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プロゴルファー

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

マスターズの“裏”で石川遼が1週間で2勝という偉業を達成していた!

2018年の最初のメジャートーナメント、4月と言えば「マスターズ」ですよね。

ゴルファーなら大注目のトーナメントですし、深夜から明け方に放送されるテレビ放送に釘付けの人も多くいたと思います。

そんなマスターズではミラクルなショットや驚異的な追い上げなどエキサイティングな展開に手に汗握る試合となり、メディアもSNS上も「マスターズ」「オーガスタ」があふれかえっていました。

ワタシはマスターズはもちろんですが、この盛り上がりの陰に隠れてしまった2つの試合に大注目していたのです。

その試合では「驚異的」というか「信じられない」というか、とにかくものすごいことが起こっていたのです。

驚異的なことを起こしたのは!

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やっぱりこの選手!!!

「石川遼」選手が驚異的なことの主役です。

マスターズに隠れてしまっていましたが、同じ週の日本では「千葉オープン(4月5日、6日開催)」と「岐阜オープンクラシック(4月7日、8日開催)」が開催されました。

この2つの試合で「石川遼」選手は優勝を飾り、1週間で2つの試合に勝利したのです。

どちらもアマチュアも出場するオープントーナメントですが、男子の国内開幕戦へ向けて大事な試合ということもあり、充実したオフを過ごしシーズンを迎える準備の整ったシード選手など実力者が毎年出場する試合です。

どちらの試合も、歴史もあり地域に根付いたオープントーナメントです(千葉47回、岐阜35回)。

勝つということのすごさ

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「小さな試合だろうし」「出場選手がね」「オープン競技でしょ」「アメリカで駄目だったんだよね」などと言う人も中にはいます。

しかし、決してそんなことはなく「勝つ」という事はどんな競技、試合であってもすごいことです。

そのすごいことを1週間で2つ勝つというすごさは想像できないくらいのすごさです。

しかも千葉オープンで優勝を飾りそのまま岐阜に移動して、練習ラウンドもなく翌日から岐阜オープンクラシックに出場して成績を残すというのもすごいことです。

千葉オープンはネットの生中継で放送されていましたし、注目もあったので現地へ観に行ったファンも多かったようです。

マスターズに負けないくらいの12フィートを超える超高速で硬めのコンパクションのグリーンというセッティングで、最終日にはそれにプラスしてボールが動いてしまいそうなくらいの強風というハードな状況での優勝でした。

強行日程で出場した岐阜オープンクラシックは、タイトでアップダウンのあるコースを初日8位タイという位置からの逆転優勝でした。

プロの端くれとして見たまま感じたままを言うとすれば、さまざまな経験と挫折を味わい、決意のもと、日本で戦う事を決めた石川遼選手はアメリカで戦っていた時よりも技術的にも精神的にも上回っているのを感じます。

ゴルフの内容を見ても今シーズンの活躍を予感するものでしたから、今年も期待したいと思っています。