ゴルフスイング
PAR RUSH 01
グリーンカラーからパターでスコアアップ!~上達シリーズ第61回
グリーンへナイスショットだったのに、ほんのわずかにショートしたり、少しオーバーしたり、左右にぶれてグリーン周りのカラー(グリーンエッジ)に止まっていることがあると思います。
このような時、皆さんはどんなクラブでピンに寄せようと考えますか?
今回は、パターでピンに寄せていくという考え方をご説明します。
目次
グリーン周りのカラーだったら、どのクラブを使いますか?
行ってみたら、カラーにボールが止まっている状況を見て、皆さんはどのクラブで寄せようとしますか?
この時の判断は、カラーでもグリーンから近い距離、例えば5~10センチであれば、パターでピンを狙うと思います。
でも、グリーンから50センチや1メートル離れていたら、どうしますか?
この時の判断は迷うでしょう。
アプローチが得意な方であれば、転がす、上げるなどのアプローチを考えて、それに合わせたクラブをチョイスすることになると思います。
その選択も正しいと思いますが、次のパットを1パットで沈められる可能性がある距離に寄せることができるかどうかが、判断基準の分かれ目ではないでしょうか。
パターの別名を知っていますか?
パターは、別名「テキサスウェッジ」と呼ばれています。
この別名は、米国・テキサス州のゴルフ場が乾燥していて、グリーンが固くて止まらなかったので、パターで転がすのが最も有効だったことから、この名がついたようです。
この別名でも言われている通り、パターをウェッジの代わりに使用することは、大いにあることなのです。
ところが、アマチュアはグリーンを外すと、すぐにウェッジ類を持ち出してアプローチをしようとします。
もちろん、アプローチで上手く寄せることができれば、それが上達につながることは事実ですが、スコアを考えれば、何が一番寄るのか、寄せることができるのかを考えてクラブを選択すべきです。
転がすことが間違いのないアプローチだと考えれば、ミスが最も少ないのは間違いなくパターです。
自分の基準の物差しを持って、カラーや花道からパターでスコアアップを目指しましょう!
でも、カラーからパターを使う場合、芝が伸びているカラーの部分をどのくらいの強さで打てば勢いを食われずにボールがピンに寄っていくのでしょうか?
これが難しいから、ウェッジを使うという方も少なくないでしょう。
その通りで、カラーなどからパターを使う場合には、強弱がわからないというのが本音でしょう。
それでは、カラー部分の距離をグリーン上で換算するとどのくらいと見るかの基準となる物差しを決めておけば、どうでしょうか?
私はこのようにして基準の物差しを作っています!
このカラー部分を換算する自分の物差しを私は、次のように作っています!
★例えば、カラー部分が50センチだとすると、グリーン上の距離に、カラー部分の3倍の距離を加えてパットの距離とします。
☆朝の練習グリーンで、あえてカラーからパットをします。この時に、この物差しに合わせて練習してみます。
★この基準は、パットの打ち方による強弱によって違ってくると思います!
かく言う私も、カラーからパターを使うのは、最も寄る確率が高いと自分で判断をした場合のみです。
でも、この基準を作っておけば、闇雲に強弱がわからない状態ではなく、自分の物差しでパターを使えます!
さあ、皆さんも、“テキサスウェッジ”を上手く使って、スコアアップを目指してはどうでしょうか!