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ゴルフウェア

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ゴルフの雨対策は大丈夫?便利グッズや雨ラウンドにまつわるetc.

予約したゴルフの日が、いつも晴天ならいいのですがそうはいきませんよね。

雨の日のゴルフではちゃんと対策をしないと、楽しいはずのゴルフが楽しめなくなってしまいます。

雨の日のゴルフはしっかりとした事前準備が何よりも大切です。雨ゴルフでの対策や雨にまつわるゴルフのあれこれも併せて見ていきたいと思います。

雨に負けないレインキャップは必需品

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ゴルフ用品にはレインキャップという商品があって、メンズ用、レディース用のラインアップがあります。

・雨に強く、頭に水が染みにくい構造になっている
・帽子のツバ部分の形状が工夫されていて視界に水滴が落ちにくくなっている(特にパッティング時)
・蒸気を通し頭が蒸れにくい

という特徴があるゴルフ用のレインキャップ。

サンバイザーを着用するゴルフ女子も多いと思いますが、雨対策を考えるならばやはり帽子に軍配が上がりますよね。

通常の帽子よりもレインキャップのほうが、素材や構造による雨対策がされています。一つは持っておいて損はないアイテムです。

通常のキャップほど種類も多くなく、使用頻度もそれほど多くないかもしれませんが、どうしても行かなければならないゴルフの日に雨が降っていた場合には心強いですよ。

レインウェアはセパレート? それともワンピース

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ゴルフ用として発売されているレインウェアは多くがセパレートですが、ワンピースタイプも少ないながらあります。

セパレートタイプのレインウェアと、ワンピースタイプのレインウェア。それぞれのメリットやデメリットなどを見ていきましょう。

安価に購入できるワンピースは小雨なら

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いわゆる雨カッパと呼ばれるものをイメージするとわかりやすいでしょう。

ワンピースタイプは頭からかぶるだけという簡単なタイプで、脱ぎ着しやすい特徴がありますよね。

モノによってはコンビニや100円ショップで購入できるものもあるので、突然の雨に備えてキャディバッグに忍ばせている、なんてゴルファーも。

ただ雨への対策という見方をすれば、さすがに足元は濡れやすくなりますし、プレーのしやすさは×。

ただ、小雨で軽く雨をしのぎたい、という場面でならばワンピースタイプのカッパもありです。

快適なプレーをするならセパレートタイプのレインウェア

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ゴルフ用のレインウェアの主流はこちらのセパレートタイプ。トップスとパンツに分かれているもので、たくさんの種類があって選ぶのに迷ってしまうくらいです。

メンズ、レディースともに豊富な種類が販売されており、サイズやカラーの心配することなく揃えることができます。

ゴルフ用品ではメンズのものが主流になりますので、レディース用は少ないかもしれません。ただレインウェアに関してはその心配をしなくても大丈夫そうです。

ゴルフ用のレインウェアの特徴は、

・首元から雨が入らないように縦襟になっているものが多い
・ボトムスは、裾を引きずらないようにマジックテープで止められる
・ボトムスのチャックを開けば、シューズを履いたままでもすぐ着ることができる
・蒸れないように背中や胸、脇などから蒸気を逃がしてくれる
・スイングの邪魔にならないような裁断や縫製の工夫がされている

などが挙げられます。ちゃんとゴルフがしやすいように考えられて作られているんですね。

デザインも、メンズ用にはかっこいいスタイリッシュなもの、レディース用には華やかでかわいいものが揃っています。

雨にも負けない! ワンピースレインウェアにもメリットが!

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レインウェアは上下に分かれたセパレートタイプが多いんですよね。

ただレディース用では、ゴルフ用のレインウェアとしてワンピースタイプもちらほらと見かけることがあります。

ワンピースタイプのものは、雨が降ってきたらすぐに着られるというメリットがあります。

急な雨にもサッと羽織るだけで雨に濡れなくて済むのは助かりますね。

また逆に脱ぎ着しやすいこともありますので、雨が降ったり止んだりするようなぐずついた天気の時には活躍してくれるでしょう。

ワンピースタイプのレインウェアは、足元が濡れるのはどうしても避けられません。

そのためワンピースタイプのレインウェアを購入する時は「レインレッグカバー」の購入も忘れずに。

雨にも負けないはっ水/防水加工のゴルフシューズ

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ゴルフシューズにも防水加工が施してあるものがあり、雨の日に活躍してくれます。

たとえ雨でも、雷が鳴っていない限りゴルフ場がクローズになることはありません。ということは、雷さえなっていなければ土砂降りだってゴルフはプレーできてしまうんです。

「雨が降ったから今日はキャンセル」という人もいる一方で、「どんな天候でもゴルフに行きたい!」というゴルファーもいますからね。

そのため雨の日の対策の一つとして、はっ水加工や防水加工の施してあるゴルフシューズを選ぶといいでしょう。

どうしても雨だとコース全体が水を含んでしまっています。そのため歩くだけで気付けば靴下までびしょ濡れ、なんてことも多いんですよね。

また雨そのものが降っていなくても、前日まで降った雨のおかげでコースの芝全体が濡れているなんてケースもザラです。

ましてフェアウェイばかりにボールを置けるわけではありません。体は大丈夫でも、気付けば靴下がビショ濡れになっている経験はゴルファーなら誰しもが経験しているでしょう。

靴下って濡れるとものすごく気持ち悪くて不快な思いをしますよね。

雨の日や雨上がりで、芝がしっかり水を吸っている状態の時は、はっ水/防水加工を施したゴルフシューズを履くようにしましょう。

靴下で雨をシャットアウト! 防水靴下

防水ゴルフシューズと合わせて「防水靴下」を履いている方もいます。

これはゴルフ用品というわけではありませんが、

・水を通さないフィルムなどを間に挟み込んでいるため、水がまったく入ってこない
・汗をかいても水蒸気は通すので足が蒸れない
・足がいつもサラサラなので、夏は涼しく冬は暖かい

というものすごい性能があります。

水を完全にシャットアウトしてくれるので、雨のラウンドだって足が濡れずに非常に快適です。

靴下のまま水の中に足を突っ込んでも、水が一切入ってこない脅威の性能。

こうした防水靴下はちょっと高額ですが、金額に見合った性能を見せてくれるはずです!

傘はカートに備え付けられているけど、「マイ傘」ならよりおしゃれ!

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ゴルフプレーはすっかりセルフプレーが主流になりましたよね。カートには人数分の傘が備え付けられています。

なので雨をしのぐにはこれで十分ではあるんですが、せっかくなので定番の雨具でもある「傘」もゴルフ用のマイ傘を用意してみるのもいいですね。

ゴルフ用の傘は通常の傘と比べると、出し入れがしやすいように持ち手部分がストレートになっており、大きいのが特徴です。

サイズや持ち手部分は、ゴルフ用の傘ならどれも大差ありません。そのため選ぶポイントはやはりブランドやデザイン、カラーなどになってくるでしょう。

自分の使っているクラブメーカーと合わせたり、ウェアのメーカーと揃えたりするととってもおしゃれな雨ゴルフコーデが完成しますよ。

ゴルファーの中でも時折見かけるのが、クラブやウェア、傘、バッグなども含めてすべて同一ブランドで統一している人。

「オレは“○○○○○”契約アマだから!(笑)」

という方もいらっしゃいます。ブランドにそこまで強いこだわりを持っている人もいるんですよね。

ただこういう人は、クラブはもちろん、ウェアやシューズ、傘などのアイテムを選ぶ時に選択肢が自動的に少なくなるので、悩む時間が短くなるというメリットもあります。

ゴルフラウンドの時には「傘」を上手に使う!?

ゴルフで雨の場合は、当然レインウェアを着用して雨に備えます。それでもなるべく濡れないように傘も併用するという方が一般的ですよね。

ところでこの傘、雨を防ぐ以外にも雨ゴルフを快適にする上手な使い方があるんですよ。

それは、クラブを何本か持っていった時の使い方です。ショットの時は傘を持っていられませんので、脇に置いておくことになりますよね。

そのとき一緒に持っていた使わないクラブがあります。塗れた芝の上に使わないクラブを置いてしまうと、水分がグリップについて滑りやすくなってしまうんですよね。

そこで傘を置いて、元の骨の部分にクラブのグリップを引っ掛けて立てかけておくんです。こうすればグリップが濡れる心配もありませんし、雨粒からも傘がガードしてくれます。

さらにこの骨の部分にタオルを引っ掛けておけば、傘を開くとタオルが使える便利な状態に。

どうせ使わなければいけない傘。ならば少しでも雨のラウンドが快適になる工夫をしましょう。

雨ゴルフの滑るグリップは雨用グローブで対策

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雨ゴルフでは体が濡れる以外にも、水分を含んだグリップやグローブが滑るという悩みもつきまといます。

濡れてしまったグリップは拭くしかありませんが、グローブには「雨用グローブ」というものがあります。正確には雨でなくても使えるので、雨に濡れても滑らない、雨に濡れたほうがグリップを発揮してくれる、というグローブです。

こうした雨対策になるゴルフ用グローブには、人工皮革やナノテク素材が使われています。天然皮革のグローブは、水を含むとぶよぶよとした感触になってしまい、ものすごく滑るのが難点です。

ぴったりとしたフィット感は天然皮革がトップクラスですが、ゴルフへ行く日の天気予報が雨の場合、雨用のグローブもキャディバッグに用意しておくといいですね。

雨ゴルフを快適にする格好や持ち物を最終チェック!

雨ゴルフは準備ができていないと、グリップが滑る、足元が濡れて気持ち悪いなど、苦手に感じているゴルファーも多いものです。

しかし雨ゴルフを快適にする格好や持ち物さえしっかりと準備できていれば、プレーの快適度は一気に高くなります。

まず雨ゴルフの格好から見ていきましょう。

帽子は雨用のレインキャップを用意しましょう。これで頭に直接水がしみてくるのを減らせますし、ツバから垂れてくる水滴が顔の前にくるのを防いでくれます。

続いてレインウェア。防水性能を選ぶならセパレートタイプで、サッと着たり脱いだりしたい場合にはワンピースタイプを選ぶようにしましょう。

ワンピースタイプを選ぶ場合は、レインレッグカバーを忘れずに。

ゴルフシューズは防水/はっ水加工のしてあるものを。それでも靴の中に水は入ってきてしまうものなので、絶対に濡らしたくない! という方は防水靴下をぜひチョイスしてみてくださいね。

グリップの滑り対策には、雨に濡れても滑らないグローブと、すぐにグリップを拭けるようにタオルをいつもより多めに持参するのもポイントですよ。

キャップやレインウェア、ゴルフシューズなどは、雨用のものでないアイテムよりも高い防水性能を発揮してくれますが、さらに防水性能を高めたい場合は、防水スプレーを使ってみましょう。

雨のゴルフでは、持ち物や格好にも普段以上に気を遣う必要が出てきますよね。

それでもしっかりと雨対策さえできていれば、普段のゴルフとはまた違った攻略方法が見えてきたり、自分のゴルフの引き出しを増やすことができたりもします。

雨対策の準備はぬかりなくしていきましょうね。

そもそも雨のゴルフってみんなどう思ってるんだろう?

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雨のゴルフ対策をチェックしてみましたが、もう少しお付き合いください。

雷さえ鳴らなければある程度の雨天でも決行されるゴルフ。この雨のゴルフは皆さんどう思っているんでしょうか。

ゴルフに対する熱の入れようで、雨ゴルフへの考え方が大きく変わってくるのが特徴です。

競技へ出ている人や、ゴルフが好きで好きで仕方がない人、どうしてもゴルフがしたいのになかなか休みが取れない人など、天候関係なくゴルフを楽しみたい人、競技の対策として考えたい人などは、雨天のゴルフは大歓迎。

逆にある程度「ゴルフはいつでも行ける」という時間的な余裕がある方や、厳しいコンディションの中でまでプレーはしたくないと考える方、ゴルフにレジャー的な要素を求めている方は、雨天のゴルフなんてとんでもない! という人が多いようです。

なかなかゴルフをプレーする人全員の意思統一ができないのは難しいところです。

「せっかくだから行きたかったのに」「えー、雨でゴルフなんて嫌だよ~」なんて文句が出ないように、あらかじめ雨天決行と中止の線引きをしておくといいでしょう。

雨ゴルフを決行する ?中止にする? その線引きは降水量?

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雨ゴルフとはいえ、パラパラと小雨が降っている程度だったり、土砂降りだったりとシチュエーションも様々です。

ゴルフへ行く時に雨は嫌でも「小雨程度なら……」という方も一定数いらっしゃいますよね。

そこで雨が降っている時、ゴルフを中止にするのか決行するのか、判断基準があると楽だと思いませんか?

特に大切なコンペだったり、会社の接待だったりすると、ものすごく気を遣う部分ではないでしょうか。

そこで「降水量2mm」をある程度の基準にしてみるとわかりやすいと思います。降水量2mmとは、およその感覚で「雨が音を立てて降っている」という状況です。

いわゆる本降り、と言われるものですよね。常に降水量2mmが継続するわけではありません。でも幹事として言い訳が立ちやすいのが「降水量2mm」という予報なんですね。

当日のプレーをする時間帯の降水量が2mmに達していたら「本降りになる予報なので中止にしましょう」、降水量が2mm未満であれば「本降りまではいかないようですがどうしましょう?」、降水量が1㎜未満なら「小雨でギリギリ大丈夫そうなのでやりましょう」などと提案がしやすくなりますよ。

雨ゴルフでのキャンセル費用は発生するの?

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前から予約を入れていたのに、当日は朝から本降り。なんてケースもよくあります。

直前でのキャンセルでは、キャンセル料金がかかってくるのはご存知だと思いますが、これが悪天候によるものでもキャンセル費用が発生するのでしょうか。

これは規約に則ってキャンセルフィーが発生するゴルフ場もあれば、明らかに本降りなケースでは他のお客さんの入り方次第で、キャンセルフィーが発生しない場合もあります。

当日まで天気予報が変わることを信じて、当日の朝まで粘ってみたものの「やっぱり雨……」という時もあるじゃないですか。

そこで早朝から「ゴルフ行く? やめる?」なんて相談が始まる場合もあるんですよね。

おそらくそういう状況では他のお客さんも状況は同じ。

キャンセル料が発生した場合にどうする、キャンセル料が発生しなかった場合にどうする、と決めておいて、ゴルフ場にその都度確認するといいでしょう。

雨ゴルフ決行! 飛距離ってどれくらい変わる?

雨のゴルフが決行された場合、レインウェアなどで十分に対策を取っても天候によるゴルフへの影響は気になるところ。

特に飛距離がどれくらい変わるのかは、雨ゴルフでもいいスコアを出したいと考える人にとっては大きな問題ですよね。

雨ゴルフの飛距離は、インパクトの瞬間にボールとフェース面に水が入り込みます。すると適正なスピンがかからない場合があって飛距離が落ちてしまうことが考えられます。

特にドライバーショットでは、回転数が少な過ぎるとボールが急激に失速してしまうこともあるんですよね。

こうなってしまうと飛距離を大きく落としてしまいます。

またレインウェアや寒さなども関係してきて、いつもよりスイングが小さくなりがちなのも見逃せないポイントです。

するとキャリーとランを合わせたアベレージで、10~15%くらいの飛距離ダウンになるのを覚悟しておきましょう。

ただあくまでこれはドライバーの話で、元々スピン量の多いショートアイアンなどでは、逆にスピンがかからずフライヤーとなって飛び過ぎてしまうことも。

そのためすべての番手において飛距離が落ちるわけではなく、ドライバーの飛距離は落ちる、アイアンは飛び過ぎる可能性がある、というなんとも厄介なものです。

特に悩ましいのが縦の距離感が非常に大切なショートアイアンやウェッジ類。フライヤーするかしないか、なんてなかなかわかるものではありません(雨に濡れたラフから、などのようにフライヤーしやすい状況はわかりますが……)。

そのため、雨ゴルフの飛距離対策としては、ドライバーは飛ばないと割り切ってショットする。もしくはドロップを避けるためにロフトを大きくする、スプーン(3番ウッド)などでティーショットをする、という対策が挙げられます。

ショートアイアンなどでは、グリーンを狙ったショットがフライヤーで飛び過ぎてOB、奥からの下りの難しいアプローチやパットが残る、という状況が一番良くありません。

雨のゴルフではピンを狙わず手前のエッジを狙って打っていく、サンドウェッジを使う場面では9番アイアンやピッチングウェッジに持ち替えて、スピン量減少による影響を受けにくいクラブ選択をする、などの対策を取っていくようにしましょう。

雨ゴルフでもスコアを狙うならフルショットは厳禁!

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雨ゴルフでは晴れた日のゴルフとは少し違った対策が必要になります。

雨だからと緊張したり、スコアを落としたくない、というプレッシャーもかかるでしょう。そこで気を付けたいのが目いっぱいフルスイングをしたショットで攻めてしまうこと。

雨でコンディションが悪いからこそ、スリークォーターショットで攻略するのがスコアを出すコツですよ。

レインウェアなどによる動きにくさもありますので、フルショットをしてもいつものような動きやすいウェアではないことに注意しましょう。

小さめのスイングでコントロールしたショットを重ねていくのを心掛けましょう。

普段は飛ばし屋なのに、雨のゴルフになるときっちり飛距離を計算しながら刻むゴルフをする、など戦略にメリハリをつけてゴルフがプレーできるようになると、雨のゴルフも一段と楽しくなってきますよ。


いかがでしたか?

今回は雨のゴルフで活躍するレイングッズや雨ゴルフ対策、降雨量の目安などをご紹介させていただきました。

この記事を参考に、雨ゴルフを楽しめるようになりましょう!