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ゴルフウェア

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

耐水圧?透湿性?雨の日ラウンドに最適なレインウェアの選び方

晴れの日にラウンドはしたいけれど、どうしても雨の日のラウンドが避けられない場合がありますよね……。

特に競技ゴルファーの場合、グリーンに水が浮いてプレーできない、雷が鳴っていてプレーできないというケースでなければ、ちょっとした風雨の中でもプレーしなければなりません。

その場合「レインウェア」を着ずにはラウンドできない訳ですが、いかんせん高い!!

ゴルフウェアはどうしてこうも高いのでしょうか……。

ということで、せっかく買うなら後悔しない買い物をしてもらうために、レインウェアのスペックのチェックポイント、各メーカーのレインウェアを比較します!

まずはレインウェアの「耐水圧」をチェック!

gettyimages/Andrew Redington

「耐水圧」とは、一言で言うと、「生地に染み込もうとする水の力を抑える性能の数値」です。

「耐水圧」が高ければ高いほど多くの雨量に耐えられるということになりますが、一般的な「耐水圧」と「雨量」の目安は下記のような感じです。

耐水圧「300mm」:小雨に耐えられる
耐水圧「2,000mm」:普通の雨に耐えられる
耐水圧「10,000mm」:大雨に耐えられる
耐水圧「20,000mm」:嵐に耐えられる

この数値だけを見ると、ラウンドで使用する上では「2,000mm」あれば耐えられそうですが、ゴルフ中はスイングやしゃがむタイミングでレインウェアに圧力がかかります。

たとえば、体重75キロの人が濡れた場所に座ると「2,000mm」程度の圧力が、膝立ちすると「11,000mm」の圧力がかかると言われています。

プレーする中での負荷を考えると、最低でも「10,000mm」の耐水圧が欲しくなりますね。

また、各メーカーが表記している「耐水圧」は新品のタイミング(MAX)の数値です。

そのため、使用する中で「耐水圧」は下がっていくので、「耐水圧」は「15,000mm」以上のものを選んでおきたいですね。

快適にプレーするために「透湿性」をチェック!

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「透湿性」とは、蒸気状態の汗を生地が外に出す度合いを示した数値です。24時間に何グラムの水分を外に出すのか、ということを数値で表しています。

「透湿性」が低いレインウェアの場合、蒸れてしまった水滴によってウェアが濡れるという本末転倒のパターン……。

「透湿性」が高いウェアは、雨や風などの外気はシャットアウトしつつ、汗(水蒸気程度)は外に逃がすことができます。

この「透湿性」の良し悪しでレインウェアの価格も大きく上下してきます。

「透湿性」の必要量と「発汗量」(運動強度)の目安は下記のような感じです。

浸透性「1,200g/m2」:安静時
浸透性「12,000g/m2」:ウォーキング程度の軽い運動時
浸透性「24,000g/m2」:ランニングなどの激しい運動時

レインウェアを必要とするような時期のラウンドはそれほど発汗しませんが、斜面の上り下り、プレーファーストを心掛けた小走りなど考えると、最低でも「15,000g/m2」は確保したいですね。

予算に余裕がある場合は「20,000g/m2」のものを選びましょう!

ゴルフメーカー各社のレインウェアスペック

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最後に、ゴルフメーカー各社のレインウェアスペックと特徴、ざっくりした価格をご紹介します!

●ブリヂストン「TOUR B 水神」
スペック
耐水圧:27,000mm(布帛部分)
耐水圧:20,000mm(ニット部分)
浸透性:24,000g/m2
ネット価格:1万9800円程度

特徴
ゴルフレインウェアでぶっちぎりの高性能レインウェア。抜群の耐水圧、透湿性、ストレッチ性を誇る。

ベルトループもあるので、小物やレーザー飛距離計測器を使用している人にもありがたい!

予算があって、ブリヂストンが嫌いじゃなければ第1候補!


●ミズノ「ネクスライトレインスーツII」
スペック
耐水圧:20,000mm
浸透性:27,000g/m2
ネット価格:1万7400円程度

特徴
ブリヂストン「水神」と同様、ゴルフレインウェアでぶっちぎりの高性能レインウェア。

上下で236グラム(男性Lサイズ)とめちゃくちゃ軽い!

もちろんベルトループもあるので、小物やレーザー飛距離計測器を使用している人にもありがたい!

ストレッチ重視→「水神」
軽さ重視→「ミズノ」

予算とブランドの好き好きで、最有力候補!


●キャロウェイ「セットアップレインウェア」
スペック
耐水圧:20,000mm
浸透性:20,000g/m2
ネット価格:2万円程度

特徴
抜群の耐水圧、透湿性、ストレッチ性は必要十分!

ベルトループもあるので、小物やレーザー飛距離計測器を使用している人にもありがたい!

半ズボンにもできるのが特徴の1つ!


●フットジョイ「ドライジョイズ レインスーツ」
スペック
耐水圧:10,000mm
浸透性:10,000g/m2
ネット価格:1万3800円程度

特徴
既出のレインウェアは少し高いな……という方の最有力候補! 傘を差してのラウンドであれば、スペックはギリギリOK。

耐水圧20,000mmの上位モデルがあるので、ネットでは割引率高め! ただベルトループがないのが玉に瑕(きず)……。

レインウェア豆知識

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■防水性なら「ゴアテックス」
アウトドアブランドには「ゴアテックス」を使用したレインウェアが多くラインナップされています。

耐水圧は45,000mm前後と抜群の性能を誇りますが、浸透性は13,500g/m2と、ゴルフをプレーする場合にはギリギリの数値です。

また多少ゴワツキがあるので、「ゴルフ用」としては微妙……。どちらかというと、アウトドアでの風雨から命を守ることに特化した素材です。

■コスパだけなら「ワークマン」
最近何かと取り上げられるのが、「ワークマン」のコスパ最強説! もちろんレインウェアもコスパ最強であります!

「透湿レインスーツSTRETCH」のスペックは、

耐水圧:10,000mm
浸透性:5,000g/m2

と蒸れるかどうがギリギリのところですが、その価格はなんと「4900円」!!

基本的に雨の日はラウンドしない&お守りとしてキャディバッグに入れておくにはベストチョイスかも?


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