ゴルフスイング
もーりー
『ゴルフスイングで手を使っちゃダメ』って本当なの?
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
『ゴルフスイングでは手を使っちゃダメ』
よく聞くアドバイスですよね。
でも本当に手を使わないままスイングするとなんだかぎこちない……というかスイングにならない気がするのですが……。
なんだかんだで手の動きも大事なんです
ゴルフスイングで手打ちはご法度とよく言われますが、はたして本当にそうなのでしょうか。
結論から言うと、手の動きってゴルフスイングの中でけっこう大事だと思うんですよね。
まずアームローテーションと言って、手(というか腕)を旋回する動きがないと、クラブフェースは上手くターンしてくれません。
それにバックスイングで右手が上手く折りたためていないと、左手の動きがおかしくなり、クラブの軌道がオンプレーンになりません。
それにいくら下半身主導といっても、手をまったく動かさないというのはあり得ないこと。
プロゴルファーだろうが初心者だろうが、大なり小なり手をある程度動かしながらスイングをしているのです。
以前に流行ったゴルフメソッドで、最初のうちはフィニッシュで足の裏をターゲットと反対方向に見えるようにすれば、手打ちでかまわないというようなものもありましたよネ((´∀`*))。
手や腕は“勝手に動く”、“動かし過ぎる”のがダメなんです
それではどうして手を使っちゃダメとか手打ちはダメだとか言われるのでしょうか。
結論から言うと、手や腕というのは体の中で一番器用な箇所なので、自身が思っている以上に動かし過ぎる、もっと言えば勝手に動くからいけないのです。
人間の体で一番動かしやすい、器用な部分はどこか。
それは間違いなく指、そして手でしょう。
手と腕、特に肘から先の指先までの部分というのはとにかく動かしやくできているだけでなく、器用なんですよね。
なので、食べる時、字を書く、ハサミを使う、針で糸を縫う、物を握る、肩を揉む、パソコンでキーボードを操作する、電話の受話器を持つ、スマートフォンの操作をする……。
繊細な動きは手を使って行うわけです。
ただこの日常生活では手が器用で動かしやすいというメリットが、ゴルフスイングではデメリットになることが多いのです。
ゴルフスイングではこれまたよく『手(腕)と下半身を同調させましょう』と言われますよね。
手先というのは器用な反面、パワーを伝えづらいんですよね。
いっぽうで下半身(お尻や太もも)は動きが鈍感な分、筋肉量が多いのでパワーを出しやすいんです。
ですから器用な手や腕でクラブを握り、スイングをコントロール(制御)しながら下半身のパワーを使ってボールを飛ばす必要があり、手や腕と下半身が同調するような動きが必要になってくるのです。
手を使わない、手を動かさないというよりは、下半身を中心とした体全体とバランスよく動くようにしないといけない、ということですね。
しかしながらここで問題が (;^_^A 。
手や腕は敏感で器用、下半身、特にパワーの源となるお尻周りや太ももというのは動きに関して一番鈍感なんですね。
さらにスイングの捻転などで重要になってくる上半身の胴回りは、下半身よりも動かしやすいが手や腕よりも鈍感だったりします。
このように体の部位によって動かしやすさやスピードが違うわけですから、何も意識せずになんとなくスイングしていると……。
手や腕が勝手に先行して動き、下半身がそれについていけない。
そのためにボールにパワーが伝わらずに飛ばない、さらに上半身の動き全体もバランスが悪くなるので、方向性も安定しない……。
このような悪循環ではスイングはいつまでたっても安定しないですよね。
『手を使うな!』を別の言葉に置き換えよう
最後にここまでを踏まえて、もーりーの素人的結論を(;'∀')。
それはズバリ『手を使うな!』を別の言葉に置き換えること。
問題は手が先行して動き過ぎることであり、それを防ぐことができればいいわけですからね。
手元や腕を先行させないようにするにはどうしたらいいか。
それは意識して下半身を先に動かすこと。
トップの位置からダウンスイングに入る切り返しで下半身が先行して動き出せば、
上半身は遅れて動き出してもすぐに下半身に追いつくはずです。
手の動きは考えずに、まずは一番鈍感な腰元を含むお尻周りを始動させることでダウンスイングを開始しすれば、手は一番後から勝手に追いついて、というより追い越していきます(そのくらい手元とお尻周りの動くスピードは違います)。
海外では「ゴルフスイング=ヒップターン」と言われるのも頷けますよね。
あとは、一番鈍感なお尻周りを急に動かそうとしてもなかなか上手くいかないという人は、わき腹を意識すると下半身主導で体を動かしやすいかもしれません。
アドレス後のバックスイングの始動は右わき腹を、トップからの切り返しの始動は左わき腹を斜め後方にターンさせていくようなイメージで動かすと、上手く下半身と連動しやすいかもしれませんよ。
興味のある方はお試しあれ!
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!