ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
スイングがこんがらかってしまっているt様のお話(その3)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、スイングがこんがらかってしまっているt様のお話その3です。
ゴルフは、いろいろな動きの組み合わせでできていますから、一つ間違ってしまうと、どんどん複雑に連鎖してしまいます。
こうなりますと、迷路に入り込んだようなものですから、容易に道が開けません。
イントゥストレートのヘッド軌道
スイングがこんがらかってしまったt様ですが、イントゥストレートのヘッド軌道に戸惑いながら3回目のレッスンです。
t様は熱心で、週に2回お見えになりました。
t様「少し光が見えて来ましたので、少し集中して来させてください」
私「鉄は熱いうちに打てですね。熱心な方は、大歓迎です」
先日行った、イントゥストレートでの軌道で少し練習をして、おさらいをします。
この日は、イントゥストレートでのハーフスングを練習します。
やり方は、右肘を支点として、スナップを使いグリップエンドをボールに向けます(グリップは、シッカリと握ります)。
t様「グリップは、ゆるく握るのではないのですか?」
私「スイングの軌道ができていなかったり、トップが不安定な方がゆるゆるグリップでは、安定したトップになりません。ゆるゆるグリップは、スイングのしっかりとでき上がったプレーヤに当てはまることです。今は、シッカリとグリップしてください」
ハーフスイング
スナップをフルに使いますが、それだけではグリップエンドがボールに向きませんので、右肘を少し曲げてグリップエンドをボールに向けます。
テークバックは、グリップエンドがボールに向くまでです。
ダウンスイングは、トップでフェースは開いていますので、フェースをボールに正対(直交)させるように戻します。
インパクトでフェースがボールに正対したら、そのままフェースを前に押し出します(アンダースローでボールを投げる要領です)。
「真っすぐにフェースを押し出す」という部分がとても大切です。
「真っすぐ」がボールの方向を決めます。
「押し出す」という部分が、強く叩くという動作をする時に必要です。
この動きを練習する時にはユックリと行い、ヘッドの向きや軌道を頭で理解して体にも覚えさせ、違和感なく動くように何度も練習をします。
イントゥストレートのヘッド軌道がライン出しになります
t様の場合、私が前に座り低くティーアップしてユックリと打ってもらいます。
良くない部分を注意しながら、頭と体に記憶してもらいます。
動きに慣れて来ましたら、少しずつ強く打ちます。
その場合、インパクト以降ヘッドを低く長く真っすぐに出します。
この真っすぐができません。コツはユックリと打ち、打ったボールの後をヘッドが追いかけていくようにします。
このイントゥストレートのヘッド軌道がライン出しになります。
上記のような、イントゥストレートでのハーフスイングを練習して3回目のレッスンを終えました。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。