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ゴルフスイング

おっ3

飛んで曲がらないシャフトの使い方をするために大切なことは?

「シャフトの使い方が上手いなぁ」と思うプロの一人、セルヒオ・ガルシア。

切り返し直後には、シャフトが大きくしなり、身体に巻き付くかのようなシャフトの使い方をします。

シャフトのしなりを活かすと、自身のパワー以上の飛距離と正確性を両立できます。

では、シャフト使いのポイントはどんな所にあるのでしょうか?

リストの柔らかさ!

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シャフトのしなりを使うためには、リストをガチガチにしてはいけません。むしろ、左肩から先が全部しなるくらいの脱力感が求められます。

名手・青木功プロ(写真)の切り返し直後のリストには、まったく力みが感じられません。

この脱力感は、効率の良いシャフトの使い方には絶対に必要です。

また、力んでいないからこそ正しい腕の使い方ができるのです。

右脇がしっかりと締まり、右肘は体側に沿っています。そして右手首は甲側に折れたままです。

このすべてに柔らかさが見られますね。

切り返しの感覚!

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セルヒオ・ガルシアにスイングの雰囲気が近い、リッキー・ユタカ・ファウラー。

シャフトを良くしならせるためには、トップに入る直前に、左足を踏み込んで切り返す動作が絶対に必要です。

クラブヘッドは、まだバックスイングの途中にクラブヘッドから最も遠い左足からダウンスイングに入るのです。

ドライバーのネック部分とグリップをそれぞれ持ってみてください。

ヘッドが向かう方向とグリップが向かう方向が逆になると、シャフトはしなります。

バックスイング途中で左足を踏む動作が上手くできると、左手の親指にシャフトが乗るような感覚を覚えると思います。

リリース!

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釣り竿はシャフトよりも軽くて、よりしなりが強いですよね。

釣りをしない方も想像してみてください。

手元の釣り針をより遠くに落とす動作は、シャフト使いに通じるものがあります。

投げ始めは、釣り竿の先端が手元に遅れてしなります。手元が止まってリリースすると逆しなりして針はより遠くに飛びます。

ゴルフのシャフトの使い方もまったく同じです。

インパクト直前までは、先端が後からついて来て、手元を追い越す時にはリリース、シャフトは逆しなりしてインパクトを迎えます。

こんなシャフト使いができたら、飛んで曲がらないショットをものにできるはずです。