初心者
mariko
初心者必見!まっすぐ飛ばす「簡単な」コツをご紹介!
ゴルフのスコアがなかなか伸びない……そんな悩みを持っている初心者の方は多いのではないでしょうか?
ゴルフは力で飛ばす訳ではありません! ぜひスイングや練習のコツをつかんで、ゴルフの実力アップに役立ててくださいね!
目次
-
- まずは正しいゴルフスイングを身に付ける
- 基本となるクラブの持ち方と、立ち方
- スイングは力を抜いて
- 体幹を鍛えたり、プロから学ぶのも上達の近道
- ゴルフスイングはドライバーもアイアンも基本は同じ
- ゴルフスイングのコツとは?
- ゴルフ初心者がまっすぐ飛ばせない原因とは?
- ボールの曲がりと飛び出し方向のズレ
- 曲がらないボールはスピンの傾きを抑えて打とう
- インサイドアウトではボールは左に曲がる
- アウトサイドインではボールは右に曲がる
- 完全なるストレートボールは打てない?
- ストレートボールを習得するよりドローかフェードを持ち球に
- どっちに曲がっても大丈夫。曲がりをコントロールして武器に
- ボールの方向性はフェースの向き!
- フェースの向きを揃えるにはハーフショットが効果的
- ゴルフスイングの基本を解説!
- スイングの基本とは? アドレス
- スイングの基本とは? グリップの方法
- あとは振るだけ! スイングの考え方の基本
- スイングの基本とは? テークバック
- テークバックのときのフェースはボールに向けて
- テークバックでは右肘を体にくっつけるように
- テークバックからトップまでの肘の動きは?
- スイングの基本とは? トップ
- スイングの基本とは? 切り返し
- 切り返しのタイミングをつかむにはステップスイングがおすすめ
- スイングの基本とは? ダウンスイング
- ダウンスイングで注意したいポイントは、打ち急がないこと
- スイングの基本とは? インパクト
- スイングの基本とは? フォロー
- スイングの基本とは? フィニッシュ
- まっすぐ飛ばすには基本に忠実なスイングがおすすめ!
まずは正しいゴルフスイングを身に付ける
スイングとは、ゴルフクラブの振り方です。
どんなスポーツでも、基本は大事ですよね。
初心者の方は、正しいスイングを身に付けることから始めましょう!
基本になるのはアイアンショットのスイングです。最初の内はなかなかまっすぐ飛ばせなくて悩んでいる方も多いでしょう。
力を入れ過ぎるとOBや大ダフりに、なんてこともあると思います。アイアンショットのミスのほとんどは、アドレスとスイングのエラーが原因です。
ナイスショットを出したいと思ったら、まっすぐ飛ばすコツを頭と身体で覚えてください!
基本となるクラブの持ち方と、立ち方
クラブを持つ手が力んでしまうと、変に力が入ってしまうので、初心者の方は気をつけましょう。
基礎的なクラブの握り方と立ち方を紹介します!(右利きのゴルファーの場合)
まず左手の手のひらに沿って自然にクラブを握ります。
手のひらを広げて、人差し指の第一関節から小指の付け根にクラブを当てて、指からグリップに巻いていくように握りましょう。
次に右手の人差し指から小指で、クラブを優しく握ります。親指は上からかぶせるようにして、付け根の腹(分厚い部分)で左手の親指を包み込んでください。
最後に左手の人差し指と中指の間に、右手の小指を乗せます(もしくは左手の人差し指と右手の小指を絡ませるようにします)。
右手と左手の間が空かないように詰めて握ると安定感が出ます。右脇はしっかり締めてくださいね!
足は下半身が安定するように、肩幅より少し開いて立ちましょう。
猫背は状態が安定しないので、骨盤ごと前傾(前に倒す)イメージで、背中はビシッとまっすぐが基本。
ゴルフでまっすぐ飛ばすコツは「身体がブレないこと」です。
スイングは力を抜いて
構えたらクラブを振りましょう。ですが、ゴルフではこれが一番難しいですね。
空振りしてしまったり、地面を叩きつけてしまったり……初心者の方なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
そんな時、実は「ボールから目を離さない」のがまっすぐ飛ばすコツなんです。
目線・頭の位置をできるだけ動かさないよう意識することで、コンパスの中心のように「軸」を作ることができます。
クラブを振り上げる時も、体はねじりつつ目線はボールから外さないようにしてください。
振り終わった後、下半身から順番に前(ボールを打ちたい方向)を向き、目線が一番最後に前方を見るように意識してみてくださいね。
体幹を鍛えたり、プロから学ぶのも上達の近道
まずは飛距離よりも、コントロール力をしっかりできるようにしたいですね。
フルスイングの練習をたくさんしても、まっすぐ飛ばせるようにはなりません。
初心者の方は小さく振ることから始めて、感覚を身に付けていくことをおすすめしたいと思います。
腰の高さから腰の高さまで(ハーフスイング)、肩の高さから肩の高さまで(スリークオータースイング)など、小さく振るときは左右対称になるよう意識するのがコツです。
また、プロの方にレッスンをしてもらうと、自分では気が付かない間違いに気付けることもありますよ!
短時間でポイントを教えてくれるので、時間があまり取れない方にもうれしいですね。
他に、体幹を鍛えることも上達につながります。ゴルフは腕の力よりも体幹が必要になってくるので、腹筋などできることから初めて体幹を鍛えましょう。
さて、なんとなくまっすぐ飛ばすコツはつかめてきたでしょうか?
まずは基本の握り方から、まっすぐ飛ぶことをイメージして、練習を重ねてくださいね!
きっとナイスショットを出せるようになるはずです。ここからは動きをさらに細かく分解してチェックポイントを見ていきたいと思います!
ゴルフスイングはドライバーもアイアンも基本は同じ
ゴルフスイングの基本は、ドライバーもアイアンも実は変わりません。
クラブの長さや、打った飛距離が変わるだけでスイングに対する考え方は一緒なんですね。どのクラブも基本に忠実にスイングを作っていきましょう。
ゴルフスイングのコツとは?
ゴルフスイングはさまざまな要素が複雑に絡み合って、スイングを構成しています。細かいところを見ていけば、まったく同じスイングの方は存在しないでしょう。
しかしプロゴルファーや上級者と呼ばれるゴルファーには共通しているポイントがいくつかあります。
それはスイングの各ポイントごとに、そのスイングのコツが散りばめられています。一つずつスイングのコツを解析していきたいと思います。
ゴルフ初心者がまっすぐ飛ばせない原因とは?
ゴルフ初心者がボールをまっすぐに飛ばせない原因をチェックしていきましょう。ゴルフ初心者がボールをまっすぐ飛ばせない理由は、スイングが毎回同じではないからです。
同じようなスイングをしているつもりでも、軌道やヘッドの入り方、体重移動の仕方など細かな部分にズレが出てきてしまいます。
そしてミスショットが出ると、そのミスを修正しようとしてまたスイングが変わっていってしまいます。
これがゴルフ初心者の、ショットがなかなか安定しない理由です。
ボールの曲がりと飛び出し方向のズレ
ボールの曲がり、そして狙った方向と実際に飛んでいくボールの方向のズレ。実はこれらには明確な理由があるんです。
曲がりや方向性のズレ、どちらにもちゃんとした理由が隠れているんですね。
一つずつミスの出る仕組みを理解すれば、どうしたら曲がりや方向性のズレを修正できるのかが見えてくるようになりますよ。
このボールの曲がりと方向性のズレの原因さえ分かってしまえば、ミスショットから今の自分のスイングをある程度解析できるようになります。
曲がらないボールはスピンの傾きを抑えて打とう
ボールが曲がるためには、回転軸の傾きが必要です。どちらにもまったく回転軸が傾いていない場合が純粋なストレートボールになります。
飛んでいくボールを後ろから見たときに、軸が左に傾けばボールは左へ、右に傾けばボールは右へ曲っていくのです。この回転軸の傾きが強ければ強いほど曲がりが大きくなります。
アマチュアゴルファーに多い、強いスライスが出るゴルファーのボールを見てみましょう。
スライスは回転軸が右に傾いたときに出ます。この右への傾きが大きくなっている人は強いスライスが出るんですね。
インサイドアウトではボールは左に曲がる
それではこの回転軸ですが、ボールを左に曲げる(ドローボール)には回転軸を右に傾ける必要があります。
回転軸を右に傾けるためには、インパクトのヘッド軌道を飛球線方向に対して、インサイドアウトの軌道にしなければいけません。
アウトサイドインではボールは右に曲がる
逆にボールを右に(フェードボール)を打ちたいと思ったときには、回転軸を左に傾けなければなりません。
回転軸を左に傾けるためには、インパクトのヘッド軌道を飛球線方向に対して、アウトサイドインのヘッド軌道にしなければいけません。
完全なるストレートボールは打てない?
ここでゴルファーなら一度は思ったことがあるでしょう。「ストレートボールが毎回打てるようになれば絶対に良いスコアが出る!」と。
ドロー系の球筋、フェード系の球筋、どちらも回転軸の傾きでしたよね。しかし完全なストレートボールとは、どちらにも傾いてはいないんです。
そのため、もしかしたらたまには打てるかもしれません。しかし人間の体は毎回ロボットのようには動きませんので、どちらかに回転軸が傾くことになるでしょう。
つまり、まっすぐなボールを目指そうとすると、結果的には右にも曲がる、左にも曲がるという、ラウンドでは使いにくいボールになってしまうんです。
ストレートボールを習得するよりドローかフェードを持ち球に
ストレートボールの習得に時間をかけるより、自分のボールをドローかフェードどちらかに固定してしまうほうが効率的と言えます。
だって回転軸の傾きが1度でも5度でも、回転軸が逆に傾かない限りは同じ方向に曲がっていきますから。
ストレートボールよりもミスに対する許容範囲が広いんです。
ゴルフ初心者の方は、とにかくストレートにこだわって練習している方もお見かけますが、どちらかに固定したほうが上達が早くなります。
どっちに曲がっても大丈夫。曲がりをコントロールして武器に
ここでドローとフェード、どちらがいいのか見てみましょう。結論から言うとどちらも一長一短なので、どちらに曲がっても大丈夫です。
コースが自分の持ち球に沿って曲がっていれば、コースなりに思い切って打っていけますし、自分の持ち球と逆なら、潔く手前に刻む選択ができます。
曲がりの大きさをある程度コントロールできさえすれば、大きな武器となってくれるでしょう。
ボールの方向性はフェースの向き!
ここまでボールの曲がりについて確認してみましたが、ボールの方向性はどうなのでしょうか。
ボールの方向性はインパクトのフェース向きで決定されます。
フェースが閉じてインパクトをすれば左へ、開いてインパクトをすれば右へ、と言う仕組みです。
ここでボールの曲がりとの相関性ですが、いずれも飛球線方向に対してどのようにインパクトをしているのか、が大切です。
飛球線方向に対してヘッド軌道がまっすぐならば、クローズでインパクトをしたボールは左へ飛び出し、さらに左に曲がっていきます。
しかし飛球線方向に対してヘッド軌道がクローズなら、クローズでインパクトをしても、フェードボールになることだってあります。ヘッド軌道とフェースの角度で決まります。
どういうことかというと、例えばヘッド軌道が飛球線に対して4度のアウトサイドイン軌道のときに、フェースが飛球線に対して2度クローズだった場合、ヘッド軌道に対しては2度オープンになるので、左に打ち出されて右に曲がっていくフェードボールになるのです。
フェースの向きを揃えるにはハーフショットが効果的
ボールの方向性を安定させるためには、インパクトのフェース向きが非常に大切です。
フェース向きを揃えるためには、ハーフショットの練習がとっても効果的。このときは練習なのでフェース向きをまっすぐ揃えるように練習しましょう。
さらに一つ段階を上げた練習をするならば、ハーフショットでインサイドアウトの軌道でとらえたり、アウトサイドインの軌道でとらえたりしてみましょう。逆球が出ないように注意してくださいね。
この練習を繰り返していくと、あなたのショット力は抜群にアップしますよ。
ゴルフスイングの基本を解説!
初心者がまっすぐ飛ばすために、まずボールが曲がるメカニズムと、ボールの方向性のメカニズムについて見てみました。
続いてはスイングの基本を見ていきましょう。
ゴルフスイングは体格や体の使い方などで、それぞれにタイプがあります。そのためまったく同じスイングは二人といないと言われています。
しかし一般的に押さえておきたいポイントもありますので、ぜひスイングの基本をチェックしていってください。
スイングの基本とは? アドレス
アドレスがしっかりしていなければ、スイングまですべて狂ってしまいます。そのため基本のアドレスの形を覚えていきましょう。
最初にフェースの向きを自分が飛ばしたい方向にセットアップします。このときハンドファーストのグリップにしましょう。
ハンドファーストとはヘッドよりもグリップの位置が前に出ている状態を指します。このハンドファーストのアドレスは、クラブを問わず基本になります。
ハンドファーストのアドレスをするコツは、まず体の中心にクラブを置きます。次にグリップを自分の左股関節の前まで傾けたところでグリップしましょう。
グリップの位置は腕をだらんと垂らしたところで、脱力するのがコツです。
力を入れ過ぎてしまうとスイングそのものがぎこちないものになってしまい、飛距離も安定性も期待できなくなってしまいます。
スイングの基本とは? グリップの方法
グリップは現在主流と言われているフックグリップ(ストロンググリップ)で握りましょう。左手の甲に注目してみてください。こぶしが正面から見て2個から2個半くらい見えるのがフックグリップの基本です。
またこのとき右手は、親指と人差し指のシワが右肩を指し示すくらいがちょうどいいでしょう。
スクエアグリップ、ウィークグリップという握り方もあります。しかし現在のクラブに一番アジャストできるのはストロンググリップなので、このストロンググリップで覚えるようにしましょう。
あとは振るだけ! スイングの考え方の基本
正しいアドレスとグリップができればあとは振るだけなのですが、スイングの考え方だけまず知っておいていただきたいと思います。
それはボールを置く位置です。
スイング軌道を考えると、ボールを置く位置が後ろになればなるほど、ヘッドが上から入ります。逆にボールを置く位置が前になればなるほど、ヘッドは最下点を過ぎた後にボールに当たります。
ここでアイアンはダウンブロー、ドライバーはアッパーブローという言葉を思い出してください。
クラブによってそれぞれ打ち方を変えるのではなく、ボールを置く位置によってヘッド軌道が変わっているだけだと言うのがポイントになります。
スイングはクラブやボールを置く位置によって変わるのではなく、ボールを置く位置が変わるだけでスイングの基本は何も変わらないのです。
上から打ち込む! 下からアッパーで打つ! という意識は捨てて常に同じスイングができるように準備をしておきましょう。
スイングの基本とは? テークバック
正しいアドレスができたら、次にテークバックです。
体の軸を中心とした軸回転なので、どうしてもイン(背中側)に引いてしまいがちです。しかしイメージよりも背中側に引き過ぎてしまうケースが多いんです。
するとスイングが乱れて、ボールが曲がったりミスショットが出たりする原因になります。
テークバックはアドレスから20センチから30センチくらいまでは、ストレートに引く意識をするのがコツです。
小手先でクラブを上げようとすると、テークバックが乱れてしまいます。そのためなるべく大きな筋肉を使って、上体を捻じるように体を使っていきましょう。
腹筋に力を入れて、グリップエンドがおへそを向き続けるようなイメージでテークバックしてみましょう。
テークバックのときのフェースはボールに向けて
テークバックのときにはもうひとつ注意点があります。フェース面は開かずに、テークバックをしましょう。
テークバック中には、フェース面に“目”がついていて、ボールをじっと見ているようなイメージにしてみましょう。
一度フェースを開いてしまうと、インパクトまでに開いたフェースを戻さねばならず、フェースの開閉が大きくなってしまいます。フェースの開閉が大きくなれば、それだけフェース面が安定しませんから、ボールの曲がりや、飛び出し方向がバラつく可能性が高くなります。
テークバックでフェースをボールに向けたままにしておけば、フェースの開閉は最小限に抑えられます。
テークバックでは右肘を体にくっつけるように
テークバックでは右肘にも注意を払いましょう。
右肘を体にくっつけるようにしてクラブを上げていくようにします。テークバックの途中で右肘は自然と体から離れていきます。
この右肘が体と離れるタイミングは左腕が地面と平行になるタイミングまで。
それ以降はトップに向けて右肘は体から離れていきます。
テークバックからトップまでの肘の動きは?
テイクバックからトップまでは左肘は曲げないように注意しましょう。左肩を支点として、1本の棒が動いている意識だと上手くいきます。
このときの右肘は体から離れていますが、向きが非常に大切です。右肘が地面の方向を向いているように動かしてください。アマチュアゴルファーで多いのが、自分の背中側に肘が向いてしまっている人です。
こうなると脇が大きく空いてしまうので、左手首は甲側に屈曲し、シャフトは飛球線よりも大きくクロスした(右側を差す)状態になってしまいます。
いずれもスイングの正確性を下げてしまう動作なので、右肘は必ず下に向けてください。
スイングの基本とは? トップ
続いてトップの動きを見てみましょう。
トップではゴルフクラブのシャフトが、飛球線方向を向くように意識してください。
後方から見たときに、シャフトがまっすぐそちらを向いているか、もしくは少し左を向いている(レイドオフと言います)ようにしてください。
次に手首の形も意識してみましょう。
左の手首の形が大切で、トップで左の手首が甲側へ折れてはいけません。腕と手首がまっすぐになっているか、手のひら側(掌屈と言います)に折れているようにします。
ちなみに、手首がまっすぐになっている選手は、写真の松山英樹選手が代表的で、掌屈している選手は、渋野日向子選手やダスティン・ジョンソン選手が代表的です。
トップの形を作るときに、大切なのは手元だけではありません。体を後ろに大きく捻じるように使います。
手だけでトップを作ろうとすると、手は器用に動いてしまいミスが出やすくなります。体を大きく使ったほうが、再現性が高いトップが作れます。
スイングの基本とは? 切り返し
トップからダウンスイングに入るときの切り返しという動作を見ていきます。
まずこの切り返しが行われる前に、先行して膝と腰が体重移動をするために動き出します。
一度トップの形になったときには、右足に大きく体重が乗っていますが、切り返し動作の前にはすでに体重移動が始まっているんです。
この体重移動ですが、右足から左足に体重が移っていきますが、このイメージのままスイングしてしまうと切り返しで体が前に突っ込んでしまう人が多いので注意しましょう。
体重は右足に残したまま左足を踏み込んでいくように動いてください。
切り返しのタイミングをつかむにはステップスイングがおすすめ
切り返しの動作はタイミングが命です。早過ぎれば打ち急ぎになってしまいますし、遅過ぎれば振り遅れで大スライスが出てしまうケースもあります。
適切なタイミングをつかむには実際に体重移動を感じながらスイングするのが一番です。
切り返しのタイミングをつかむためには、ステップスイングを行いましょう。
素振りでもできますので、自宅の裏庭で、練習場のウォーミングアップに、ラウンド前の調整にと万能な練習ドリルになりますよ。
スイングの基本とは? ダウンスイング
タイミングよく切り返してダウンスイングに入ったときには、力強いスイングができるようになっているでしょう。
いよいよダウンスイングの注意点に入っていきたいと思います。
ダウンスイングでは捻転した腰、上半身を解放して戻してくることが大切になります。腕ではなく体でスイングするのです。
これがボディターン主導のスイングとなります。
ダウンスイングに入ったとき、手元は正しいトップの位置が作れていれば自然と手元が先行してクラブが降りてきます。
いわゆる“タメのあるダウンスイング"ができるのです。
ダウンスイングで注意したいポイントは、打ち急がないこと
ダウンスイングでは打ち急ぎは厳禁です。どうしてもボールを打ちたい! ボールに当てたい! という意識が働くのは理解できます。
しかし「打ちたい!」という意識が強過ぎると、体が突っ込んでいってしまいます。体が突っ込むとスイングに乱れが生じて、ミスが出やすくなるんです。
この突っ込みを防止するためには、右の股関節に体重を乗せてスイングするイメージがいいでしょう。
左への体重移動のイメージは突っ込みの原因になりかねないので、左足を踏み込む程度の意識で大丈夫です。
スイングの基本とは? インパクト
ダウンスイングからいよいよボールを打つインパクトに移ってきます。
インパクトではボールの前後20センチくらいを目安にしてヘッドがストレートに動くように意識してください。
ここでドローやフェードを打ち分けていきたいのならば、ドローはインサイドアウトに、フェードはアウトサイドインにヘッド軌道を調整してみましょう。
インパクトでの注意点は力みを極力取り除くのがポイントとなるでしょう。力んでしまうとヘッドスピードが上がらず、スイングの再現性も下がります。
飛距離も出なくなり、ショットも安定しないのです。安定したショットをしたいときこそ、脱力が鍵になりますよ。
またインパクトのとき、体の軸にも注目してみましょう。アドレスで作られた前傾姿勢はダウンスイングやインパクト、フォローでも変化しないと思って大丈夫です。
このインパクト付近は一番力が入る場所で、上体が起き上がりやすくなってしまいます。ここで起き上がってしまえば、体が起き上がった分だけヘッドがずれてしまいます。
スイングの安定性が確保できなくなってしまいますので、アドレスの前傾姿勢をしっかりキープするようにしてください。
スイングの基本とは? フォロー
インパクト後のフォローは、すでにボールが飛んで行った後なのですが、インパクト周辺の動きとフォローのイメージは直結しやすいので、フォローの形にも気を使いたいところです。
フォローの形をチェックするには、スイングの後方からの動画を撮影するとわかりやすくなります。
スイングを後方から撮影して、ダウンスイングの軌道とフォローの軌道が同じ位置に収まってくるように意識しましょう。
インパクトでリストターンを意識し過ぎると、シャフトが左に傾いていきます。シャフトが左に傾けば、引っ掛けが増えてしまいます。
ダウンスイングよりも右にフォローが出ている場合、プッシュやスライスが出やすくなります。
基本は、あくまでダウンスイングで降りてきた軌道と同じ位置にフォローが抜けていくようにスイングすることです。
あくまで基本のフォローの形なので、インテンショナル(意図的)にフックやスライスを打っていく場合はこの限りではありません。
フォローのときも体重は右股関節を意識しましょう。ヘッドが前に出ていく力と、右股関節に体重が乗っている自分の体と引っ張り合いをしています。
ここで突っ込んでしまうと、体が前に出て引っ掛けやトップなどの原因になります。
スイングの基本とは? フィニッシュ
フィニッシュでは、これまで右股関節に乗せているイメージだった体重を、スイングに合わせて前に移動させます。
自ら前に出るというよりは、ヘッドに引っ張られて自然と体が前に出ます。
スイング中ガチガチに力が入ってしまっていると、この体重移動が上手くできません。
「切り返し」のところで練習ドリルとして紹介したステップスイングをして、左足に体重を乗せるように意識してみてください。
まっすぐ飛ばすには基本に忠実なスイングがおすすめ!
まっすぐボールを飛ばしたい! こう思ったときこそやはり基本のスイングの形が大切になります。
まっすぐ飛ばすためにはやはり「基本」と呼ばれるスイングが非常に大切だったんですね。スイングはゴルファーごとに個性がありますが、ある程度守ったほうがいいポイントは共通なのです。
基本に忠実なスイングをして、ある程度狙った場所に打てるよう、練習を重ねていきましょう。
でもストレートボールを打つのは難しいですから、狙ったところにまっすぐ打ち出してドローかフェードで運ぶようにスイングを作ってみてください。