パットイズマネー!~鈴木愛プロのバーディ数は語る

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今年(2018年)の鈴木愛プロの快進撃を見ていると、パッティングの重要性と“パットイズマネー”を再認識させられます。

そこで、パッティングについて、様々な視点から考察してみたいと思います。

まずは、“鈴木愛プロのバーディ数は語る”編です。

※データは2018年6月3日現在

鈴木愛プロのバーディ数(1ラウンドあたり)は突出して多い

鈴木愛プロのバーディ数(1ラウンドあたり)は突出して多い
以下の(1)~(8)の様々なスタッツと賞金ランクの関係(相関係数)を調べてみました。

相関係数は、1に近づくほど関係が強く、0.7~1.0(または-0.7~-1.0)の間にあれば強い相関があると解釈されます。

(1)ドライビングディスタンス:-0.38
(2)フェアウェイキープ率:-0.23
(3)パーオン率:-0.73
(4)リカバリー率:-0.68
(5)パーオンホールの平均パット数:0.76
(6)1ラウンドあたりの平均パット数:0.44
(7)1ラウンドあたりのバーディ数:-0.84
(8)1ラウンドあたりのボギー数:0.85

(7)のバーディ数と(8)のボギー数は、賞金ランクとかなり強い相関があります。

特に(7)はパッティングの技量に拠るところが大きいと考えられます。

鈴木愛プロの1ラウンドあたりのバーディ数は4.19(賞金ランクは1位)で、バーディ数2位の菊地絵里香プロの3.53(賞金ランクは5位)を大きく引き離しています。

まさに“パットイズマネー”ですね。

バーディ数3位はぺ・ヒギョン(賞金ランク13位)、4位は勝みなみプロ(賞金ランク6位)、5位は成田美寿々プロ(賞金ランク14位)と続いています。

1ラウンドあたりのボギー数でも鈴木愛プロは1位

1ラウンドあたりのボギー数でも鈴木愛プロは1位
1ラウンドあたりのボギー数でも鈴木愛プロは1位となっています。

ボギーが少ないと言うことは、パッティングの技量だけでなく、ショットの精度、コースマネジメント、リスクマネジメント、メンタルなど、総合的なコントロールの良さを反映していると考えられます。

ですから、鈴木愛プロは、パッティングの技量だけでなく、ボギーを少なくするための管理能力に優れ、それらが相まって今年の快進撃につながっているのでしょう。

鈴木愛プロのパットは1パット10万円の価値がある!?

鈴木愛プロのパットは1パット10万円の価値がある!?

getty

2018年6月3日現在、鈴木愛プロの獲得賞金は¥75,715,000、この賞金を稼いだ総パット数は757パット、獲得賞金を単純に総パット数で割ると、1パット約10万円になります。

もちろん、賞金獲得に寄与するスタッツはその他にもたくさんありますが、賞金ランクとの相関の強さや、勝負所での1パットの重みを考えると、1パット10万円の価値には現実味があるのではないでしょうか。

これは余談になりますが、オリオットは10年前の2008年、あるゴルフ場の理事長杯(マッチプレー、予選通過者16名によるトーナメント形式)に参加し、決勝戦まで勝ち進みました。

勝敗の行方は最終ホールの18ホール目までもつれ込み、70センチのパットを沈めれば優勝という場面で、芝目のフックラインを読み切れず、惜しくも左に外してしまいました。

そして、プレーオフとなり、最初のホールで力尽き、敗退した経験があります。

この時は理事長の粋な計らいで、ゴルフ場から選出された専任キャディ付きでの決勝戦でした。

専任キャディを伴っての決勝戦は、後にも先にもこれが最初で最後の経験になると思いますが、勝敗を決める70センチのパットを外したことで、多くのことを学びました。

これもまた、“パットイズマネー”ですね。

次回は、鈴木愛プロのパッティングの秘訣に迫ってみたいと思います。
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