ゴルフスイング
PAR RUSH 01
バンカーショットでは砂質の確認が肝!~上達シリーズ第56回
「バンカーは嫌だなぁ!」と、バンカーショットを苦手としている方も多いと思います。
バンカーショットのスイングについては多くのライターが解説をしているのでお任せして、今回は砂質がバンカーショットにどのように影響するのかを考えます!
バンカーの砂は決して一種類ではなく、その砂質がバンカーショットに影響を与えます。
まずはバンカーの砂を理解して、一回でバンカーから出るように頑張りましょう!
目次
ゴルフ場により、バンカーの砂質が変わります!
ゴルフ場に行くと、バンカーの砂の色が違うのがわかると思います。
また、バンカーショットをするためにバンカー内に入ると「あれっ、いつもと砂の感じが違うなぁ?」と思うことがあると思います。
そうです! バンカーの砂はゴルフ場によって、その種類が違うのです。
「柔らかいふかふかの砂」「締まった砂」などと、その種類はさまざまです。
・砂の種類は大きく次のような種類です…そもそも、バンカーの砂は、粒子の形と粒が揃っているかいないかで変わります。
締まったバンカーになりやすいのは『山砂』で、粒子が角張り大小の粒が、噛み合って締まりやすいのです。
『川砂』には大きく2タイプあります。
上流部で取れた砂は、粒子が粗くて粒も不揃いで締まりやすいのですが、下流部や河口近くで取れた砂は細かく揃っていて、海砂に近い性質で締まりにくいです。
その他、大理石を砕いた、見た目には白く美しいけど目玉になりやすい『砕砂(人工砂)』などがあります。
砂質によるバンカーショットの注意点を、少しだけ解説すると…
プレー上の難易度を砂質で考えると、砂の粒子が粗く固いほど簡単で、反対に粒子が細かく柔らかいほど難しくなります。
バンカーではサンドウェッジを使用しますが、この時にポイントになるのは、バウンスの使い方です!
柔らかいバンカーでは、バウンスのあるウェッジを使い、締まったバンカーではバウンスが少ないタイプを使い分けている方もいるようです。
そして、柔らかい粒子の細かい砂のバンカーでは、ウェッジを目いっぱいフェースを開いてバウンスを使い、怖がらずに振り切ることが成功の秘訣です!
一方、固く締まったバンカーでは、バウンスの少ないウェッジで、エッジから入れるのがコツです。
ベアグランドと同じく、エッジが突き刺さることなく滑ってくれます。
コースにバンカー練習場がある場合には、必ずバンカーショットの練習をしましょう!
皆さんがプレーするゴルフ場にも、アプローチ練習場にバンカー練習場が付いている場合があると思います。
アプローチの練習はするけど、バンカーの練習はしないなぁ! という方もいるでしょう。
でも、砂質はコースにより違うのですから、バンカー練習場があったら必ずバンカーショットの練習をするようにしましょう!
2~3発練習するだけでも、その日のバンカーの砂質がわかり、対策を立てることができます。
いかがでしたか。
砂の質を知って、バンカーショットに自信を持って臨むようにしたいものですね。
(余談)バンカーの砂を入れ替えているところがありました!
通常は、練習場のバンカーと同じ砂がコースのバンカーにも入っています。
ところが、コースの手入れで、砂の入れ替えをする場合などがあります。
全部のホールの砂の入れ替えを一度に終わらせてくれれば良いのですが、一部のホールだけ入れ替えという時には、ホールにより砂質が違うということになり、練習場とも違う場合も出てきます。
先日のゴルフ場でこんな経験をして、最初にバンカーに入った時に面食らいました!