ゴルフスイング
もーりー
男子プロがドライバーショットを『ダウンブロー』でインパクトさせている理由
皆さんゴルフを楽しんでいますか!
こんにちは、ライターのもーりーです。
ドライバーといえばアッパーブローで打つのが定石ですが、最近の男子プロは『ダウンブロー』気味にインパクトさせて打つのが主流になりつつあるのだとか。
でも、だからといって我々アマチュアが真似すると痛い目に遭うわけで……。
男子プロはドライバーショットも『ダウンブロー』が主流
男子プロ、特にアメリカPGAツアーでは、ドライバーショットも『ダウンブロー』気味に当てて打つのが主流になりつつあるのだそうです。
松山英樹選手やローリー・マキロイ選手で-1.0~ー1.3度で、ジョーダン・スピース選手あたりだとー1.8度のダウンブロー軌道でインパクトさせているそうです。
ツアープロ全体の半分以上がドライバーではダウンブローでインパクトさせて打っている、というデータもあるようです。
また、ダウンブローでインパクトをさせていないプロでもほとんどがレベルブローにインパクトさせているそうで、従来のアッパーブローでドライバーショットを打っているプロはごくわずかだとか。
ただ、これは男子プロにおいて顕著なだけで、女子プロについてはレベルブローよりアッパー気味にドライバーショットを打っているわけで……。
ヘッドスピードと高い技術があってこそ
では男子プロは、どうしてドライバーを『ダウンブロー』気味に打っているのでしょうか。
男子プロになると、ヘッドスピードが50メートル/秒(m/s)を超えてくるのが当たり前になってきています。
速いヘッドスピードでなおかつアッパーブローで打てば飛距離を稼ぐことができますが、ここで問題が生じます。
50m/sを越えるヘッドスピードでアッパーブローで打つと、今度は方向性が安定しなくなるのです。
いくら最大飛距離が出ても、OBやラフにつかまってばかりではスコアが伸びません。
そこでダウンブロー気味にインパクトをすることで、多少は飛距離をロスしても方向性を安定させている、というわけなんですね(それでも300ヤード以上飛ばせるわけですから……まさに化け物です)。
あとは、普通はダウンブローでインパクトなんかさせたら球が上がらずに飛距離をロスしますが、男子プロには高い技術があります。
ダウンブロー気味にインパクトさせつつ、いっぽうでフェース面の当たる位置やシャフトのしならせ方などを巧みに調整して、飛距離が出せる打ち出し角度(14度前後)をしっかり確保しているのです。
また、各クラブメーカーの努力もあり、低スピンや打ち出し角度をクラブが手助けしてくれることも、ドライバーの『ダウンブロー』インパクトを後押ししているのでしょう。
女子プロのような緩やかなアッパーブローかレベルスイングを目指しましょう
ですから、我々アベレージゴルファーが男子プロのように『ダウンブロー』でのドライバーショットを真似するのは、お勧めできません(例外はヘッドスピードが48m/s以上でどうにも方向性が安定しない人くらいですね)。
いっぽう、女子プロがどうしてドライバーショットでダウンブロー気味にインパクトさせないのか。
男子プロよりヘッドスピードが遅め(40~43m/s)な女子プロの場合は、最大飛距離を出すのに、従来のアッパーブローで打つのが一番効率がいいからです。
そうです、我々アベレージゴルファーは女子プロを参考にすべきなんです!
とはいえ、クラブの進化もあるので、極端なアッパーブローの必要はありません。
角度にして5~7度くらいの緩やかなアッパーブローがベストですかね。
最新クラブを使っているなら、レベルスイングでも十分に球は上がるでしょう。
くれぐれも男子プロの真似をしてダウンブローでドライバーショットをしないように!
というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また!