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完璧にすればミスが減る!ビジネスゾーンの練習ポイント
ダフりが多い、トップしてしまうなどのミスはできれば減らしたいもの。
しかし、どうすればこれらのミスショットを減らすことができるのかわからない。そういう方は「ビジネスゾーン」の意識がオススメです。
ここではビジネスゾーンの練習法や、ビジネスゾーンをマスターするメリットをご紹介します。
目次
-
- ビジネスゾーンをマスターするメリットとは?
- なんでビジネスゾーンっていう呼び方なの?
- ボールが当たるのはインパクトの瞬間だけ!
- ビジネスゾーンの練習はドライバーやウッドにも効果的?
- ビジネスゾーンの練習方法 シャフトが地面と平行に
- ビジネスゾーンの練習方法 体幹を安定させろ
- ビジネスゾーンの練習方法 使うクラブはピッチングウェッジ
- ビジネスゾーンの練習方法 両肩とグリップの三角形
- ビジネスゾーンの練習方法 スタンスの幅は?
- ビジネスゾーンの練習方法 コックを入れない
- ビジネスゾーンの練習方法 右肘は曲げるの? 曲げないの?
- ビジネスゾーンの練習方法 フェースの向きはヘッドが上を指す
- ビジネスゾーンのチェックポイント“腰”
- ビジネスゾーンのチェックポイント“膝”
- ビジネスゾーンのチェックポイント“首”
- ビジネスゾーンの練習をやってみよう
- 安定して良いスコアを出すためにはビジネスゾーンの練習が不可欠
- ビジネスゾーンの練習には欠かせない正しい握り方
- ビジネスゾーンの練習には欠かせない正しいグリップ位置
- ビジネスゾーンの練習には欠かせない正しい体重配分
- レッスンでも大切にされるビジネスゾーン
- 基本となるビジネスゾーンを極めるためのコツ
- ビジネスゾーンの練習をステップアップ! 低い球を打つ
- ビジネスゾーンの練習をステップアップ! 高い球を打つ
- ビジネスゾーンの練習をステップアップ! フェースを開閉させて打つ
- ビジネスゾーンの練習をステップアップ! フェースに乗せて打つ
- ビジネスゾーンの練習でバリエーションを!
- ビジネスゾーンとマネジメントで100切りは達成できる!
- 片山晋呉プロも「マジでこの練習しかやってないわ」
- 小原大二郎プロの「ザ・ビジネスゾーン」
- 流行り廃りがないスイングの基本 ビジネスゾーン
- この記事を読んだ方におすすめ
ビジネスゾーンをマスターするメリットとは?
ゴルフを始めたばかりの人は、たくさんあるゴルフ用語を覚えるのが大変ですよね。「ビジネスゾーン」という言葉も聞き慣れない人がいるのではないでしょうか。
ビジネスゾーンというのは、スイングの腰から腰の範囲のことを言います(ボールを中心としたスイングの下半分の半円です)。中でもインパクトの前後は特にインパクトゾーンと表現します。
このビジネスゾーンでは、腰から腰の範囲を正しい形でスイングすることが理想です。これができるようになると、トップやダフりのミスを減らすことができるというメリットがあります。
なんでビジネスゾーンっていう呼び方なの?
ゴルフ用語なのに「ビジネスゾーン」なんていう呼び方はちょっと違和感がありませんか? なぜビジネスゾーンと呼ばれるようになったのか。
それはビジネスゾーンを完璧にマスターすれば「ゴルフで稼いだ賞金で生活ができる!」とまで言われるほど大切なゾーンだからです。
逆に言えばここだけしっかりマスターしてしまえば、ゴルフはもっともっと上手になれる、という訳です。ぜひともこのビジネスゾーンをマスターして、ベストスコア更新を狙っていきたいですね。
ボールが当たるのはインパクトの瞬間だけ!
なぜここまでビジネスゾーンが大切だと言われているのか。それはボールをインパクトする前後の動作だからです。
だってボールが当たるのはインパクトのほんの一瞬です。その前後の動きこそがインパクトゾーンにあたります。
他の動きが多少崩れてしまっても、インパクトの前後だけしっかりした正しい形で行われていれば、ボールは真っすぐ、狙い通りに飛んで行ってくれます。
スイングがどれだけ美しくても、ビジネスゾーンが崩れてしまっては、距離や方向性などがバラついてしまいますからね。
ビジネスゾーンの練習はドライバーやウッドにも効果的?
ビジネスゾーンの練習をするときには、小さなスイングで行いますので、短めのアイアンで行うことが多いんです。
しかし、短いアイアンばかりビジネスゾーンの練習をしていては、肝心のドライバーや苦手のウッド類が上手にならないじゃないか、と疑問を感じている方も多いでしょう。
しかしそれは間違いです。
ビジネスゾーンの練習はインパクトの動きを磨くものです。決してアイアン上達のためだけのドリルではありません。そのためアイアンを使う機会は確かに多いんですが、ドライバーもウッドもそれぞれに効果があります。
ドライバーもウッドもアイアンもすべて、ボールを打つ瞬間がありますよね。そのボールを打つための形や感覚というものは、突き詰めていけば一緒なのです。
だからこそショートアイアンでビジネスゾーンをマスターすれば、すべてのクラブの実力アップに効果的なんですよ。
ビジネスゾーンの練習方法 シャフトが地面と平行に
ビジネスゾーンのスイングの振り幅は、バックスイング、フォローともにシャフトが地面と平行になるところまでです。
これ以上大きなスイングは必要ありません。
強いボールを打つ必要がなく、インパクトの感覚を養うためのものですので、小さなスイングの方ほうが再現性も高く都合がいいのです。
自分がイメージした動きの大きさや角度と、実際の動きは変わってくるケースも多いため、鏡や動画などでビジネスゾーンの振り幅を確認してみるといいでしょう。
シャフトが地面と平行になるまで、です。小さなスイングなのですが、この小さなスイングがものすごく大切なんです。
ビジネスゾーンの練習方法 体幹を安定させろ
ビジネスゾーンの練習では、体を正しい位置で安定させることがポイントになります。
まず、インパクトの形を作ってください。ヘンに後ろに体重が残っていたり、突っ込み過ぎていたりしていてはいけません。
バックスイングで右足に体重が乗り、ダウンスイングで体重が前に移動してきている瞬間です。体重は半々か、6対4くらいの割合で左足に体重が乗っているはずです。
このインパクトの形で体幹が安定していなければ、このビジネスゾーンの練習は意味を成しません。
ビジネスゾーンの練習方法 使うクラブはピッチングウェッジ
ビジネスゾーンの練習をするとき、クラブはピッチングウェッジを使うようにしましょう。
それは長いクラブよりも短めのクラブのほうが、フェース面やヘッドの動きを感じ取りやすくなるからです。体のセンサーと、自分の頭での考え、目で見た動きなどリンクさせやすいのが理由です。
それに長いクラブになると、体に余計な力が入ってしまう可能性が高まります。
そのため、短めのピッチングウェッジでビジネスゾーンの練習を積むようにしましょう。
ビジネスゾーンの練習方法 両肩とグリップの三角形
ビジネスゾーンを練習するとき、一番大切にしたいポイントが、両肩とグリップを結んだラインが三角形の形になっているところです。
パッティングをするときのように五角形になってしまっていたり、ボールをインパクトした瞬間に左ひじが引けてしまっていたりしてはダメです。
アドレスからバックスイング、フォローまでの一連の動作中は両肩とグリップは、三角形を崩さないように意識してみてください。バックスイングの切り返しのポイントで、肘が曲がってしまうのもいけません。
「三角形の維持」にこだわってビジネスゾーンの練習に取り組みましょう。
ビジネスゾーンの練習方法 スタンスの幅は?
ビジネスゾーンの練習をするとき、スタンスの幅はどうしたらいいのでしょうか。
小さなスイングですので、普段通り肩幅くらい広げてしまうと少し窮屈になってしまいます。そこで思い出してください。
ゴルフをしていて、ビジネスゾーンくらいのスイングでショットするときがありませんか?
そう、短いアプローチですよね。
短いアプローチをするときには、両足の間隔は大体こぶし1つくらい開けてスタンスを取っている人が多いのではないでしょうか。
こうしなければいけない、というものではありませんが、距離をコントロールするショットにおいて、自然とリラックスできるスタンスの幅なのでしょう。
そのためビジネスゾーンの練習では、こぶし1つ分くらい開けてスタンスを取るのがいいでしょう。
ただ膝の動きや体重移動を感じられるように、足を閉じて行う方法もあります。必ずこぶし1つ開けなければならない、というものではありませんので注意してくださいね。
ビジネスゾーンの練習方法 コックを入れない
ビジネスゾーンの練習をするときは、手首を曲げてコックを入れないように打ちましょう。
あくまでインパクトの瞬間の感覚を磨くため、余分な動きは極力排除して行います。
当然これでは強いボールは打てませんが、強いボールを打つための練習ではないので大丈夫です。
リストを使って速いスイングになってしまうケースが多いので気を付けましょう。速い動きではビジネスゾーンの動きが確認しにくくなってしまいます。
正しい動きができていなくても多少なり強いボールが打ててしまうので、小さなスイングをしている意味が薄れてきます。
正しい形を意識してビジネスゾーンの練習をしていきましょう。手首を曲げるのは厳禁ですよ。
ビジネスゾーンの練習方法 右肘は曲げるの? 曲げないの?
右肘については、レッスンの内容や教えるプロによって違いがあります。そのため見ている人は迷ってしまうかもしれません。
結局どちらが正解、というものではありません。
ただ実際のプロゴルファーのスイングを参考にするなら、バックスイングでシャフトが腰の高さまできて地面と水平になったポイントを見てみましょう。
動画の選手はコ・ジンヨンですが、ビジネスゾーンでは右肘が少しだけ曲がっています。
そのためスイングを細かく分解したビジネスゾーンの練習としては、ほんの少し曲げるのが正解です。ただ右肘を曲げずに真っすぐ伸ばせ、というレッスンがあるのも確かです。
その理由は右肘が背中側に引けて、突き出してしまう方への意識付けの意味合いも含まれているのでしょう。
ビジネスゾーンの練習を実戦のスイングに落とし込んでいく目的なのか、それとも右肘の動きを矯正するためのドリル目的なのか。
それぞれで右肘をどうするのかが変わってきます。
ビジネスゾーンの練習方法 フェースの向きはヘッドが上を指す
ビジネスゾーンの練習をするときは、フェースの向きもぜひチェックしたいポイントです。
まずアドレスでは飛球線方向をフェースが向いていますよね。そしてバックスイングではヘッドのトウが上を向くようにします。
シャットフェースで上げるとトウが前方を向きますが、ここはあくまで基本に立ち返ってみましょう。
そしてインパクトで、フェースが真っすぐ戻ってきます。そこからフォローの動きに移っていきますが、ここでもトウが上を向くように意識します。
切り返しとフォローでは、左右対称の形になるんです。
スイングがきれいでなくても、ちゃんといいボールが打ち続けられるならばいいんですが、スイングの美しさは再現性と直結します。
左右対称のスイングを心掛けて美しいスイングを目指していきましょう。
ビジネスゾーンのチェックポイント“腰”
ビジネスゾーンの練習をするときに、腰の角度はアドレスからバックスイング、インパクトまで変わらないように前傾を維持しましょう。
骨盤から前傾させるように、股関節に意識を持って背中を真っすぐに保つように意識してください。
また女性に多いのですが、このとき反り腰にならないように気を付けましょう。女性のほうが柔軟性があるため、「胸を張って!」と言うと背中が逆に反ってしまう人がいるんです。
鏡などを見ながら、胸の張り具合をチェックしておきましょう。
またこの姿勢は日々の練習やラウンドで知らない間に崩れてしまいます。定期的にチェックしてあげましょう。
ビジネスゾーンのチェックポイント“膝”
ビジネスゾーンの練習では正しいアドレスが必要不可欠です。このとき膝にも注意を向けておきましょう。
膝を曲げるというと、立位の姿勢からそのまま膝だけを曲げてしまう人もいます。ただこれでは膝が前に出てしまいスイングをしやすい姿勢ではありません。
膝は、かかとから真っすぐ上の位置にくるのが正しい位置です。
膝がつま先まで出てしまう人は膝の角度が正しくありませんので要注意です。スイング中にも角度が変わってしまっていないか、確認をするようにしましょう。
ビジネスゾーンのチェックポイント“首”
ボールを飛ばそうとしたとき、力が入って上半身が起き上がってしまう人がいますよね。
これは首の角度も大いに関係してきますので、首の角度にも注意を払いましょう。
打球をすぐに目で追ってしまう人は、この首の角度が変わってしまう人が多いのです。そのためビジネスゾーンの練習をするときには、首の角度が変わらないように、ボールをしっかり見ておきましょう。
スイングをすると体は回転していきますが、それに首がついていってはいけません。
ビジネスゾーンの練習をやってみよう
ビジネスゾーンの練習は、スイングを分解して、インパクトの前後のみにしたものです。非常にシンプルで小さなスイングですよね。
ハーフスイングよりも小さなスイングなので、フルスイングをするよりもチェックが簡単です。しかもボールを飛ばすために非常に大切なエッセンスが詰まっている練習方法ですので、ぜひビジネスゾーンの練習をやってみましょう。
安定して良いスコアを出すためにはビジネスゾーンの練習が不可欠
ビジネスゾーンの練習は非常に地味で、飛距離もあまり出るものではありません。爽快感もあまりなくて、練習内容としてはちょっと敬遠されがちかもしれませんね。
しかしこのビジネスゾーンの練習こそ、安定したスコアを出すために必要な練習なんです。
ボールの飛距離やつかまり、弾道などはインパクトの瞬間で決まります。そこに至るまでの過程やスイングの形などは、すべてこのインパクトの瞬間、ビジネスゾーンを整えるためのものなのです。
フルショットの練習は飛距離も出ますし楽しいんですが、なかなか練習したスイングが自分のモノにならないケースもあります。この点、インパクト周辺の動きだけにスイングを分解したビジネスゾーンの練習は、スイングを自分のものにしやすいのでおすすめの練習方法です!
ビジネスゾーンの練習には欠かせない正しい握り方
ビジネスゾーンを練習するために、正しいグリップは絶対に外せません。握り方がおかしいだけでゴルフ上達への道はふさがれてしまうんです。
好みはありますが、基本のスクエアグリップをまず覚えていきましょう。
右手はグリップの横から握るようにして、左手を握ります。このとき左手はリーディングエッジのラインに親指を真っすぐ合わせるようにします。
これでスクエアグリップの完成です。ただフックグリップが好きな方もいますし、フックグリップを指導しているレッスンなどもあります。そこはお好みで微調整してみてください。
どちらが正解でどちらが間違っているというものではありません。
ビジネスゾーンの練習には欠かせない正しいグリップ位置
グリップの形が決まったら次はグリップの位置を確認してみましょう。
ハンドアップ、ハンドダウンの形になっていないかを見てみます。シャフトと腕が真っすぐに近くなっているのであればハンドアップ、手が下がり過ぎていればハンドダウンと判断ができます。
基本は、前傾姿勢から手をだらんと下に垂らした場所にグリップ位置が来るのが適正です。
ビジネスゾーンの練習には欠かせない正しい体重配分
ビジネスゾーンの練習をするとき、アドレスの体重配分は左右半々に乗せるようにします。ただしこれもあくまで基本の形です。
まず最初は体重配分を両足ともに均等にして、地面をしっかり踏みしめていることを感じながらビジネスゾーンの練習をしていきましょう。
●初心者こそビジネスゾーンの練習から始めてほしい!
初心者の内はレッスンに入らない限りゴルフ経験者の友人や会社の人に教えてもらうという人が大半でしょう。
聞けば「適当に打ってみて」なんて言われる始末。
しかしそれではなかなか上達もしていきません。そもそもスイングする動作が理解できていない上に、ボールを打ちにいきたい気持ちが強過ぎてしまうからです。
そのため初心者こそ、ボールのインパクトの瞬間だけを練習できるビジネスゾーンの練習から始めていただきたいと思います。ビジネスゾーンが整ってくれば、次はハーフショット。そしてフルショットへの移行も難しくありません。
いきなり訳も分からず7番アイアンを握らされ、「ちゃんと打てるようになってね」と言われるだけではさすがに無理があるでしょう。
これが、「打ち込んで自分でスイングのコツをつかむように」という熱血体育会系の指導ならば仕方ない気もします。しかし大人になってから趣味で始めているゴルフの場合は……?
せっかくなら少しでも早く上達したいと思いませんか?
初心者こそビジネスゾーンの練習です。
レッスンでも大切にされるビジネスゾーン
ゴルフのレッスンに通った経験がある方ならばご存知かもしれませんが、レッスンだってものすごくビジネスゾーンを大切にしています。
最初はビジネスゾーンの形をまず覚えるまで、ボールはなかなか打たせてもらえないところもあるでしょう。
それだけビジネスゾーンの形を覚えるのは、今後の成長に大きく関係してくるからです。レッスンプロもそこは理解していて、ビジネスゾーンはものすごく大切に丁寧に指導していきます。
レッスンを受けているほうとしては、ボールも打たずひたすらフォームチェックや素振りばかり。ちょっと面白みがないかもしれませんが、そこは地道に続けてもらいたいものですね。
さらに言えばレッスンを受けているからこそ、大切なビジネスゾーンの形を覚えるため素振りができる、とも考えられます。
だって自分ひとりで打ちっ放し練習場へ行って、ビジネスゾーンの形をひたすら素振り……しませんよね。
何事も基礎って大切なんですよ。
基本となるビジネスゾーンを極めるためのコツ
ビジネスゾーンを極めるためのコツは、とにかく形にこだわること。正しい形でビジネスゾーンが振れなければ、ボールも安定しません。
きれいなスイングには、安定感や再現性、飛距離などすべてにいい成績が出る秘密があります。実際にボールを打たなくても、素振りなどでしっかり形作っていくのはそのためなんです。
しかもビジネスゾーンを整えるための形は、1日でできるものではありません。気が付いたときに動きをチェックしながらスイングを行って少しずつ仕上がってきます。
しかも形って崩れてくるんです。
だからビジネスゾーンを鍛えるのに具体的に何をしたほうがいいのかというと、形にこだわった正しい動きを、毎日少しずつ積み重ねていく練習をすることです。
1日2分でいいんです。これをいかに積み上げられるかが、ビジネスゾーンを極めるコツです。注意点を教えられて、それを実践するだけでいきなり上手くなる、という魔法のような言葉はゴルフには残念ながらありません。
ビジネスゾーンの練習をステップアップ! 低い球を打つ
ビジネスゾーンの練習をしていく中で、バリエーションを増やしてステップアップしてみましょう。
まずは低い球を打つ練習です。
ビジネスゾーンの振り幅でもある「腰から腰」のスイングは変えません。その中で低い球を打つにはロフトを立ててあげなければいけませんよね。
そのため均等にしていた体重を左足に乗せて、スイングの最下点を前に持ってきます。そして手首のリリースをギリギリまで抑えてボールが低く飛び出すように打ちましょう。
ビジネスゾーンの練習をステップアップ! 高い球を打つ
低い球を打てるようになったら、次は高い球を打ってみましょう。
高い球を打つには方法が2つあります。
1つ目はアドレスをオープンにして、フェースを開いて打ちます。スイングの幅はもちろん腰から腰までです。これだけでロフトが増えて高い球が出ます。
2つ目はアドレスやスイングはそのままで、手首のリリースを早めに使って打つ方法です。人によっては「めくる」とか「拾う」という表現をする人もいます。
ビジネスゾーンの練習をステップアップ! フェースを開閉させて打つ
ビジネスゾーンのスイングで、フェースを積極的に開閉させて打つ練習もしてみましょう。
こうするとボールがフェースにしっかり食いついて、スピンが入りやすくなります。
トウでボールを外側から包むような動きになりますので、ボールをつかまえる感覚も養うことができますよ。
ビジネスゾーンの練習をステップアップ! フェースに乗せて打つ
フェースを開閉させず、フェースに乗せて運ぶようなイメージでも打ってみましょう。
これはフェースを開閉させる打ち方よりもスピンが入りにくくなりますが、クリーンにボールを打ちやすくなります。
ディスタンス系のボールを使っている人は、スピンを積極的にかけにいくより、こちらの打ち方のほうがコントロールしやすい場合も多いんです。
ビジネスゾーンの練習でバリエーションを!
ビジネスゾーンの練習でも、ただ普通に打つだけでなく、いろいろなバリエーリョンを増やしていくといいでしょう。
シチュエーションごとに打ち方を変えていくのがゴルフのラウンドです。実戦により近い基本の練習ができるというわけですね。
何も1つに凝り固まった練習だけをするのではなく、いろいろなバリエーションを増やして楽しみながらビジネスゾーンを練習していきましょう。
ビジネスゾーンとマネジメントで100切りは達成できる!
アマチュアゴルファーにとって100切りが1つの壁になっている人も多いでしょう。しかしビジネスゾーンをしっかりと練習していき、なおかつマネジメントさえしっかりしていれば100切りの達成は難しいものではありません。
100切りができない多くのアマチュアゴルファーは、フルスイングの練習ばかりして、ビジネスゾーンの練習をあまりしていません。そしてラウンドでは最大飛距離しか見ず、リスクの大きなショットを選択しています。
マネジメントについてはこの記事では言及していませんが、まずは100切りの1つのポイント。ビジネスゾーンを練習していきましょう。
ビジネスゾーンを練習に積極的に取り入れていきましょう。そうすればあなたの100切りはぐっと近づいてきますよ。
片山晋呉プロも「マジでこの練習しかやってないわ」
片山晋呉プロも「オレ、マジでこの練習しかやってないわ」と言わしめた練習こそがビジネスゾーン。
永久シードを獲得し、プロゴルファーとして華々しい成績を残している片山晋呉プロですら、ビジネスゾーンの練習をとても大切にしているという逸話ですね。
片山晋呉プロの練習方法はユニークで、たくさんの練習器具を使っているのも有名です。インスタグラムでは様々な練習を紹介してくれていますよ。
小原大二郎プロの「ザ・ビジネスゾーン」
ビジネスゾーンの大切さ、ビジネスゾーンの練習方法などを綴った小原大二郎プロの「ザ・ビジネスゾーン」が大人気です。
内容は100が切れないゴルファーに向けたメッセージや、ビジネスゾーンをマスターする前の大切なグリップ、アドレスなどについても書かれています。
もちろんビジネスゾーンは当然として、さらにステップアップするための内容も細かく丁寧に解説されています。ビジネスゾーンをもっと深く知りたい! というゴルファーにはおすすめですよ。
発売以来10万部を突破したという小原大二郎プロの「ザ・ビジネスゾーン」は書籍でもDVDでも発売されています。
流行り廃りがないスイングの基本 ビジネスゾーン
ゴルフスイングの理論は日々進化しており、クラブの性能向上に合わせて様々なスイング理論が出てきています。
その時の“流行り”のレッスン、理論というものがあるんですね。しかし中には発表されてもすぐに消えていってしまうスイング理論もありますよね。
それは理論が間違っていたというよりも、クラブやルールの変化によって合わなくなってしまったり、考え方が変わってきたりすることによるものなんです。
しかしこのビジネスゾーンには、ゴルフスイングの基本がすべて詰まっており、さらに流行り廃りがまったくありません。なぜならボールを打つ瞬間はいつの時代もどんなクラブでも変わりはないからなんですね。
どんな時代でもクラブでも通用するビジネスゾーン。ぜひビジネスゾーンを極めてみてくださいね。