ゴルフスイング
ゴルフ侍
マン振りが全ゴルファーを救う|第17回「ドラコンを取りたい」→「マン振り」
拙者、ゴルフ侍と申す。
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「ドラコンを取りたい」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。
「ドラコン」はゴルファーの夢と希望
「白球を誰よりも遠くに飛ばしたい!」
そう願うのはゴルファーの常である。
ゴルフコンペにて、それまで和気あいあいと進んできた組でさえ、「ドラコンホール」に辿り着くと同伴競技者がそれぞれ色めき立つ。
・緊張してそわそわしている者
・冷静を装っている者
・あきらめた(ふり)をしている者
「ドラコン」とはドライビングコンテストの略で、フェアウェイの中で最も遠くに球を飛ばせば勝利となる。
1発勝負ゆえ、ゴルフの腕前を超えて初心者が勝利する可能性もある魅惑の競技だ。
断言しよう。
「ドラコン」を欲しくないゴルファーなど、この世には存在しない。
それでは、どのような心境で「ドラコン」に挑めばよいのだろうか?
「ドラコン」欲しくば「マン振り」だ!
言うまでもない。
ドラコンホールでは「マン振り」の一択である。
時々、勝負をあきらめて、ドライバー以外のクラブを持ったり、ただ当てるだけのスイングになる人がいる。
見ていて情けない。
場が冷めるので二度とするでない。
ドラコンホールでは、男も女も老いも若きも、その日一番の集中力で「マン振り」を見せてみよ。
いざ、マン振りスイングの品評会だ!
「ドラコン」を勝ち取るマン振りの秘訣
ドラコンホールでは自然と欲が出て、自分の実力以上に飛ばそうとしてしまいがち。
するとチョロしたり、右に大きくスライスしたり……。
そんな諸君に、「ドラコン」を勝ち取るためのマン振りの秘訣を授けよう。
自分の最大飛距離を狙って「マン振り」することだ。
例を挙げる。
例えば、諸君の最大飛距離が250ヤードだったとしよう。
ならば250ヤード先のターゲットを狙うことだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
自分の「マン振り」が決まりさえすれば、限りなく250ヤードに近い飛距離をボールが飛んでいくことだろう。
この極限の目標設定が、最高の結果を生むコツである。
「ドラコン」を果たして獲得できるかどうかは、対戦相手もいる競技なので「人事を尽くして天命を待つ」の心境でいれば良い。
自分の能力を超えて300ヤード打とうとか、ドラコン旗や同伴競技者を気にするなど、雑念が入ったらもう駄目だ。
雑念を振り払い、驚異的な集中力で自分の「マン振り」スイングができた暁には、「ドラコン」に輝くだけでなく、ゴルフの実力も数段アップしていることだろう。
「ドラコンホール」では自分ができる範囲で最大限の努力をしろ。
マン振りせよ。さらば道は開かれん。
これにて一件落着。