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ゴルフスイング

おっ3

力を逃がさず飛ばすためのフットワークには、すねの傾きが重要!

JGTO青木会長の柔らかいコントロールショットです。

注意してご覧いただきたいのは、両膝が粘っていること、左足がめくれていないことです。

青木プロと言うと『パターと小技の名手』というイメージですが、実は飛距離も出るんですね。

その源となる、フットワークについて最近のおっ3のレポートをします。

力を足の外に逃がさない!

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スキーを始めると、一番最初に教えてもらうのがご覧の『プルークボーゲン』です。

スキー板の先端を合わせて後端は広くしてハの字型(プルークスタンス)を作り、制動をかけながら向きを変える滑り方をこう呼びます。

この時は、足裏の親指側を雪面に押し付けるようにすることでスキーの内エッジで雪面を切るようにして制動します。

こうして力を足の内側で制御するとバランス良く滑ることができます。

『プルークボーゲン』では、すねを少し内側に傾けることで、力を足の外側に逃がさないカタチを作ります。

この形、タイトルの青木会長の左足の膝下とほぼ同じなのです。

すねを少し内側に傾ける形は、力を足の外に逃がさない役割を果たすと言えるのだと思います。

トップでは!

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女子ツアーNo.1の飛ばし屋(※)、葭葉ルミプロのトップです。※2019年5月5日現在

トップの写真は正面から撮ったものがほぼ見つからないので、こちらで確認してくださいね。

力が溜まった右足には、筋肉が浮き出ています。この時の膝の位置は、アドレスから動いていないと思います。

ちょっと試していただきたいことがあります。

足の筋肉にハリを感じるように、このトップの形を真似してみてください。

アドレスで右すねを少し内側に傾けたままでスイングすると、このトップの形が作りやすいことを体感していただけると思います。

ダウンからフィニッシュまで!

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ドライビングディスタンスでは、葭葉プロを僅差で追う松田鈴英プロ。『左の壁』がしっかりとできています。

左すねは、ほんの少し内側に傾いたままで、左足の内側でしっかりと地面を踏みしめています。

爪先がめくれ上がるように動きは、ここでは見られません。

こうして踏ん張ったままで、左股関節の上で上半身が回ってフィニッシュを迎えます。

タイトルの青木会長の左足の使い方とほぼ同じ形です。

回転するスピードとパワーを逃がさず、効率良くボールに伝えるフットワークのポイントは、すねの傾きをキープして、足裏内側で力を支えるフットワークにあると思います。