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レーザー距離計の効能と使い方の注意点!

ゴルフルールの改正で、競技でもレーザー距離計の使用が認められるようになりました。

普段のラウンドで利用している方も多いと思います。

私も使い始めて丸2年になり、今ではラウンドの必需品になっています!

レーザー距離計はとても便利な優れ物ですが、その使用に当たっては注意しなければならないこともあります。

今回は、約2年使ってみて感じた、レーザー距離計の効能と注意点をお話します。

今回のゴルフルール改正で認められた「距離計測機器」の使用について!

これは、画期的な改正だと思います。

ただし、ゴルフルールで認められたのは直線距離を測る計測機能のみで、高低差など他のプレーに影響する計測は認められていません。

JGAの発表では、JGA主催の公式戦「日本オープン」「日本女子オープン」「日本シニアオープン」ではレーザー距離計の使用が可能になるとのことです。

また、各ゴルフ場の競技での使用の可否は、各クラブが決定することになります。クラブの委員会の判断になりますので、ご注意ください。

必ず確認することが必要です。

レーザー距離計の優れた効能について!

レーザー距離計を使用して、グリーンのピンフラッグに照準を合わせれば、瞬時にピンフラッグまでの距離を測定します!

これは素晴らしい機能で、自分がこれから打つ距離を正確に把握できるので、自信を持ってスイングすることができます!

また、グリーン手前のエッジまでの距離、手前のバンカーまでの距離なども把握できて、リスクを避けての攻めも可能になります。

※画像はニコン公式サイト(https://www.nikon-image.com/sp/coolshot/products/COOLSHOT_PRO_STABILIZED/)から

【注意点①】ピンまでの正確な距離がわかることが、必ずしもベストではない!

それでは、レーザー距離計を使って、ピンフラッグまでの正確な距離が把握できたら、皆さんはどのように打ちますか?

ここが、レーザー距離計の素晴らしい効能と裏腹の注意しなければならない点です!

アマチュアのショットは、一般的には、グリーンに着地してからのランで少し転がります(スピンが効いてピタッと止まる球を、打てる方ももちろんいますが)。

もちろん、クラブによっても異なり、ウェッジではスピンの効いたショットを打てる場合もありますが、比較的長いクラブなどでは、ランを計算に入れないといけません!

ところが、ピンまでの距離をそのままキャリーと考え、球が止まるまでの距離を考えずにクラブ選択をすると、ピンをオーバーして奥まで転がってしまうことになり兼ねません。

このピンまでの正確な距離がわかることが、違うトラブルになることもあるのです!

先日も、初めてレーザー距離計を使う仲間が、距離が合わずに苦労していました!

※画像はニコン公式サイト(https://www.nikon-image.com/sp/coolshot/products/COOLSHOT_PRO_STABILIZED/)から

【注意点②】正確な距離を踏まえた上で、最後は自分で判断!

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このように、レーザー距離計で把握したピンまでの距離は、あくまでも計測上の距離で、この距離に様々な条件を加味して、最終的に打つ距離を自分で判断することが必要です。

風、気候、打ち上げ、打ち下ろしなどですが、さらに、必要なことは着地してからのランも計算した上でのクラブ選択が求められます。

特に、手前のバンカーには入れたくない、でもグリーンもオーバーしたくない、という制約の中では、とてもシビアな判断になると思います。

このようにレーザー距離計はとても素晴らしい優れ物ですが、使い方を誤るとトラブルになる可能性があるのです!

皆さん、くれぐれもご注意を!