ゴルフスイング
Nick Jagger
ミスパットになる要因は4つ!自分のミスはどれかしっかり認識しよう!
ロングパットが寄らない。ショートパットが入らない。
その原因は人それぞれですが、共通するミスパットの原因について整理しましょう。
それには、寄せるため、カップインさせるためには、何が必要か考えてみればいいでしょう。
アドレスに入る前にするべきこと
グリーン上のボールをマークして、カップを見ます。
このときゴルファー誰しもが最初に感じるのが距離でしょう。
カップまで何メートル、あるいは何歩あるのか。カップまでは上っているのか、下っているのか。
それらを感じるなり、歩測するなりして、さらにグリーンの速さも加味して、タッチをイメージします。
次にすることはライン読みです。
真っすぐなのか、左右どちらに曲がるのか、あるいはスネークラインなのか。
曲がるとすれば、そのブレイクポイントはどこにあるのかをチェックします。
そしてもう一度グリーンの速さを加味して、最終的に狙うポイント(仮想カップ)を決定し、さらにそこへ打ち出すための目標(スパット)を設定します。
通常、ゴルファーはアドレスに入る前にこれだけのことを実行しているわけですが、その作業はすべて脳の中で行われています。
使われるのは主に視覚ですが、脳内にはこれまでのパッティングに関しての膨大な情報がインプットされています。
そこから必要な情報を引っ張り出してきて、目の前のパットに役立てようとします。
こうして脳内でラインとタッチを決めてから、初めてアドレスに入るわけです。
パットを成功させるための4つの項目
そこから先はテクニカルな問題になります。
つまり、狙った方向にイメージ通りの距離感で打てるかどうかが問題になります。
そして、その通りにストロークできたとき、そのパットは少なくとも技術的には完璧だということです。
そして、カップインという結果になれば、脳内作業である距離感とラインの読みも完璧だったということになります。
というわけで、パットを成功させるためには、
●距離感の読み
●ラインの読み
●狙った方向に打ち出す技術
●イメージしたタッチを再現できる技術
の4つの項目が正しく実行されなければならないのです。
逆に言えば、この4つのうち、ひとつでもミスると、そのパットはカップインしないということです。
自分のミスは4つの要因のどれかを知ること
パッティングが上達するためには、ミスパットの真の原因を明らかにしなければいけません。
その原因はこの4つの項目の中に必ずありますし、それが複数ということもあります。
入らなかったときは、必ずその原因を明らかにしておくことを習慣にすることです。
さらに、パットが苦手という人は、4つの要素のうち、特に自分に欠けているものがなんなのかを探るべきでしょう。
それに気づけば、対策の立てようもあります。
何はともあれ、ミスを繰り返さないためにも、ミスの本質を自覚することです。