ゴルフスイング
ゴルフ侍
マン振りが全ゴルファーを救う|第2回「方向性が悪い」→「マン振り」
拙者、ゴルフ侍でござる。
諸君のゴルフの悩みを拙者が見事に断ち切ってみせよう。
「方向性が悪い」と嘆く諸君、「マン振り」をなされよ。
「方向性」を求める意義
ゴルフにおいて「方向性」は重要である。
ゴルフはスコアを争う競技であり、競技の性質としてはターゲットゲームに分類される以上、目標に対する精度を高めるに越したことはない。
しかしながら、コントロールショットに代表される通り、「方向性」を優先すると「飛距離」が落ちてしまう。
「飛距離」と「方向性」はまさに表裏一体であり、二律背反の関係にあると思っている方も多いのではないだろうか。
「飛んで曲がらない」はただの理想なのか。
※注釈 二律背反(トレードオフ):一方が成り立てば、もう一方は成り立たない状態
否。「飛距離」と「方向性」は両立できる。 心置きなく「マン振り」すべし。
「方向性」を良くするだけであれば、諸君もご存知の通り。
・・・コンパクトなスイングをすれば良い。
飛距離を減らす毎に左右への曲がり幅は小さくなる。
至極当たり前の話だ。
ところが、この方法で上手くなったと思うゴルファーが多い。
誠に愚かなり。
「飛距離」を犠牲にして「方向性」を取るとは、諸悪の根源。
その考え方を今すぐに捨てなければ、上達の道は遠のくぞ。
ここでゴルフの真理を説く。
・・・「飛距離」と「方向性」は両立できる。
小事(方向性)に拘わりて、大事(飛距離)を忘れるな。
「飛距離」にはスイングの全要素が詰まっているのに対し、「方向性」を左右するのは部分的要素(スイング軌道・フェースアングルなど)に限られる。
「方向性」を求めると、「飛距離」が犠牲になる。
「飛距離」を求めると、「方向性」が共に改善する。
すなわち「飛距離」を求める「マン振り」こそが、「飛距離」と「方向性」を両立させる最善の方法なのだ。
よって、「方向性」に特化した練習をするのではなく、「飛距離」に特化した練習を始めてみてはいかがだろうか。
きっと上手くいくはずだ。
マン振りせよ。さらば道は開かれん。
(ゴルフ侍)