プロゴルファー
ノザ@ゴルフライター
【2020年東京五輪】石川遼は2枠に入れる?入れない?について真剣に考えてみた
好きなファミレスはココス!
ゴルフライターノザです!
僕は当然、石川遼プロが大好きです。
僕がゴルフにのめり込んだ年、石川プロがちょうど賞金王になった年でした。もう彼のプレーをテレビで観るのが大好きで、男子ツアーは毎週録画。
確か池田勇太プロと賞金王を争っていましたね。
出身も埼玉で僕と同胞。攻撃的なゴルフとは裏腹に対応は紳士的で、年下の彼を尊敬していました。
ただ人生上手いことばかりでなく、石川プロにもいろいろあり今は日本ツアーに本格参戦中。
2019年は賞金王とまではいかなくても年間3勝で3位。世界ランキングも昨年の600位からガンガン上がりました。
そんな上り調子な石川プロ。果たして2020年開催の東京五輪に出られるのか? 考えてみました。
目次
石川遼は東京五輪に出られる?出場枠は2人だよ!
オリンピックの規定出場枠は2名。
2016年のリオでは池田勇太プロと片山晋呉プロが選ばれました。比較的最近な気がしているのは僕だけでしょうかね……。
単純に世界ランキングの順番で決まったのですが、当時は松山プロが日本人選手の中でトップでした。
開催地の関係で辞退したのですが、当時松山プロは「(日本代表で出ない)僕は非国民なんですかね……」ともらしていたことが記憶に残ってます。
ゴルフで最大の勲章はメジャー大会で勝つこと。それは昔も今も一緒だと思います。
しかし今回は母国開催。松山プロも本気でメダルを取ろうと思ってくれているはずです。
4年に1度の開催ですからね……希少性はありますよこの優勝は。
さて石川プロは出場2枠に入れるのでしょうか? 今回の記事の肝です。
【現実的】松山英樹、今平周吾、石川遼に絞られる
2020年1月現在、東京五輪に出られる選手はおおよそ3人に絞られています。
【世界ランキング(1月16日時点)】
21位=松山英樹
33位=今平周吾
83位=石川遼
109位=星野陸也
以下に日本人選手が続きますが、100位なので星野プロ辺りからはちょっと難しいかなという印象。
オリンピックの選定期限は2020年の6月22日(女子は6月30日)時点でのランキングなので、4月まで日本ツアーがないのも痛いところ(ちょくちょくはありますが……)。
この間も海外ツアーはあるので、松山プロはもちろん、今平プロも世界ランキングを上げる絶好のチャンスです。
この間に石川プロとの差を広げようと考えていると思います。
しかも今平プロが出場を予定している「WGCメキシコ選手権」「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」は予選落ちなしです。
気を張り過ぎることなくプレーできるでしょう。
2020年1月の世界ランキングから考えてみる
さてこの3人ですが、やはり石川プロは厳しいですよね。今平プロとも50位離れています。
この差を簡単に言うと、
・石川プロが日本ツアー4連勝
・今平プロが日本ツアーすべて予選落ち
でやっと追いつく数字です。誰が見ても分かると思いますが、このポイント差は本当にでかいですよ。
石川プロが頑張らないといけない日本ツアーは4月開幕(日本)で、その後もパラパラしか試合がない。
対して追い付きたい今平プロは【世界ランク50位以内の資格】で数々の高ポイントの試合に出場していきます。
この差は本当に大きい。
本当なら逆で、石川プロはガンガン試合に出なければならない立場。追いかける側ですから。
石川プロがぶっちゃけ厳しい理由は今平プロの安定感
今平プロが予選落ちを繰り返す選手なら石川プロも楽ですが、今予選落ちから最も遠いプロが今平周吾です。
「2019年日本男子ツアー予選落ちゼロの男」です。
石川プロが逆転でオリンピック代表に選ばれるためには、今平プロが予選落ちを繰り返し、石川プロが優勝することが条件。
その条件の前者は、可能性が薄いんです。
石川プロが厳しい理由は、今平プロの安定性なんです。
ちなみに今平プロの特徴については、以下に詳しく書いています。
まとめ・石川プロは厳しいけど奇跡を起こしてきた人だからワンチャンある
ということでまとめます。
【石川プロは東京五輪に出れる? 出れない? について】
1.出場枠は2人
2.松山、今平、石川の3人に絞られる
3.今平と石川の差は思ったより大きい
4.今平プロの安定性は脅威
以上のようになります。
「んじゃ何? やっぱり石川プロは出場できないの?」と考えますよね。
現状は本当に厳しいと思います。しかし石川プロは【持っている男】です。
賞金王の時も、アメリカツアーの生き残りをかけた試合も、すべて壁を越えてきました。
逆境時に彼は強い。だから何かひっくり返す気はするんですよね。
ヒーローは2種類いて、
1.圧倒的な強さで蹴散らすタイプ
2.何度もピンチになりながら乗り越えて勝つタイプ
石川プロは最初、1の「圧倒的強さを持つタイプ」だと考えていましたが、本当は2のタイプなんじゃないかと考えるようになりました。
アメリカツアーにいた時の彼なんてまさしくそうでしたよね。悩みに悩んで、本当見ていられないくらい弱っていました。
しかし昨年は日本ツアー3勝。生涯獲得賞金も最年少で10億円突破。
上り調子なのも手伝って、ひっくり返すかもしれません。
後は神のみぞ知るところ。結果を6月まで待ちましょう。
それではまた!