ゴルフスイング
おっ3
左肩からクラブヘッドまでの一体感が飛距離を生む!
183センチ79キロと、大男が揃うPGAツアーでは大柄とは言えない体格でありながら、平均飛距離317ヤードを叩き出し、ドライビングディスタンス部門堂々1位に君臨するキャメロン・チャンプ。
※ザ・ノーザントラスト終了時点
あごの下まで回転している左肩、左足のかかとが地面から離れずに深い捻転を作っているこの写真は、飛ばしのお手本のようです。
もう一つ注目していただきたいのが、左肩からクラブヘッドまでの一体感です。
飛距離アップを目指す方、ショットの精度を高めたい方、この感覚を体感してください。
左肩からクラブヘッドまでをしならせましょう!
クラブのシャフトには『硬度』と『トルク』があることはご存知ですよね?
シャフトのしなり戻りとねじれを上手く使えるゴルファーは、効率良くボールを飛ばすことができます。
そして、シャフトは長いほうが遠心力が強くかかるために飛距離アップに貢献します。
ここで、考え方に革命を起こしてください(大袈裟!)。
左肩からグリップまでも、シャフトのような硬度とねじれを活用できるのです。概念的には、左肩からグリップまでの長さを『長尺化』するようなものです。
アドレスでは、シャフトと左肩からグリップまでもしならせることができる準備をします。
脇の絞めと適度な脱力を心掛けましょう。
腕のしなりとねじれ!
飛距離は出ませんが、ショットの精度には定評のある谷口徹プロ。
谷口プロは、プレショットルーティーンとして、両腕を地面と平行な位置にしたままで素振りをします。
グリップは、肩の高さをキープした状態です。
トップでは右脇を絞めて、フォローでは左脇を絞めます。脱力された左腕は、バックスイングでは少しだけ肘が曲がります。
これが『しなり』です。
また、バックスイングでは左腕が右周りに内旋します。
これが『ねじれ』です。
ダウンスイングでは、この『しなり』と『ねじれ』は元の位置を越えて、逆方向に『しなり』と『ねじれ』を生じます。
左腕とシャフトを一体に!
下半身が先行し、左サイドがリードすると、左肩⇒左肘⇒左手首⇒シャフトの順番で、しなりとねじれが戻っていきます。
シャフトだけを使うよりも、しなる部分とねじれを多く使うので、はるかに飛距離を稼げる動きになります。
左肩⇒左肘⇒左手首⇒シャフトの順番を守ることで、左腕とシャフトが連動する感じが出て来ます。
結果として、左肩からクラブヘッドまでを一体化させることができます。
インパクト後の逆方向へのしなりとねじれが、両腕を束ねるようなフォロースルーを生みます。
左肩からクラブヘッドまでの一体感を実現できると、スイングそのものが美しくなります。
いいこと尽くしのスイングの肝を、ぜひ体感してください。