ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
60歳の誕生日までに100を切るのが目標のa子様(その2)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、『60歳の誕生日までに100を切るのが目標のa子様(その2)』です。
トップの形やトップの作り方の練習をしたお話です。
高めのトップは、不安定で同じトップにできません
a子様の2度目のレッスンのはじめにa子様から質問が3つあり、それにお答えしてからレッスンを始めました。
内容は、以前からの疑問や私の本に書いてあることなどです。
レッスンの時に質問をしてくれるのは、その方が何に悩んでいるのかを知る、良いきっかけですので大歓迎です。
レッスンは、現在のアウトサイドインのカット軌道をインサイドアウト系のスイング軌道に修正することから始めます。
そのために、現在の高いトップ(脇が開き不安定になります)から引き下ろすスイングを少しフラットにして、右脇の閉まった“出前持ちスタイル”のトップを作る練習をしていただきました。
タイガーのトップ
練習方法は、等身大の鏡を見ながら行います。
アドレスから出前持ちスタイルのトップを作るまでを何回も何回も行い、良い形のトップがスムーズにできるまでを練習します。
それを私が見ながら、オンプレーンになっているか、外に上がったりインサイドに引き過ぎていないかをチェックします。
このオンプレーンになっているか、オンプレーンになっていないかをご自分で判断するのは、自分では見えない場所で起こっていることなのでとても難しいです。
そのため、スイングプレーンのきれいな(≒スイングがきれい)方が少ないのだと思います。
ご自分でチェックをするのなら、最低月に1度はご自分のスイングを録画して見ないと、知らないうちに余計な動きやクセが付いてしまいます。
スイングは、余計な動きを取り除きできるだけシンプルにすることが、リピータブルで効率の良いスイングになっていきます。
そうすれば、緊張した時にでも同じ動きができます。
コンパクトなトップにする練習
練習場では成功するまで何度も打てますが、コースでは一発勝負です。
タイミグの取り難いクセのあるスイングでは、良いスコアを出し続けることは困難です。
高いトップは理想的に見えるかもしれませんが、実は、トップの位置も不安定で、しかも再現性が低く、力のある方にしかできないのです。
それに比べて出前持ちスタイルのトップは、重い岡持ちを長い間支えることのできる形です。
良いトップが作れたら次はインパクトからフォローをレクチャーさせていただきます。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。