Gride

ギア猿

ギア猿

7月の『ギア猿』は、今大注目のギア! 〜ゼロトルクパターをサルベージ!~

 今月の『ギア猿』は、「ショートパットがすごく入りやすい!」と、プロも使い始めて優勝も果たしているという、話題沸騰のゼロトルクパターをサルベージします。
 また、夏グッズを紹介するDチョイスや、好評の鹿又さんへの質問コーナー、ギア猿公式ウェア「今月のおすすめアイテム」の紹介コーナーなどその他の内容も盛りだくさん。
 いよいよ夏本番。コースも暑いですが、ギア猿もアッチアチでお届けします! 今月も最後まで御覧ください。

重心角がゼロとなって左右へのミスが減る!?

 ゼロトルクパターは、先だっての全米オープンを制したJ.J.スポーンをはじめ、ブライアン・ハーマンやルーカス・フェルナンデスなどツアープロの間でも使用者が増えているニューカテゴリーのパターです。
 その最大の特徴は、ヘッドの重心にシャフトが刺さっていて重心角が0(ゼロ)だという点です。そのため、ストローク中のヘッドのねじれが抑えられ、フェイスの開閉が安定し左右のミスが減りショートパットが入りやすくなるとのこと。また、シャフトもヘッドの重心から斜めに生えており、構えると自然にハンドファーストに構えられるようになります。これにより手元が前に出るのを防いでくれるのです。
 どんなストロークでもスクエアに当てやすいというゼロトルクパター。はたして華丸さんが実際に試打してみたらどうだったのでしょう?

まずは、L.A.B.GOLF『OZ.1シリーズ』から試打スタート

 ゼロトルクパターを試打する前に、華丸さんがいつも使っているオデッセイ『TRI-BEAM #2』を比較用に打ってみます。さすがに愛用のパターだけあって、距離感や方向は安定しています。大きな問題はなさそうです。
 さて、それではゼロトルクパターを試打していきます。最初に打つのはL.A.B.GOLF「OZ.1シリーズ」です。独自のライ角バランス設計がフェースを常にスクエアにしようと働き、まっすぐ転がしやすくなるとのことです。
 華丸さんが試打してみたところ、華丸さんの打ち方には最初はちょっと合わないかな、と見えたのですが、何球か打っていくうちに安定してきました。ゼロトルクパターは、プロが使い始めているとは言え、まだまだ多数派にはなっていません。全員が合うというわけではなさそうなので、華丸さんに合うかどうかは、もう少し試打してみる必要がありそうです。
 ちなみに、関“QP”プロもゼロトルクパターを所有しているけど、今は使っていないそうで、その理由は「最初使ったとき嘘みたいに入って、これを使い続けていると抜けられなくなりそうな気がしたから」とのこと。合う人には本当に強い武器になるようです。

次は、オデッセイ『Ai-one SQUARE 2 SQUARE MAX 1』です

 続いて試打したのはオデッセイ『Ai-one SQUARE 2 SQUARE MAX 1』。シリーズの中で最も慣性モーメントが大きく重心が深いモデルです。
 華丸さんが試打してみましたが、結果はまだ大満足とはいかないようです。その様子を見ていた鹿又さんにはちょっと引っかかっている部分があるようで、そもそものパターとの相性からして、華丸さんの打ち方に合っていないのではないか!? と。グリップを支点とした振り子式スイングの華丸さんには、大きいヘッドのゼロトルクパターだとヘッド後端がダフってしまいがちのようでした。華丸さん的にはそのため知らず知らずのうちに苦手意識が芽生えてしまっていたようです。

続いては、PXG『BAT ATTACK』とテーラーメイド『Spider ZT』です

 さて、それではヘッドが少し小さくなったらどうなのでしょう? ということで、次は、今年のマスターズでザック・ジョンソンがこのモデルのプロトタイプを使い注目を浴びていたPXG『BAT ATTACK』と、7/4に発売されたばかりの出来たてホヤホヤの新製品テーラーメイド『Spider ZT』です。
 2mの距離とそれより短い距離のショートパットで打ってみたところ、ショートパットではフィーリングはまずまずのようです。

 ここまで4メーカー5モデルを打ってみて、華丸さん的には大きなアドバンテージが得られるほどでなかったよう。簡単に真っ直ぐ転がるというゼロトルクパターでさえ、クラブの特徴やスイング、プレースタイルによっては、思ったほど効果が出ないこともあるようです。ハマるかどうかは人次第。やはりクラブ選びは難しい。

このまま終わるわけにはいかない! センターシャフトにチャレンジ!!

 ここからは、ゼロトルクパターと見た目は似ているけど、中身は全く別物のセンターシャフトタイプのパターを徹底試打していくことになりました。
 ゼロトルクパターはヘッドの重心位置にシャフトが刺さっていましたが、センターシャフトは、フェイスから見て左右位置は真ん中で重心距離はほぼゼロですが、重心位置よりもフェイス寄りにシャフトが刺さっているのが特徴です。打ち方としては、まっすぐ引いてまっすぐ打ち出すイメージが取りやすくなっています。華丸さんとしてはダフるイメージは浮かびにくいのではないでしょうか。

センターシャフト最初の試打は、テーラーメイドの2本

 センターシャフトタイプ試打の1本目は、テーラーメイド『TP TRUSS TP-B3TC』です。テーラーメイド独自の三角構造トラスがヘッドとシャフトの接合部を安定させミスヒット時のフェイス振れを軽減してくれます。
 華丸さんが試打してみると、なかなかのいい感じに。打ち方を変える必要なく距離感も方向性も良さそうです。
 テーラーメイドからはもう1本。『Spider TOUR TRUSS TM2』です。おなじみのスパイダーにトラス構造を合体させたモデルです。大きなヘッドはダフるという恐怖感を持っている華丸さんですが、どうだったのでしょう。

続いてのセンターシャフトは、ARGOLF『Tristan』です

 続いては、ARGOLF『Tristan』です。航空機にも使われる素材を使用し、構えやすさと打感にこだわったモデルです。ストレートシャフトとダブルベントシャフトの2タイプを試打してみました。
 華丸さんが打ってみると、このモデルはちょっといい感じです。素直に打てて方向性も出ているようです。シャフトは違いますが、両方とも結果は良く、華丸さん的にはストレートシャフトのほうが好みのようでした。

次の試打は、PING『SCOTTSDALE PRIME TYNE C』です

 続いては、PING『SCOTTSDALE PRIME TYNE C』です。ツノ型ヘッド採用することでターゲットに対して構えやすくアライメント効果抜群で、さらにフェイスバランス設計で真っ直ぐなストロークを実現しているパターです。
 華丸さんが試打している様子を見ていた鹿又さんからは、華丸さんには明らかにこのセンターシャフトタイプのほうが合っているとのコメントが。インパクトのタイミングも非常にいいようです。

最後は、スコッティ・キャメロン『PHANTOM 5S』です

 本日の最後の1本は、繊細な打感と安定した転がりが魅力のスコッティ・キャメロン『PHANTOM 5S』です。華丸さんが試打してみると、まずはその打感/打音が気に入ったようです。さきほどのARGOLF『Tristan』もそうでしたが、華丸さんはノンインサートタイプのほうが好みのようです。

はたして華丸さんが気になったのはどのパター?

 ここまで一通り試してみたところで、現在使用中のマイパターを交え、ゼロトルクパター、センターシャフトパターのトータル3本を再度打ってみて最終チェックしました。
 今使っているパターがやっぱり良いのか? それとも最先端のゼロトルクパターを使ってみたいのか? センターシャフトパターとの相性はどうだったのか? いきなり意外なコメントが出てきた最終試打。気になる結末はぜひ番組でご確認ください!

「教えて! 鹿又っちゃん」〜ストロークで見つけるパター選びとは〜

 恒例の「教えて! 鹿又っちゃん」コーナー。今回は視聴者の「パターの軌道に、ストレートやアーク、セミアークとかありますが、自分の軌道が分かりません……。また、軌道が分かった場合はどんなパターが合うのですか? ヘッドやネックの形状とか色々ありすぎて迷います。自分の軌道の確認方法などを詳しく教えてください」という質問に答えます。参考になるホームページの紹介や、軌道が分かりやすい動画の撮影方法、動画のチェックポイント、気をつけたいポイント、パターの選び方など、アマチュアには絶対に参考になる鹿又さんの回答はぜひ動画で!

 また、「教えて! 鹿又っちゃん」では、ギアのお悩みを大募集中です。
採用された方には記念品を贈呈します! 以下のURLからどしどしお送りください!
https://form.run/@kanomata-question/

重大発表!!!!!

 来年2月に放送開始10周年を迎えるに当たって、なんとギア猿特製クラブを制作することになりました!
 その注目のクラブは、マスダゴルフさんに協力をしていただいて、センターシャフトのパターとなりました。番組MCの華丸さんが気に入ってくれるようなパター、ギア猿オリジナルというよりも“華丸オリジナル”といった製品となる予定です。番組では、製品が完成するまでの途中経過もしっかりお届けする予定です。続報をお待ち下さい!

夏のゴルフを快適にする超便利グッズを紹介!

 今月のDチョイスコーナーは、夏本番を迎えてラウンドをいかに快適に楽しく過ごせるか!に着目。ギア猿担当赤木Dのおすすめのアイテムを紹介していきます!

夏に食べたいアレが作れる?!

 まず紹介するのは、アイスクリームが手作りできるUCO『ソフトシェルアイスクリームボール』。アイス作りに必要な材料と氷を入れ、20分ゴロゴロ転がせば手作りアイスクリームが完成するという一品。ラウンドの合間に試してみるのもいいかも!? 番組でも試してみましたが、はたしてどう出来上がったのでしょうか?

続いては、QPさんもおすすめのアイテム

 続いては、SNAKE BRAND『プリックリーヒート クーリングパウダー』です。タイでゴルフをしたことのある人なら知っているかもしれないグッズで、タイのゴルフ場のシャワールームには常備されている所も多いとのこと。QPさんもタイで大人買いしてきたという、汗がサラッサラになる優れモノの制汗パウダーです。

空冷ベストの進化版

 次は、COVEROSS『カバロス ウルトラフリーザーコア』という、着ると涼しく感じるというベスト。保冷剤を腰のところに仕込み、ファンで冷たい空気を循環させるという最先端の冷感ウェアです。

一つで二役をこなすアイテム

 お次は、estaa『扇子日傘』です。開けば扇子となり、持ち手を伸ばせば小さな日傘として使用できる夏グッズです。使い方はあなたのセンス次第!?

両手が空くのでゴルフ向き!?

 続いては、サンコー『ハンズフリー背負える日傘』です。野外作業などで使用されているそうで、しかしこれでスイングはできるのでしょうか?

フェスとかなら重宝するかも!?

 次は、Flying Tiger Copenhagen『フェスティバルベルト』です。ペットボトル4本を入れられるベルトで、ラウンドで回る4人分をいっぺんに運べます!?

食べるだけでスコアアップのご利益あり!?

 最後は、渡辺製麺『弘妙寺ピンそば』です。ゴルフ寺として有名な弘妙寺が監修している信州そばで、中にオリジナルボールマーカーと住職直筆の御朱印が入ったご利益抜群のアイテムです。勝負前の開運飯としていかがでしょうか。

ギア猿公式ゴルフウェア。7月のおすすめアイテム紹介

 ギア猿の公式ゴルフウェア「MCF(メンタイクランクフィドラ)」が好評発売中です。
 GOLOOK店長・ジャック高橋さんの今月のおすすめは、ラインがおしゃれな「配色ロゴバケットハット」です。カタカナロゴも可愛く、軽く薄い素材感が暑い夏にぴったりです。爽やかなネイビーとホワイトの2色がラインナップされています。ゴルックで限定販売中です。

商品について詳細と購入はゴルックページにて
https://golook.jp/