克服しよう！　冬の薄い芝からのアプローチ

冬の薄い芝や土がむき出しになっているようなライ（地面）からアプローチすることは、難度の高いショットとなります。

クリーンに当てなければという心理的な要因もあり、アプローチをさらに難しいものにしてしまいます。

どのようにショットすれば良いのか紹介します。

冬の芝はもちろん、林の中のベアグランド（むき出しの地面）などでも使える考え方です。

ボールの側面を横から払い打つ感覚が大切

ボールを鋭角にヘッドで叩いてしまうと、打点が1点になってしまうので、アプローチが難しくなってしまいます。

鋭角に叩かないようにするためには、ボールの側面を真横から払い打つイメージでショットすることが大切です。

手首をあまり使わずに、ホウキで地面を払うようにクラブを動かすイメージを持つといいでしょう。

真横から払うイメージにすると、インパクトゾーンが長くなり、極端なミスが減るはずです。

より正確にインパクトするためには、ボールの位置をやや右寄りにするといいでしょう。

クラブは短く持ち左足体重でアドレス

このようなシチュエーションの場合、クラブは短く持つことが大切です。

また、スイングの無駄な動きを排除するためにも、アドレスにて左足体重に構えるのが良いです。

テークバックからトップ、インパクトにかけての無駄な動きを排除することができます。

スイング中も左足体重のままにし、体重移動をしないようにすることも大切です。

ボールをクリーンにヒットしやすくなります。

スイング時は左右の動きができるだけ出ないように心がけましょう。

ショット時の目線も大切

冬の薄い芝からのアプローチでは、目線を意識することも大切です。

心理的にはボールに直接当てたいという気持ちが先行してしまうでしょう。

しかし、手先の加減でボールに当てに行くとインパクトが緩むためミスになってしまうことが多いのです。

この場合は、目線を変えることでボールにクリーンに当てることができるようになります。

ボールの左側を見ながらインパクトするように心がけてみましょう。

体の上下の動きが抑えられるようになりますので、きっちりとボールをヒットできるようになります。

クリーンに打つためには？

薄い芝でのアプローチでは、バウンス（クラブの底の出っ張り）が邪魔になることがあります。

バウンスが硬い地面に当たり、クラブが跳ねてトップしてしまうのです。

このミスをなくすためには、なるだけバウンスが出っ張らないようにすることです。

そのためには、フェースをスクエアに構えます。

フェースをスクエアに構えて、前述した方法で緩やかな軌道でボールを打てばクリーンにヒットすることができるでしょう。