ゴルフスイング
もーりー
マネジメントに幅が出る!高い球と低い球は、目線だけで打ち分ける!
高い球と低い球を打ち分けられたら、便利ですよね。
インターネットやゴルフ雑誌などで打ち方がいろいろ載っているけど、なんだかしっくりこないってみなさん、目線だけで高い球と低い球を自在にあやつれるかもしれませんよ。
どうして打ち分ける必要があるのか
そもそも、どうして高い球と低い球を打ち分ける必要があるのでしょうか。
それは気候や気象条件、グリーンのコンディションなどが関係してくるからです。
高い球の特徴としては、キャリーが出やすいことと、風の影響を受けやすいことが挙げられます。
いっぽう低い球は、キャリーが出にくい分ランが出やすい。
ボールが着地してからよく転がるということですね。あと風の影響を受けにくいです。
ですので、夏場で芝が伸びていたり、雨で地面が濡れている時なんかはランが出づらいので、高い球でキャリーを稼ぐ必要があります。
逆に、冬場で芝が薄い時や、風が強いコンディションの時は、低い球が打てるとランで飛距離を稼げだり、風の影響を受けにくくなります。
また、グリーン奥にピンがあれば低い球で手前から転がす、反対にグリーン手前にピンがある状況では高い球で上からズドンと落とす、という攻め方もできます。
高い球と低い球が打ち分けられたら、間違いなくゴルフの幅が広がります。
目線を変えるだけ
では高い球と低い球を打ち分けるにはどうすればいいのでしょうか。
よく言われるのはボールの位置ですね。
右利きならボールの位置を右足寄りにすれば低い球、左足寄りにすれば高い球が出やすくなります。
あとはフォローの位置を高くしたり、ドローとフェードで軌道を変えたりなどなど……。
でもこれをいざコースでやるとなると、ハードルがかなり上がりますよね。
ボールを右に置いて打ったらトップや引っかけ、左に置いて打ったらダフってしまったなんて経験、けっこう心当たりがあるヒトも多いんじゃないんでしょうか。
私もいろいろと試してみましたが、一番簡単でしっくりきたのがレッスン本で見た古閑美保プロの打ち分け方です。
古閑プロは今は引退してしまいましたが、賞金女王にも輝いたトッププロ。
今は男子ツアーのホープである小平智プロの姉さん女房として有名で、テレビでも引っ張りだこですよね♪(※記事初出の2017年11月当時の情報です)
脱線しないうちに話を戻しますと、古閑プロがレッスン本で提唱していた方法はズバリ、打つ前に目線を変えることです。
ボールを打つ前に、高い球を打ちたい時はターゲット方向の高いところを見る、低い球が打ちたければターゲット方向の低いところを見る。
そのあとは目線を戻していつも通りのスイングをするだけ、というものです。
ボールの位置やトップの位置などは何も変えません。いつも通りです。
こんなので本当に打ち分けることができるの?
って思ったヒト、だまされたと思ってやってみてください。
打つ前に目線を変えるだけで球の高さが変わりますから!
アドレスした後にターゲット方向を見る
ただしこの方法でひとつだけ注意してほしいことがあります。
それは、アドレスをした後で目線(ターゲット方向への)を変えることです。
例えば高い球を打ちたい時に、先にターゲット方向の高い位置を見てからアドレスすると、かなりの確率で左肩がいつもより上がった状態でアドレスを取ってしまい、すくい打ちを誘発します。
ですのでいつも通りのアドレスをしてから、その状態をキープしたままで目線だけをターゲット方向に向けます。
そして高い球が打ちたければ高いところを、低い球であれば低いところに目線を合わせます。
あとは目線を元に戻していつもと変わらぬスイングをしましょう。
この方法のメリットはボール位置やスイングを変えなくていいので、コースでもプレッシャーがかからなくて済むところです。
すごく簡単なので、気になったヒトは次の練習やラウンドで試してみてくださいね。
それでは。