ゴルフスイング
おっ3
『インパクトはアドレスの再現』って本当?
『インパクトはアドレスの再現』って良く聞きませんか?
写真は、アダム・スコットのインパクトですが、いかがです?
アドレスを再現していますか? 右足かかとは地面を離れて、腰も肩のラインも開いています。
では、『インパクトはアドレスの再現』ってどういうことなのでしょうか?
アドレスの形!
アダム・スコットのバランスの良いアドレスです。
両目・両肩・腰・両膝・両足のすべてが、目標方向に向かって平行なライン上にあります。
両肘には力感がなく、グリップを頂点に肩のラインと三角形を作っています。腕とシャフトの角度、右手首の甲側と前腕との角度、すべてにおいて理想的です。
表紙の写真と比較すると一目瞭然、肩・腰・膝のポジションはまったく異なります。
では、『インパクトはアドレスの再現』というのは、ウソなのでしょうか?
ここがポイント!
アイアンショットのインパクト直後の写真です。
アドレスを再現しているポイントがあります。読者の皆さんならば、おわかりの方が多いのではないでしょうか?
1.両目を結んだライン
2.腕とシャフトの角度
3.右手首の甲側と前腕との角度
上記の3点は、見事にアドレスを再現しています。
この3点が重要な理由は、
1.は、方向性とボールのつかまりを生む
2.は、身体の回転主導のスイングの結果
3.は、強い球筋の源
それぞれ重要なポイントですね。
回転運動だから動きの中でつかまえる!
『インパクトはアドレスの再現』については、1枚の写真で比較すると誤解を生じる場合もあるかもしれません。
スイングは、言うまでもなく回転運動です。しかも下半身と左サイド先行の動きです。
腰(ベルトのライン)⇒肩⇒腕⇒クラブの順番で動きます。
そのため、前の段落で書いた3つのポイントが再現されることがナイスショットを生む鍵となります。
両脇を絞めると、グリップを頂点に両肩を結ぶ三角形は、アドレスとほぼ同じ形になります。
ただし、この三角形は意識して保つものではありません。
上記3つのポイントを意識したスイングの結果としてできるものです。
次回の練習の際にお試しいただけると幸いです。