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パットイズマネー!~ジャストインタッチ?それともカップの先を狙う?

ジャストインタッチでカップを狙うのが良いか? それとも、カップの先を狙うほうが良いか?

議論の分かれるところですが、そのポイントを確率論的に考察してみます。

それぞれに良い点と悪い点がある。あなたはどちら派?

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それぞれに良い点と悪い点があります。あなたはどちら派でしょうか?

【ジャストインタッチの良い点】
・カップの周辺からでも入る可能性がある
・3パットのリスクが減る
・距離合わせの感覚が磨かれる

【ジャストインタッチの悪い点】
・カップ周辺の傾斜や芝目の影響を受けやすい
・ショートするリスクがある
・短いパットでストロークが不安定になりやすい

【カップの先狙いの良い点】
・カップ周辺の傾斜や芝目の影響を受けにくい
・ショートしにくい
・カップは通過点と考え強気に攻められる

【カップの先狙いの悪い点】
・カップに蹴られる可能性がある
・上りのラインだと外した時に下りのラインが残る
・3パットのリスクが増える

確率論的に考えると、初心者ほどカップの先を狙うほうが有利

ワンパット確率を簡単なモデルで計算してみましょう。

前提として、パッティングしたボールは青色の円に均一に分布するものとします。

ジャストインカップで狙った場合は、カップに届かない領域はカップインしませんので、カップとその先の緑色領域がカップインする可能性のあるボール分布領域になります。

一方、カップの先を狙う場合は、カップを通過するボールはカップインの可能性があるので、緑色の領域がカップインする可能性のあるボール分布領域になります。

緑色のボール分布領域とボール分布円の面積比をワンパット確率として計算すると、

・ジャストインカップ狙いのワンパット確率は50%
・カップの先狙いのワンパット確率は75%

となり、カップの先を狙えばワンパット確率が5割アップします。

パッティングの精度が良くなると、ボール分布円は小さくなりますので、両者の確率差は小さくなります。

ボール分布円がカップ面積と同じになれば、両者の確率差はなくなるので、そもそもカップの先を狙う意味もなくなってきます。

初心者と上級者を比較した場合、ボール分布円は初心者のほうが大きいと考えられるので、初心者ほどカップの先を狙うことによる効果が大きいと言えます。

3パットのリスクを減らすには?

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カップの先を狙うと言っても、大きくオーバーして3パットになっては元も子もありません。

そこで、ワンパット圏内、カップの先~50センチ以内を狙うようにします。

次に考えないといけないのは、カップの先~50センチ以内を狙えるパット距離はどのくらいでしょうか。

パット距離2~3メートルなら狙えそうですが、5メートル以上になってくるとバラツキが大きくなり、カップの先~50センチを狙うことが難しくなってきそうです。

そこで、カップの先を狙う場合はパット距離が3メートル以内、それ以上の距離になると距離合わせを優先する、という目安が浮かんできます。

もちろんこのような目安は、パッティングのスキルによって変わってきますので、スキルに応じて自分なりの目安を設ければ良いと思います。

参考にしてみてください。

“パットイズマネー”シリーズは今回で終わりです

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これまでに掲載させていただいた記事も含めて参考にしていただければ幸いです。