プロゴルファー
もーりー
WGC(世界ゴルフ選手権)ってすごいトーナメントなんです!【後編】
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
今回も、引き続きWGC(世界ゴルフ選手権)についてお話させていただきます!
実はファイアストーン・カントリー(アメリカ・オハイオ州)でのWGC開催は今年で最後だったんですよね…。
欧米両ツアーでポイント(賞金)が加算される!
年に4回開催されるWGC(世界ゴルフ選手権)。
アメリカPGAツアーとヨーロピアンツアーをそれぞれ主戦場にしている選手たちが一堂に会するトーナメントは、4大メジャー大会以外にはこのWGCくらいしかありません。
すべての大会で世界ランキング上位者のほとんどが出場してくる、本当に層の厚いフィールドです。
世界のトッププロたちは4大メジャー大会とこのWGCの4大会を年間出場スケジュールの軸にしているのは間違いないでしょう。
そしてこのWGCはリッチな賞金額の他にも、選手たちを惹き付けるメリットがあるのです。
それは『欧米両ツアーでレギュラーツアーの公式戦として扱われている』ということです。
もしWGCのトーナメントで上位フィニッシュを果たし50万ドルを獲得したら、この50万ドルはアメリカPGAツアーの賞金ランキングにも加算されますし、ヨーロピアンツアーの賞金ランキングにも加算されるわけです。
ですから、ヨーロピアンツアーを主戦場にしている選手からすれば、WGCで何度か上位に入ればアメリカPGAツアーのシード権を獲得できるかもしれませんし、その逆も有り得ます(欧米両ツアーの公式戦として扱われているのもWGCと4大メジャー大会だけのはず)。
ファイアストーン・カントリーでのWGCは今年が最後!
そんなWGCの4大会の中で最も話題に富んで注目されてきた大会といえば、やはり先日行われた『ブリジストン招待』ではないでしょうか。
この『ブリジストン招待』は、なんといってもタイガー・ウッズ選手が8度も優勝を飾ってきた大会。
タイガー絶頂期の頃には「ファイアストーンはタイガーの庭」と称されてきたくらいの相性の良さでした。
今年は久しぶりの出場で、全英オープンの状態の良さを考えると、優勝も期待していましたが残念でしたね。
またこの大会は昨年は松山英樹選手が優勝していますし、以前には石川遼選手も最終日最終組からの4位フィニッシュと、日本人選手も大活躍してきた大会です。
しかしながら来年からメインスポンサーがブリジストンからフェデックスに変わり、『フェデックス・セントジュード招待』に名称変更するとともに、TPCサウスウィンド(アメリカ・テネシー州)に舞台を移すことが決まっています。
時代の流れとはいえ、日本人も活躍してきた『タイガーの庭』であるファイアストーンがレギュラーツアーから消えてしまうのはなんとも寂しい限りです。
次回のWGCは11月に上海で!
次回のWGCは11月に中国の上海で開催される『HSBCチャンピオンズ』。
秋から来シーズンが始まり、アメリカPGAツアーではシーズン序盤のビッグトーナメント、そしてヨーロピアンツアーではシーズン終盤の大一番の位置づけとなる重要な大会になります。
もちろん欧米両ツアーのトップ選手も多数出場しますし、おそらく松山選手をはじめとする日本人選手もエントリーしてくるはずです。
特に最近調子の出ていない松山選手は、この大会で優勝したこともありますから、多いに期待したいところです。
11月までまだ時間がありますが、WGCに興味が湧いたという皆さんは、ぜひ今のうちからチェックしておいてくださいね!
それでは、また。