スロースターターはもったいない!その原因と対策は?
早朝はまだ身体が固いタイプ
ゴルフは基本的に早朝からやるものです。
十分ウォーミングアップをした人でも、まだまだ日中の活動に比べて、身体に固さが残ってしまう時間。
腰を回すところで想定まで回らなかったり、力がガチガチに入ってしまっていたり、その身体の固さがミスを誘発することも。
このタイプの人は、プレー前に念入りにストレッチをして身体をほぐした後、スローモーションで良いので自分のプレーを再現し、しっかりと腰など固いところが回っているかを確認してから、プレーに臨むと良いでしょう。
スタート前に10分マッサージなどで身体をほぐしてくれるゴルフ場もありますので、そういったサービスを利用することで、身体だけでなく、心もほぐしてしまうのもいいかもしれません。
コースからのプレッシャーを受けやすいタイプ
練習場と違い、今から自分が回るホールをぐるりと見てみると、右はOB、左は池、まっすぐの狭いところに落とすしか道はない、など、コースから「こう打たないとミスになるよ」と問題を出されているように感じるホールがいくつもあります。
スロースターターの方は、そのようなコースからのメッセージを「プレッシャー」として受け取ってしまい、ダメだよと言われたほうに打ってしまう人が多いようです。
本番のコースと練習場が違うのは当たり前ですので、まずは練習場で、コースを想定しながら打つことから始められてはいかがでしょうか。
最近は多くのゴルフ場のホームページにコースのレイアウト図が載っていますので、自分が次に行くゴルフ場でのラウンドを脳内でシミュレーションするなどして、先に回った気になるのが良いと思います。
追い詰められて初めて集中力を発揮するタイプ
学生時代、もうすぐテストなのになぜか部屋の掃除がしたくなり、ギリギリになって慌ててやるなど、締め切りに近づかなければ行動できない人を、「デッドライン症候群」と呼びます。
例えば自分のハンデが18で、それ以下で回らなければならない場合、前半で9オーバー、後半で9オーバーと計算しますよね。
それを、前半のスタートから悪く、ダボやトリを打っていると、9の貯金なんてすぐになくなってしまいます。
デッドライン症候群の人は、こうなって初めて、「ヤバイ!」と感じ、プレーに対する集中力を発揮していきます。
こういった方は、前半と後半に区切るから苦しくなるのであって、もう少し細かくホール間の締め切りを区切ってみてはいかがでしょうか?
最初3ホールで3オーバー、次の3ホールで3オーバーなど、3ホールずつに区切れば、集中力の出方が違うかもしれません。
スロースターターの自覚を持って無理をしないことも大切
自分がスロースターターであるという自覚を持てば、前半の最初のほうで多くの打数を叩いても、簡単に落ち込まなくなります。
「まだスタートしたばかりで調子が出ないから、ここは直接狙わずに刻んでいこう」など、自分の状態に合わせたチョイスをすることもとても大切です。
また、競技でなくプライベートのラウンドだった場合、スコアにこだわり過ぎず、周りの仲間とワイワイゴルフを楽しむことを重視して回るのが良いですね。