初心者
亜月
ゴルフ前は天気のチェックを欠かさずに!雨予報の服装&持ち物は?
ゴルフの数日前になると、当日の天気を調べるという人も多いでしょう。
天気予報が雨であった場合、事前の準備やプレー中、プレー後にすることなど、晴れの日と変わってくるため、憂鬱(ゆううつ)になってしまうことも。
今回は、ゴルフ前の天気予報チェックに使えるアプリのご紹介、プレー中・プレー前後にするべきこと、雨ゴルフに必要な服装と持ち物をご紹介します!
目次
ゴルフをする日は晴れが良い!
週に1回、月に1回、3ヶ月に1回、頻度には個人差がありますが、せっかくゴルフに行くのなら、天気は絶対晴れが良い! と思う人がほとんどでしょう。
もちろん、夏の暑い時期は晴れよりも曇りが良い、など季節によって希望する天気は変わってくるかと思いますが、1年を通して、絶対に雨で良い、と望む人は少ないですよね。
カラッと晴れの日のゴルフは、飛距離が出やすく、フェアウェイ上にボールが落ちればラン(ボールの転がり)も期待できるため、良いスコアが出やすいと言われています。
事前の準備やプレー後の後片付けなどに関しても、晴れの日のゴルフはそんなに手間がかかりませんので、ゴルフに行く日は晴れが良いと望む人が多いことも頷けますね。
期待に反して雨が降る時も
しかし、天気というものは、なかなか思い通りにいかないもの。
晴れを期待したラウンドで雨が降ってしまった、ということもありますよね。
後ほどご紹介しますが、雨ラウンドでは、事前の準備やプレー中・プレー後にするべきこと、当日の持ち物など、晴れの日と比べてしなければならないことがたくさんあります。
何も準備をしないままの雨ゴルフはおすすめできません。
ゴルフ前は、天気予報のチェックを欠かさずして当日を迎えましょう。
ゴルフ前は天気予報のチェックを忘れないで
普段天気予報をチェックする習慣がないという人でも、日頃手にするスマートフォンで、一週間分の天気を簡単に知ることができます。
朝、耳にするニュースで自分のラウンド日の天気が晴れ以外であった場合、詳しく状況を調べてみましょう。
一週間も経てば天気予報が変わることも考えられますので、しばらくは静観していればいいのですが、ラウンドの3日前になっても予報が変わらず雨の場合は、しっかりと情報収集が必要です。
天気予報では、雨量の情報だけでなく、風の有無も一緒に調べることが大事。強い風が吹くと、風速分体感温度が下がるため、寒さに対する備えも必要になってきます。
現在地でなく現地の天気予報を見ることが大事
天気は、各地域によって変わります。
予報をチェックする時は、自分がいる現在地ではなく、ラウンド当日に自分がいるはずのゴルフ場の天気予報を見ていきましょう。
現在地では晴れなのに、ラウンド当日の現地では雨が降っている、ということも良くある話です。
ところで天気予報は、普通のニュースでチェックすれば良いのでしょうか? 昔はそうだったかもしれませんが、現在は便利なものがあります。
そこでここからは、ゴルファーに役立つ、スマートフォンで簡単に天気をチェックできる天気予報アプリをご紹介します。
ゴルフ天気予報
その名の通り、ゴルファー向けの天気予報として開発された、「ゴルフ天気予報」略して「ゴル天」です。
ゴルフ場の名前を検索し、選択することで、一週間分の現地の天気を見ることができます。
3日前になると、1時間ごとの詳細の天気を知ることも可能。
天気予報に傘マークがついていたとしても、それがスタート前に上がるのか? ラウンドしている時間帯はずっと降り続くのか? 雨が降る詳細な時間をチェックしましょう。
合わせて気温と風速、雨量、風向きの情報まで掲載されていますので、とても便利です。
ウェザーニュース
なんと予報精度90%以上を誇るアプリが、この「ウェザーニュース」です。
特にゴルフ用というわけではありませんが、当たるという呼び声高く、人気です。ダウンロード数、実に2500万回。
他のアプリでも1時間ごと、3時間ごとなど1日の時間を区切って天気を知ることが可能ですが、このウェザーニュースは、なんと5分ごとの天気の閲覧が可能。
ボタン1つで簡単に切り替えが行えますので、事前の天気チェックだけでなく、当日のプレー前やプレー中にも役立ちそうなアプリです。
Yahoo! 天気
大手検索サイト「Yahoo!」が手掛ける天気予報アプリです。
高性能な雨雲レーダーを搭載し、現地で雨予報だとしても、当日、それがいつ降っていつ上がるか、視覚的に知ることができます。
また、天気予報と言えば1週間単位で出るところが多い中、Yahoo! 天気は17日先の天気予報まで対応。
これからゴルフの予定を立てるという人は、少し先でも雨の日を避けた予約を取るのに、きっと参考になるでしょう。
雨ゴルフを避けたい人が多い理由
ところで、なぜゴルフの日は雨が降るのが嫌という人が多いのでしょう?
理由はそれぞれですが、主に挙げられる3つの理由をご紹介します。
理由1.スコアが崩れる
スコアは何打でも気にしない! という人も中にはいますが、せっかくゴルフに行くのであれば、自分の最小スコアを常に更新したいという想いを持つ人も多いでしょう。
雨の中でゴルフをすることで、集中力が保てず、普段のスイングリズムが崩れてしまった経験はありませんか?
スイングリズムが崩れることで、普段通りショットができず、飛距離は落ち、ランも期待できず、普段ならパーオンするところがボギーオンになってしまうなど、プレーにほころびが生まれてしまいます。
そうなると、普段のスコアよりも悪い結果となり、雨ゴルフは嫌いだと思う人が増えてしまうのです。
理由2.事前の準備やプレー後にすることが多くなる
ゴルフ当日が雨予報であるのになんの準備もしないままでは、ただ雨に翻弄(ほんろう)されて終わることになりかねません。
雨ゴルフでは、まず、必要な持ち物を揃えるため、事前の準備が必要です。何を準備するべきか、後ほど具体的にご紹介しますが、初めて雨ゴルフをするという人にとっては、専門店等で購入しなければならない物もあり、2~3日前からの備えが必要です。
また、雨に濡れたまま、ゴルフクラブやグローブを放置してしまうと、劣化し、使えなくなってしまう危険性もあります。
プレー後はすべてのゴルフクラブを干して乾かし、グローブもきちんと乾燥させてから収納するなど、普段よりも念入りにケアをする必要が出てきます。
理由3.プレー中にすることがたくさんあって煩わしい
雨ゴルフでは、事前の準備やプレー後だけでなく、プレー中にもするべきことがたくさんあり、それを煩(わずら)わしいと感じる人も多いようです。
その日の雨量にもよりますが、まず、雨を避けるために傘を差します。そうすると、片手がふさがれてしまうので、ゴルフクラブの出し入れなど、普段両手でしていたことも片手しか使えなくなってしまいます。
それだけかと思われるかもしれませんが、そういった少しの違いが、ストレスになってしまうこともあり得ます。
さらに、グリップが濡れると滑りやすいため、グリップをなるべく濡らさないよう、タオルでこまめに拭いたり、濡れないよう傘で保護する必要も出てくるでしょう。
プレー以外に気を遣うべきところが増えるため、雨の日のゴルフは煩わしいと感じる人が多いのですね。
雨ゴルフの服装をチェックしよう
雨の日のゴルフは、普段通りの服装では支障が出てきます。
ゴルフ当日が雨の場合、用意しておいたほうが良い服装をチェックしましょう。
レインウェア
まず、必要なものがレインウェアです。これは、いわゆる「カッパ」のような、頭からかぶるものではなく、上下セット(女性ものでワンピースタイプのものもあり)のレインウェアを選びましょう。
特にゴルフ用として各メーカーから販売されているレインウェアは、通常のものより、「耐水性」と「透湿度」が優れています。
「耐水性」は、生地の内側にどれだけ水が染みてくるのを防げるかを表す性能数値です。
「透湿度」は、汗などの水分をどれだけ外に出せるかの度合いを表します。
他にも、袖の取り外しがしやすい、脱ぎ着がしやすいなど、使いやすく高性能のものを選ぶと良いでしょう。
最近では、作業服でおなじみの「ワークマン」のレインウェアが使いやすいという評判も耳にしますので、安価でまずは気軽に手に入れたいという人は、試してみてもいいかもしれません。
ただし、ゴルフ関連メーカーから販売されているレインウェアは、スイング中に音がしづらい、スイングの邪魔にならないなど、ゴルフに特化したつくりになっています。多少値は張りますが、ことゴルフ用ということで言うと間違いはないでしょう。
全天候型(雨用)グローブ
雨でグローブが濡れてしまったことで、グリップが滑り、思うように打てなかったというのも“雨ゴルフあるある”のひとつです。
スイングの途中でズルッと滑ってミスショットをしてしまうと、とても悔しいですよね。
それを回避するために、雨ゴルフの時は、全天候型(雨用)グローブを準備しましょう。
濡れることでグリップ力が増すタイプや、雨に強いタイプなど、さまざまな種類がありますので、複数枚用意しても良いでしょう。
プレーが終わったあとは、そのままにするとカビてその後使用できなくなる可能性もあるので、しっかりと乾かしてから収納することを徹底してくださいね。
雨予報の持ち物をチェックしよう
雨ゴルフの服装を用意したあとは、当日の持ち物のチェックです。
なければならないというものではありませんが、あれば必ず使えるものばかり。
少し荷物が増えてしまいますが、雨ゴルフでスコアを崩さない、ミスショットを減らすためにも必要なものたちです。
防水スプレー
レインウェアは初めから撥水性に優れていますが、上から防水スプレーをかけることで、その性能がさらに強力になります。強い雨に遭っても下の服まで染みてこないので、寒い思いをすることもありません。
こちらは当日持ってくる人もいれば、事前にレインウェアにスプレーをふりかけて持参する人もいます。
靴や帽子など、さまざまなものにかけておきましょう。
タオル
タオルは持っていかなくてもお風呂場やトイレにあるものを、と思っている人もいるかもしれません。
しかし、ゴルフ場によって、クラブハウス外へのタオルの持ち出しを禁止しているところがほとんどです。
もし用意されていればそちらを使えばいいのですが、自分自身でも2、3枚持って行き、都度使用すると良いでしょう。
ビニール袋
荷物をカートに置いていると思いますが、スマートフォンやバッグなど、横殴りの雨がカート内にも侵入し、それらを濡らしてしまうことも考えられます。
そんな時、ビニール袋を持っていれば、濡らしたくないものを収納でき、とても便利です。
晴れの日であってもビニール袋を常備していれば、コース内に落ちているゴミなどを拾って回収することもできるので、何かと使い勝手の良いアイテムです。
雨天中止も視野に入れて
ゴルフは、基本的にはゴルフ場がクローズにならない限りプレーするものです。
しかし、あまりの雨に、体調に悪影響を及ぼしそうな場合、行き帰りの交通手段がなくなる危険性があるなどの場合は、やむを得ずキャンセルも視野に入れたほうが良いでしょう。
その場合は、直前キャンセルとなるとゴルフ場に迷惑がかかる可能性がありますので、期間を区切り、3日前までには同伴者とも相談をし、決断するようにすると良いですね。
雨ゴルフでも楽しい! そう言えるように
晴れの日と雨の日を比べて、雨の日にゴルフがしたいと望む人は、ごく少数でしょう。
雨ゴルフは、スコアが崩れがちで準備などに大きく時間を割かなければならないため、なるべく避けたいと思っている人が多いのが現状です。
しかし、服装や持ち物の事前準備、プレー中、プレー後の準備など、少し気を遣えば、雨の日でもゴルフを十分に楽しめます。
また、雨ゴルフではグリーンが柔らかくなりボールが止まりやすくなるため、上級者になるとかえって雨のほうがいいスコアが出やすくなるなんて人もいます。
最近ではとても精度の高い天気予報アプリもたくさん出ていますので、使いやすいものを使用し、雨に備えながら、ゴルフを楽しんでいきましょう。