ゴルフスイング
あやの
【流行りの最新欧米式スイング】シャロースイング・GGスイングの取扱注意事項:その2
どーも、こんにちは!
ライターのあやのです꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱
今回も引き続き、ローテーションスイング/GGスイング/ピボットターンスイングなどと呼ばれている最新欧米式スイングの取扱注意事項、ここ気をつけてね! という点についてお話ししていきたいと思います。
YouTubeなどを見ながら独学で練習されている皆さん気をつけなはれや!
それではいってみましょう!!
ここまでのおさらい
前回の記事では
(1)回転量とハンドパスについて
(2)プレーンに対してシャフトを寝かしたときのクラブフェイスの向きについて
をお話ししました。
今回は(3)左サイドへの移動についてお話しします。
左に踏み込まないという勘違い
ローテーションスイングは、名前のイメージからか、とにかくその場でクルッと回転するだけで、左には動かないと勘違いしている人がとても多いです。
バンプやスライドといったリニアモーション(左への直線的な動き)が比較的少ないスイングではありますが、ローテーションスイングもスイング中に必ず左へ動いていく動きが必要です。
上の画像のように左方向(矢印方向)へ働く力を利用するのですが、どのタイミングで左へ重心が動くか? が重要になってきます。
スイング中にこの左への動きや力が足りないと、右足を軸に回旋する、スピンアウトという状態が起こりやすくなります。
こんな感じです。これはブッブー。
回転するタイミングが早過ぎたり、回転し過ぎ、左への重心移動が足りないとこのようになります。
先ほども言ったように、重要なのは、どのタイミングでどのくらい左へ動いていくか? ということです。
従来のバンプスイングは、ダウンスイングに入るときに下半身を左サイドへ大きく踏み込みつつ、胸はできるだけ閉じるといった感じでスイングしていましたよね?
わたしがやるとこんな感じ。
従来のスイングのインパクトはこんな感じ。
アマチュアがこれをやると左への重心移動が早過ぎ、移動し過ぎ、そして回転が足りないのでスライドというスイングエラーの状態になりやすいです。
この最新式欧米スイングでは、P6まで(ダウンスイングの半分まで)左サイドに体は動きません。P6を通過してから、左へ踏み込んでスイングしていきます。
動く幅の目安としては、トップポジションから、左太ももの幅の半分くらいが左に動きます。
厳密に何センチなどの決まりはありませんが、だいたいこの程度の動きがスイング中の許容範囲だと言われています。
※P6……スイングの過程の一つ。PはPositionの略。P1:アドレス P2:バックスイング中のシャフトが地面と平行な場所 P3:バックスイング中の腕が地面と平行な場所 P4:トップオブスイング P5:ダウンスイング中の腕が地面と平行な場所 P6:ダウンスイング中のシャフトが地面と平行な場所 P7:インパクト P8:フォロー中のシャフトが地面と平行な場所 P9:フォロー中の腕が地面と平行な場所 P10:フィニッシュ
ローテーションスイングのインパクトの見え方はこんな感じです。
左へ大きくスライドはしていませんが、適度に左へ動いていて、適度な回転量もあるインパクトです。
先ほどの画像より腰が回転しているため、大きく左に動いてるようには見えませんが実際は左へ動いています。
インパクトの少し前からフォローにかけて、腰と肩の回転と下半身の伸展を同時に行いながら、重心を少しずつ左へ動かしていくと上手くできます。
そしてフォローではこんな感じです。
見ての通り、スイング中に体の左サイド(左側の壁)は左へ動いています。
3つの力のバランスが大事!
ローテーションスイングでは3つの力をバランスよく使うことが大事と言われています。
・ボール方向やターゲット方向など、地面と水平方向にに働く【前後左右の力】
・ダウンスイングで地面に対し垂直にかける圧力や、フォロースルーで左サイドが伸展するなどの【上下の力】
・バックスイング、ダウンスイングと体全体の回転や、足で地面をつかみ蹴っていく【回転力】
の3つです。
これらの力を順番に英語で言うと【Lateral Force】【Vertical Force】【Torque Force】です。
回転力(トルク)については、前回の記事の話がその1つですね♪
そして、スイング中に働く上下の力はいくつかあるのですが、その中の1つがフォロースルーの伸展です。日本では「左サイドの切り上げ」と呼ばれたりしている動作のことです。
左サイドの切り上げ、伸展について
ローテーションスイングでは、ダウンスイングでしゃがむように重心を低くするのですが、一番上体が低くなるのはP6です。そこから先、インパクト、フォロースルーと体は伸展していきます。
特にフォロースルーでは右足で地面を押しながら、右かかとを内側に上げていき、左膝を伸ばしていきます。
そして左肩を後ろ方向へ回転+上方向へ上昇させます。左肩を斜め上に上げていく感じです。
この左サイドを上へ後ろへ使うことを【Parametric Acceleration】と英語で言います。日本語では【パラメーター加速】です。
これらの左サイドを伸展させる動きをスイングに取り入れると、クラブヘッドスピードをさらに効率よく加速させることができると言われています。
ゴルフだけでなくテニスなどのスポーツでも使われています。さらなる詳細が気になる方はぜひググってみてくださいね。
次回、パート3では、インパクトからフォロースルーにかけてのリストの使い方など、フォロースルーの動きについて詳しくお話しします!
おわりに
こんな感じが、ローテーションスイングの注意事項、パート2になります。
このようにスイングしなければいけない! という訳ではありませんが、現代は情報過多の時代です。
情報や選択肢が多いことは一見優位なように感じるかもしれませんが、自分で本質を見極めていかなければなりません。
ゴルフIQを高めることができれば、わざわざレッスンに通わなくても、セルフで十分に上達できるとわたしは思っています。皆さんの参考になれば幸いです♪
次回のパート3もお楽しみに!
それでは、またお会いしましょー꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱