Gride

gettyimages/1285649766
getty

プロゴルファー

こせきよういち

マスターズ出場へ、頑張れリッキー!~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#193

欧米主要ツアーの年内の競技は、欧州ツアーが残り3試合。来週ドバイで開催される「DPワールド・ツアー選手権」がシーズン最終戦です。

一方、米ツアーは今週、メキシコで行われる「マヤコバ・ゴルフクラシック」が2020年の最終戦(フェデックスカップポイント対象競技)になります。

そこで注目されるのが、世界ゴルフランキングの50位をめぐる攻防。年末発表のランキングで50位以内に入れば来年のマスターズの出場権が得られるからです。

そして、その出場権争いの渦中に、日本でも人気のリッキー・ファウラーが含まれているのです。

マスターズへの道――リッキーは10位以内が目安

上掲のツイッターは「世界ゴルフランキング」の世界的オーソリティ「Nosferatu」のポスト(書き込み)。

ここにシェアされたリストは現時点(「マヤコバ」が始まる前)で算出された、今年末のランキング50位前後の選手名。そして、白枠で表示されてあるのが、来年のマスターズの出場資格を持たないプレーヤーです。

彼らとしては、年内残る試合で50位入りを確定させたいところ。ここで逃すと、あとはマスターズ(2021年4月8日~11日)までの米ツアー競技で優勝するか、3月29日発表の世界ランキングで50位以内に入らなければなりません。

そこで、“オン・ザ・バブル”50位のリッキー・ファウラーですが、「Nosferatu」のツイッターによれば、今週の「マヤコバ」と来週の欧州ツアー最終戦で逆転されないためには、「マヤコバ」は10位以内で終える必要があるそうです。

リッキーファンは10位以内を目安に、彼を応援です。

getty

ザラトリスは伸び盛りの気になる存在

getty

「マヤコバ」には、他にもマスターズを目指して、以下のプレーヤーが出場します。

ケビン・ストリールマン(51位)
チェズ・リービー(53位)
ラッセル・ヘンリー(54位)
ウィル・ザラトリス(59位、上掲の写真)
ジョエル・ダーメン(64位)

と、ひしめく中で注目されるのが、今季(2020-21年)ルーキーのウィル・ザラトリス(24歳)です。

彼は、2020年は下部の「コーンフェリーツアー」でプレーし、出場16試合で1勝、トップ10入り10回の好成績でポイントランキング1位。

その成績で9月の全米オープンの出場権を得ると、初日にホールインワンをやってのけ、いきなりの大活躍で6位タイに。

その後も出場した米ツアー4試合でトップ10入り2回(予選落ち1回)。好調を持続し、早速「テンポラリーメンバー」としてツアーの出場資格を獲得してしまいました。

もちろん、世界ランキングは“うなぎのぼり”。昨年末の672位から、現在は57位!

リッキーとともに、来年のマスターズに駒を進めてもらいたいプレーヤーのひとりです。

来週の欧州ツアー最終戦も注目

getty

来週ドバイで開催される欧州ツアー最終戦「DPワールド・ツアー選手権」には、同ツアーのポイントランキング60位までの有力選手が出場します。その中には、日本の川村昌弘の名前も含まれています。

そして、ここでもマスターズ出場をめぐって激しいポイント争いが展開されそうです。

リー・ウエストウッド(46位)
イアン・ポールター(49位)
エリック・ヴァン・ローエン(52位)
マット・ウォレス(58位)
ロバート・マッキンタイア(59位)

この中では、11月にツアー初優勝を遂げたばかりのマッキンタイア(24歳)が大いに注目されるところですが、個人的にはポールターにぜひ、来年のマスターズに戻ってきてもらいたい。

今年はオーガスタ・ナショナルGCから練習ラウンドの模様をインスタ動画(ストーリーズも)でシェアしてくれましたが、彼は何かと話題を提供してくれる選手なんです。

なので、来週はドバイに熱視線です。