初心者
Nick Jagger
ゴルフは30センチのパットから始めると、簡単に100が切れる!?
これからゴルフを始めようとする人がいたら、あなたはまず何から教えますか?
あなたが初めてゴルフクラブを握った日を思い出してみてください。
まず、クラブの握り方を教えてもらって、7番アイアンぐらいで力一杯ボールを打ったという人が多いのではないでしょうか?
その結果、これがボールに当たるどころか、クラブは空気だけを切り裂き、ボールは1ミリも動かなかったなんていうのがゴルフ初体験という人も多いはずですよね。
フルスイングから始めた人の半分はゴルフをやめてしまう
「おかしい、なんで当たらないんだ……」
特に野球やテニスのように速いボールを打ち返していた経験のある人ほど、止まっているボールを打つなんて簡単だと思っていたことでしょう。
そんな人は、それ以降スイングの迷路へとはまり込んできたことでしょう。
そして、何年やっても100も切れないという人が、世の中にはゴマンといるのです。
アメリカでのある調査によれば、最初にアイアンのフルスイングからゴルフを始めた人の半分は、欲求不満と上達の見込みがないことを理由にゴルフをやめてしまうということです。
30センチのパットとフルスイングから始めた人の驚くべき結果
アメリカのスポーツ心理学者がこんな実験をしたそうです。
ゴルフのビギナーを2つのグループに分け、1つのグループはアイアンのフルショットから教えました。
そして、もう1つのグループには1フィート(約30センチ)のパッティングから教えたそうです。
こうして時間をかけ、2つのグループが初ラウンドを迎えたわけですが、はたして、結果はどうなったのでしょうか?
パットから教わったグループは、アイアンのフルショットから教わったグループよりも、平均して17打も少ない打数でラウンドできたというのです。
3ヶ月で簡単に100が切れる!?
しかも、パットから始めたグループの3分の2の人が、初ラウンドで100を切ったと言います。
彼らの多くは、初の実戦ラウンドにもかかわらず、それほど緊張する様子もなく、自信を持ってプレーしていたと報告されています。
30センチのパットが確実に沈められるようになれば、徐々にその距離を伸ばし、次にアプローチショットの練習を始めます。
ここまでが大体1ヶ月です。
そして、最後の1ヶ月でミドルアイアンからドライバーを練習します。
こうして3ヶ月経ったところでゴルフコースで実戦デビューした人たちは、嘘みたいに簡単に100が切れるという結果が出たそうです。
100を未だに切ったことのないというゴルファーの皆さん、すべてをリセットして、30センチのパットからやり直したらいかがでしょう(難しいかもしれませんが……)。