ゴルフスイング
Nick Jagger
プロがグローブを外して、アプローチをする理由とは?
プロのトーナメントを観ていると、パッティングのときにはグローブを外し、素手で打つ人がほとんどですが、時折、アプローチショットを打つ時もグローブを外す人がいますよね。
何か理由でもあるのでしょうか?
バンカーショットの時にも、グローブを外すミケルソン
注意してトーナメントを観ていると、結構アプローチショットの時にグローブを外しているプレーヤーがいます。
フィル・ミケルソンは、グリーン周りであれば、バンカーショットの時もグローブを外しています。
タイガー・ウッズは、着けていたり、素手で打っていたり、状況によって違います。
転がすアプローチでグローブを外すタイガー
タイガー・ウッズについて、以前、片山晋呉がこんな解説をしていました。
「マスターズに出た時に気付いたんだけど、転がしのアプローチの時にグローブを外して、ロブショットや低く出してスピンを強くかける時には、グローブをはめていましたね。多分、ヘッドスピードが必要なアプローチショットの時はグローブを外さないのでしょう」
チップインを狙う時に外すプロもいる
タイガーのように状況によってグローブを外す日本の某プロによると、「基本的にアプローチショットを打つ時にはグローブをはめていますけど、ダウンヒルでピンが近くにあったり、とても難しい寄せの場面で、繊細なタッチが必要な時は外します。それは手のひらの感覚が大切だから」と語っていました。
また、「寄せにいく時はグローブをしたままだけど、チップインを狙う時には素手で打ちます」というプロもいます。
プロゴルファーは、それだけ手の感覚を大事にしているのです。