、それでいてフォローは大きく取れるので、効率よく飛ばせるだけではなく、ボールが曲がりません。
正に我々アマチュアがお手本にしたいスイングです。
あとラーム選手の欠点といえば、メンタルの脆さ。
セベ・バレステロスやセルヒオ・ガルシアといった同郷の先輩プロと同じように気性が荒いことで有名です。
まだ23歳と若いせいもあると思いますが、気性の荒さはある意味スペインの伝統なのかもしれませんね。
全英オープンのタイトル奪取に向けて欧州で余裕の調整!
そんなラーム選手ですが、ヨーロッパの選手ということで、全英オープンのタイトル奪取には並々ならぬ意欲を見せている気がします。
年初の優勝でアメリカPGAツアーのシード権やフェデックス・カップへの進出は安泰ということもあり、6月下旬からはフランスオープンとアイルランドオープンの欧州ツアーの試合に出場しています。
結果もフランスオープンは5位タイ、アイルランドオープンは4位タイと、全英オープンを前に仕上がりは万全のようです。
さらに特筆すべきは両試合ともトラブルでトリプルボギーを喫しながらも、その後に気持ちを切り替えて優勝争いに食い込んでいる点です。
懸案のメンタル面も改善していってるようですね。
一度調子を上げると手がつけられなくなるくらいのビッグスコアを出すことも多いラーム選手。
初日や2日目で大爆発するようなことがあれば、ラーム選手のメジャー初制覇の可能性はグッと高まると思います。
はたして全英オープンを3度制した母国スペインの英雄、セベ・バレステロス以来のスペイン人チャンピオン誕生なるか。
ラーム選手の全英オープンでの戦いに大注目です!!
それでは、また!